キュン★入学式は恋ラッシュ!
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「平助くんっ!はやくーっ!」
「んぁー?なぁにそんなに慌ててんだよ春…」
入学式当日。
玄関先のチャイムを連打されてようやく出てきた平助の目に飛び込んできたのは―――
(うおっ春の制服姿…!やべぇ、可愛すぎるぜ…!)
今日から同じ高校、『薄桜学園』に通うことになった幼馴染み春―――
の制服姿と、今にも泣き出しそうな顔だった。
「な…なぁにそんなに慌ててんだよ?まだ、えっと…50分もあ……」
平助は腕時計に目を落とし…
「うおっ!?と、時計、と、と、止まって…!!」
「もうっ!あと20分しかないよ!」
「マ…マジで!?走るぞ春!!」
平助は春の手を取ってしっかり握り、新しい通学路を駆け出した。
「うっ、うん!」
春は生真面目に答えて後ろを駆ける。
こいつは全くなんでこう可愛いかなぁ…大体オレのことなんか置いてっていいし!…いや、やっぱそれは嫌だけど!
――――はっ!
「おい春、その…えっと…」
「…?なに、平助くんっ?」
「す、スカート気をつけろよ!!」
「…はいっ!」
走らせている自分が言うのも何だが、春は文句を垂れるどころかそう応えてくれる。
何より、他の野郎に春のスカートの中を見せる訳にはいかないんだよおぉぉおっ!!
平助は心の中で叫びながら、春に合わせて少し速度を落とした。
目指すは―――薄桜学園!
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