WEB拍手お礼第一弾
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拍手御礼!!
SSL番外編ーニヤッ★天才策士の微笑みアフタヌーンー
「山南先生」
「何ですかサボり中の沖田総司くん」
「この赤いの何ですか」
「ふふっ…流石は沖田くん、お目が高い…それは恋若水(こいにおちみず)という薬です」
「恋若水(こいにおちみず)?で、なんの薬?」
「それが…生徒で実験したのですが発狂して倒れてしまい…あ、このことは内緒ですよ」
「この薬ちょっとくれたら黙っててあげますよ」
「ほう…良いでしょう、ですが『彼女』に飲ませるのは危険ですよ」
「…どうしてそう思うの?」
「彼女が発狂すれば男子諸君が黙っていないでしょう…君一人で守れるとは限りません」
「……成る程ね」
教務員室。
(とりあえず先ずは土方先生で実験かなー。ってかあの人以上に面白くなりそうな人いないし。
何にもならなかったら発句集でもくすねてくればいいや。
よし、ほんのちょっとこのコーヒーに入れてと…)
あ、土方さん来た。
「せんせえー補修受けに来まし…」
「あぶないっ!!」
「え?なんで総司?」
「くっ…てめえの仕業だったか総司…!!そいつをこっちに寄越せ!!」
「え、何なの」
「説明は後!逃げるよ!!」
「え…めんどくさ…」
「ふう…撒いたか…。まさか君が来るなんて思わなかったよ」
「ちょっと意味がわからないんだけど」
「実はかくかくしかじかで…とにかく君は追われてるんだよ」
「へー。補修やんなくていいよね?ラッキー」
「こっちか!?」
「くそっ…この声は風紀委員!!土方さんめ、卑怯な人だ…!!」
「そろそろ帰りたい」
「僕が守って見せるからね!行くよ!!」
「沖田、そこにいたんだね?」
「くっ、薫まで…よし、屋上なら僕のテリトリーだ、走ろう!!」
「はぁ…なんで学校で鬼ごっこしなくちゃなんないの」
「まあそう言わずに」
バンッ
「総司、大人しく出てくれば彼女だけは悪いようにはしない」
「くそっ、ここまでか………ん?」
「其処だな、行くぞ!!」
ゴクッ。
「総司…な、何を飲ませたの…!?」
「ごめんね、でも発狂しても僕がいるよ」
「まさかこれは…恋若水(こいにおちみず)…!?」
「なんだ、君も知ってたんだ…」
「総―――」
ちゅ。
「…こういうことだからさ、帰ってくれるかな?」
「な、何故そいつがお前にき…キスなど…!?」
「一君ってMなの?僕たちの関係聞きたいんだったら聞かせてあげるよ」
「………くっ」
「よし、行ったみたいだ」
「……総司」
「ん?」
「一発殴っていい?」
「殴ったら発作出たときちゅーしてあげない」
「……性悪…」
こうして二人は恋若水によって結ばれた。
ありがとう山南先生!!
*end