キュン★入学式は恋ラッシュ!
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「ま…間に合ったあぁぁ!」
「はぁ、はぁ…平助くん、早くクラス行かないと!」
おおっ!?
そうだ、クラス…!!
春と同じじゃなかったら俺はっ…!!
「えーと、わたしのクラスは…三番…組……?」
「おっ俺は…!?」
どきどきしながら掲示板を見ると―――
「ぬぁにぃ!?8番組ってなんだよ!?」
見事に分かれてしまった。
「春…俺はもう…ダメだ…」
「わたしも平助くんと一緒じゃないと寂しいなぁ…」
ああ…そんな顔すんなよ春…でもそんな顔も可愛いぜちくしょう!
「じゃ、また後でだね…」
「おう…いつでもメールしてこいよ!」
「授業中にはメールしちゃダメだよ平助くん…」
と。
「おいお前!」
「はいっ!?」
春は突然後ろから声を掛けられびくっと肩をすくませた。
振り返ると、そこには………
素晴らしく整った顔立ちのスーツ姿の男がいた。
その人が、目が合った途端固まる。
ついでに手に持っていた帳簿を落とした。
「ええと…先生、ですか…?」
その言葉に彼ははっと我に返り、ひとつ咳払いをして帳簿を拾う。
「…三番組の生徒か」
「あ、はい…」
「名前は何という?」
「百瀬春です」
この先生、物凄く美形なんだけど―――恐い。
「あの、すみませんでした…遅れてしまって」
すると先生は辺りをちらりと見た後、小さな声で言った。
「今回だけは見逃してやる、とっとと教室に入れ」
「え?あ…ありがとうございますっ!」
春は急いで教室のドアを開ける。
そして先生は少し遅れて前のドアから教室に入ってきた。
「てめぇら席に着け!俺がこのクラスの担任、土方歳三だ」
その一喝で、それまでざわついていた教室がしんと静まり返る。
春は急いで自分の席を探し、そこへ向かうのだった―――。
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