盲目フィルター★俺の嫁
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「…はい?」
あまりにも突飛な言葉に、春は間抜けな声を出した。
だが。
「…聞き捨てならんな」
「だね。春ちゃんは僕の嫁だし」
「バカ言ってんじゃねえよ!俺の許可が下りると思ってんのか!?」
斎藤くん・沖田先輩・平助くんと、三人は三者三様の言葉と殺気を放った。
「くくっ…学級委員の分際でこの俺に敵うとでも思っているのか?俺が何年この学園にいるのか解らぬほど馬鹿ならば仕方あるまい…」
「いや、ぶっちゃけそれは自慢することじゃねーぞ?」
「…仕方ありませんね」
天霧さんが席を立ち、目にも止まらぬ速さで―――
斎藤さんに向け手刀を打ち込んだ。
しかし。
ブンッ
斎藤さんの持った帳簿が天霧さんの鼻先を掠める。
「ほう…君は風紀委員でしたか…」
「…こいつには触れさせん」
斎藤くんが再び帳簿を小脇に構える。
だが、
「ほざけ…」
「わわっ!?」
いつの間にか、春の背後には風間さんが立っていた。
「くそっ…!!」
沖田先輩や平助くんが駆け寄ろうとするが、その間を与えず風間さんは後ろに飛び退いて距離を取る。
「ふん…顔、スタイル、スカート丈に絶対領域…こいつの価値は貴様らには解るまい…」
「てめぇ…解るに決まってんだろ!!」
「おっと、お前の相手はこの俺だぜ?」
不知火さんまで混ざってチョークを飛ばしているし、沖田先輩は何処から取り出したのか1メートル定規でそれを叩き落としているし、平助くんに至っては部活の竹刀を振り回しているし…
「はっ…離して下さい!!」
春は風間さんの腕から逃れようとじたばたする、が。
「くく…『つんでれ』か?照れなくても良い」
ああ、誰か助けて下さい、色んな意味で―――
目眩すら感じた、そのとき。
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