キスミベイベ
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私、百瀬春は。
「オイコラ百瀬!またお前は授業サボって…!」
「いや!寄るなヘンタイ!」
「おまっ、誰がヘンタイだ!?」
こいつ、原田先生が―――
「きやああああ!!はーなーしーてー!!」
「バカお前、変な声上げんな!!」
大っっっきらいです。
<body background="http://id11.fm-p.jp/data/357/meltk1ss/pri/5.gif">キスミベイベ
「ちょっ、やめっ、くすぐったいから脇腹掴むなヘンタイ!」
「ヘンタイじゃねーよ!…ったく…なんで俺の授業ばっかサボるかねお前は」
「はい!せんせー!」
「お?なんだ?」
「せんせーが嫌いだからです!」
言った直後、ぱこん、と教科書で頭を叩かれる。
「いいいったああああ!!」
「嘘つくな。…ほら、教室まで大人しくしろ」
「……はぁい」
追い掛けに来るなら教科書くらい置いてきなさいよね、阿呆、と心の中で憎まれ口を叩いて、私たちは教室へ向かう。
―――三年間過ごしてきたこの学校とも、もうすぐお別れだ。
原田先生は授業なんて言うけど、ぶっちゃけた話もう授業なんてあってないようなものだ。
だというのにまるで癖のように私を追い掛け回すのは如何なものか。
「大体お前、最近英語の成績下がってんじゃねーか」
「…マジっすか?」
「マジマジ。こうなったらとことん教え込んでやる」
「え…やだ…」
「何フツーに拒否してんだよ。お前に拒否権は無え」
っつーことで、放課後補習な、と言われ言い訳を返そうとした直後―――
私たちは教室に着いてしまい、結局そこはほったらかせない私のこと、渋々原田先生のいる職員室まで出向いてあげることになった。
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