盲目フィルター★俺の嫁
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「百瀬っ!!無事か!?」
ガラガラッ
「ひ、土方先生に…原田先生…!!」
少なくとも一人はまともな人が来た―――
「チッ、学園の犬が集まって…」
「風間てめぇ!!補講サボッて何してるかと思えば…!!」
「…俺に古典など不要だ、と言ったのを忘れたのか?」
「だから卒業できねえんだろうが!!」
「嫁が手に入った今、それも過去の事…」
「嫁…?」
土方先生がぴくりと眉を動かす。
このままではいけない。
「ひ、土方先生!わたし嫁じゃありません!!助けて下さい!!」
土方先生は春の訴えに、鬼と化した。
「来やがれ、風間……てめえには情状酌量の余地もねえ…!!」
「くっ…!」
風間さんが土方先生の的確な蹴りを避けると、一瞬隙が生まれた。
春はその隙を突いて、風間さんを思いきり突っ跳ねる。
そして―――
「不知火、てめえの相手は俺だ!!またそんなチャラチャラした格好しやがって!!」
「てめっ、原田!お前に言われたかねーよ!!」
「仕方ねーだろ、なんでか俺が生徒指導になっちまったんだもんよ!!」
原田先生が不知火さんの襟首を掴み、廊下へ連行していく。
天霧さんは薄情にも先生二人に「宜しくお願いします」と頭を下げて、「では」と言うと行ってしまった。
「………はぁ」
何だか、どっと疲れた……。
「春、大丈夫か」
「あ、うん…ありがとう斎藤くん、それに平助くんに沖田先輩も…」
「気にすんなって!」
「また襲われたら、すぐに僕を呼ぶんだよ?」
―――こうして、粘着生徒会長との戦いの一日は終わったのだった。
つづく★
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