ドキッ★桃色体育祭-撲滅投球編-
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桃色体育祭-撲滅投球編-
「よっしゃああああ!!春が居てくれりゃ百人力だぜ!!」
わたしが「ドッヂボールを応援したい」と言った途端、平助くんはガッツポーズして叫んだ。
「……春が決めたのなら仕方ない」
「だね。あーあ、なんか残念だなあ」
斎藤くんと沖田先輩はそれぞれ自分の競技場へ向かう。否、沖田先輩は保健室へ。
「よしっ!行こうぜ春!!」
「う、うん…でもあの、チアの格好に着替えて来るからちょっと待ってて?」
「お、おう…」
わたしは校庭の一角にある更衣室でユニフォームに着替えると、伊東先生に「女子たるものぶりっ子しなくてはいけませんわ」とプレゼントされたシュシュで髪を高く括り、平助くんの元へ急いだ。
「お待たせ平助くん!行こ?」
「お……春、お前、その…」
平助くんが何故かしどろもどろになりながら目を逸らす。
「…やっぱりおかしいかな?」
幼馴染みにまでも目を背けられると立つ瀬がなくなって、わたしも俯く。
「いや…そうじゃねえよ!!なんつーか…ホント、似合ってる」
…平助くんは時々、どきっとするような優しい声をする。
わたしは嬉しくなってありがとうと言うと、いつものように彼に手を引かれ競技場へと急いだ。
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