愛妻家の煩悩
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「そういうところも、好きなんですよ」
凛と、筋の通った声が襖の奥から聞こえた。
「他の女のひとに取られないように頑張ります」
―――ああ、俺は。
「お酒は飲みすぎないように注意します、短気なのは、それが、左之助さんの良いところだから」
俺は。
なんて、いい嫁さんを持ったんだろう。
「だから…」
がらっ、と俺は勢いよく襖を開いて、春の背中を抱き締めた。
「………そういうわけだから、こいつはお前らには絶対渡さねえよ」
はあ、と嘆息する男、三人。
「さっ左之助さん!?聞いてたんですか!?」
真っ赤になって見上げてくる春を、俺は一層強く抱き締めた。
「覚悟、できてるよな?」
「―――はいっ!!」
春のこの笑顔、俺が一生守っていくと決めたんだ。
追伸。
俺の嫁さんは、最高です。
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