ゆびきり
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
春ちゃんへ。
今年の桜も、君と見られてよかった。
ねえ、まだ少し寒くないかな。
ちゃんと羽織りを着るんだよ、君はいっつも無理をするんだから。
やっぱり春ちゃんには桜がすごく似合う。
初めて会ったときのこと、覚えてるかな。
君は僕のことすごく睨んでたし、僕は君のこと殺しちゃおうか、なんて言ったよね。
君みたいな目で僕を見る人に初めて会ったから、ちょっとからかっちゃった。
ねえ、ころころ変わる君の顔が大好き。
あと、人のことばっかり心配して倒れて逆に心配させるところも。
あと、からかうとすぐ真っ赤になったり、抱き締めると恥ずかしがって絶対目を合わせなかったり、変に自信家なとことか、僕のこと自信満々に話したりするとことか。
僕がいなくなってから、ちゃんと元気にしてますか。
泣いたりしてないですか。
ずっと一緒にいるんだから、隠れて泣くなんてやめてよ。
僕の声を、ちゃんと覚えてくれてますか。
僕は一度だって君の声も顔も、忘れたことなんかないよ。
君のことが、大好きです。
君を笑わせて見せるよ、今年の春も。
夏も秋も冬も一緒にいようね。
でもきっと、この文を読んで君は泣いてるだろうなあ。
誰かさんが約束してくれた通り、幸せにしてくれないと。
君が笑って隣に居てくれるのが、僕の一番の幸せなんだから。
それじゃあ、僕の大切な奥さんへ。
明日はきっと笑ってくれなきゃ駄目だよ。
総司より。