ワガママ★屋上ブロッサム
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あの、それじゃわたし…戻りますね?」
「何言ってるのさ」
「え?…きゃっ!!」
僕は身を引こうとした彼女の腕を引っ張った。
バランスを崩した春ちゃんは、いとも簡単に僕の横に倒れる。
「何の為に呼んだと思ってるの」
僕はにっこり笑って見せる。
真っ赤になる彼女。
「で、でも授業がっ…!」
「こんなお天気の日に、授業なんて勿体ないと思わない?」
「思いません!!」
「あ、桜」
僕は聞こえないふりをして、春ちゃんの髪の隙間から桜の花弁を見つけ、つまみ上げた。
我ながら子どもっぽいと思うけど、しっかりと握った手は放してやれなかった。
「君のこと、教えてよ。僕のこともたくさん知って?」
一くんに怒られちゃうかもね。
でも今は、僕のもの。
つづく★
</font>