キュン★入学式は恋ラッシュ!
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式場には先生が勢揃いしていた。
「次は近藤校長の挨拶です」
「おう!皆の衆、学業に武道に力一杯励んでくれたまえ!以上!」
厳ついけど優しそうな校長先生だなぁ。
次は先生紹介。
「土方歳三、三番組の担任だ。古典を担当する」
「俺は永倉新八!体育は俺に任せろよな!」
「新八の体育は怪我人続出だからなぁ。山南先生が大変だろうに」
「私はいいんですよ、お陰で実験も出来ますし…」
…………え?
「あー、俺は原田左之助、十番組の担任だ。英語が担当だな」
横合いから口を出した先生は原田先生というらしい。
新八先生は熱血マッチョ、山南と呼ばれた先生は保健の先生だそうだ。優しそうな雰囲気。
原田先生も土方先生に負けないくらい美形だなぁ…
なんて、ぼんやり眺めていると。
「…ん?」
えっ?
原田先生がこちらを見て、ばっちり目が合ってしまった。
そして―――
(ち、近付いてくるっ!?)
原田先生の綺麗な顔が、気がつくと目の前にあった。
先生はすっと手を伸ばしてきて―――
「リボン、曲がってるぞ」
春の制服のリボンを直した。
「あ…ありがとうございます…」
「左之、そいつぁ俺のクラスの生徒だ。手ぇ出すんじゃねえよ」
後ろから土方先生の不機嫌そうな声が掛かる。
「まあまあ、俺は好意でだな…で、お前名前は?」
「あっ、百瀬春です…」
「ふぅん?…三番組の授業が楽しみだな」
彼は口の端を上げて軽く笑うと、職員の列に帰っていく。
―――初日から、なんなんだろう…。
そんなこんなで、入学式は終わりを告げたのだった。
つづく★
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