花火大会に行こう!
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「えっと…戻らなくて、いいんですか?」
そう訊く間にも、終わりを知らせるようにどんどんと花火が咲いては消えていく。
「今日はさ」
沖田さんが口を開いた。
「君にお礼と、僕の我が儘の日」
言葉の意図がわからず、首を傾げるけれど。
沖田さんはお兄ちゃんみたいな苦笑をして、花火ではなく私を真っ直ぐ見た。
「いっつも頑張ってついてきてくれるよね、君って」
大きな手が、私の頬に触れる。
「好きだよ、春ちゃん」
そりゃ、
沖田さんの足は引っ張るまいと。
頑張ってきたけれども。
「っ…」
そんな目で、優しい声で言われると、
蓋をしてきた気持ちが。
溢れ出てしまう。
「そんな…っ」
憧れてた。
それと同時に、好きになっちゃいけないって思ってたのに。
「ずるい…」
熱くなる頬と、目の奥の熱。
泣きそうになって隠そうとするけど、沖田さんの手で容易く捉えられてしまう。
「君を好きでも、いい?」
変わった告白になんとか頷いた途端、
唇が塞がれた。
「春ちゃん、好き」
花火の音を塞ぐほどの、小さなゼロ距離の声。
どきん、どきんと胸が鳴るのは、
どっちのせい?
熱く、唇を求め合う。
※裏夢へ
そう訊く間にも、終わりを知らせるようにどんどんと花火が咲いては消えていく。
「今日はさ」
沖田さんが口を開いた。
「君にお礼と、僕の我が儘の日」
言葉の意図がわからず、首を傾げるけれど。
沖田さんはお兄ちゃんみたいな苦笑をして、花火ではなく私を真っ直ぐ見た。
「いっつも頑張ってついてきてくれるよね、君って」
大きな手が、私の頬に触れる。
「好きだよ、春ちゃん」
そりゃ、
沖田さんの足は引っ張るまいと。
頑張ってきたけれども。
「っ…」
そんな目で、優しい声で言われると、
蓋をしてきた気持ちが。
溢れ出てしまう。
「そんな…っ」
憧れてた。
それと同時に、好きになっちゃいけないって思ってたのに。
「ずるい…」
熱くなる頬と、目の奥の熱。
泣きそうになって隠そうとするけど、沖田さんの手で容易く捉えられてしまう。
「君を好きでも、いい?」
変わった告白になんとか頷いた途端、
唇が塞がれた。
「春ちゃん、好き」
花火の音を塞ぐほどの、小さなゼロ距離の声。
どきん、どきんと胸が鳴るのは、
どっちのせい?
熱く、唇を求め合う。
※裏夢へ
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