花火大会に行こう!
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「お疲れさまです…!」
待ち合わせ場所にやっとたどり着いたときには、
既にこの暑さで限界滅入っていた。
「春ちゃん、お疲れさま」
沖田さんたちは既にみんな集まっていたみたいで、私を待っていてくれていたようだった。
「すみません、遅れてしまって…!」
慣れない草履で駆けつけると、沖田さんは唇の端を引いて笑った。
「…いいよ。似合ってるから、浴衣」
「う…」
なんとなく格好だけでも、と思って浴衣を着てきたけど、こんな風にストレートに褒められると、恥ずかしいやら申し訳ないやら。
「さ、行こうか」
そう言う沖田さんも浴衣姿。
あとの皆は私服だ。
もしかして、
結構本格的に楽しむつもりなのかーーー?
ていうか私も張り切りすぎちゃった…?
沖田さんの心情は読めないまま、
私はみんなに付いて歩いていった。
物凄い人混みを縫って、一歩ずつ。
「おい春、大丈ーーー」
「春ちゃん、ほら、掴まって?」
どうしても歩の遅くなる私を気遣ってくれた平助君の声は遮られ、
沖田さんが手を伸ばしてくれる。
「ちょっ…!」
「行こうか」
平助君が抗議の声を上げようとするそれすらも遮って、私たちは人混みの中、(平助君が)場所取りをしてあるところへ向かった。
「…わあ、ここなら絶景そうですね!」
平助君を先導にやっとたどり着いた場所は、対岸の打ち上げ場所を一望できる川沿いの特等席だった。
「平助にしてはやるんじゃない?」
相変わらず毒のある言い方をしながら、私たちはそれぞれブルーシートの上に落ち着いた。
「花火までまだ時間あるけど…」
「始めちまおうか」
「そうだな」
斎藤さんが肩に掛けていたクーラーボックスを下ろした。
さすがすぎる、素晴らしい気遣いだ。
「んじゃ早速…かんぱーい♪」
私たちはプシュっと開けた缶ビールを掲げた。
待ち合わせ場所にやっとたどり着いたときには、
既にこの暑さで限界滅入っていた。
「春ちゃん、お疲れさま」
沖田さんたちは既にみんな集まっていたみたいで、私を待っていてくれていたようだった。
「すみません、遅れてしまって…!」
慣れない草履で駆けつけると、沖田さんは唇の端を引いて笑った。
「…いいよ。似合ってるから、浴衣」
「う…」
なんとなく格好だけでも、と思って浴衣を着てきたけど、こんな風にストレートに褒められると、恥ずかしいやら申し訳ないやら。
「さ、行こうか」
そう言う沖田さんも浴衣姿。
あとの皆は私服だ。
もしかして、
結構本格的に楽しむつもりなのかーーー?
ていうか私も張り切りすぎちゃった…?
沖田さんの心情は読めないまま、
私はみんなに付いて歩いていった。
物凄い人混みを縫って、一歩ずつ。
「おい春、大丈ーーー」
「春ちゃん、ほら、掴まって?」
どうしても歩の遅くなる私を気遣ってくれた平助君の声は遮られ、
沖田さんが手を伸ばしてくれる。
「ちょっ…!」
「行こうか」
平助君が抗議の声を上げようとするそれすらも遮って、私たちは人混みの中、(平助君が)場所取りをしてあるところへ向かった。
「…わあ、ここなら絶景そうですね!」
平助君を先導にやっとたどり着いた場所は、対岸の打ち上げ場所を一望できる川沿いの特等席だった。
「平助にしてはやるんじゃない?」
相変わらず毒のある言い方をしながら、私たちはそれぞれブルーシートの上に落ち着いた。
「花火までまだ時間あるけど…」
「始めちまおうか」
「そうだな」
斎藤さんが肩に掛けていたクーラーボックスを下ろした。
さすがすぎる、素晴らしい気遣いだ。
「んじゃ早速…かんぱーい♪」
私たちはプシュっと開けた缶ビールを掲げた。