Dear my cake.
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「………人の気も知らねえでニコニコ笑いやがって……」
唇が離れて、俯く土方先生の顔は。
暗くてもわかるくらい真っ赤に染まっていた。
「危なっかしくて目、離せねえんだよ……っ」
もしかして、
ねえ、もしかして。
「わたしのこと、好き、なんですか?」
見つけてしまった不器用なところ。
可愛いところ。
「………悪ぃかよ……」
黒い髪に触れて―――わたしは思わず口づけていた。
「……この、鈍感」
煙草の味、囁くような甘くない言葉。
「もう逃がさねえ」
わたしを捕らえてそう言う顔はいつも通り不敵な土方先生。
「今まで散々我慢したんだからな」
「…生徒に迫られてたくせに…」
「俺はお前しか食いたくねえんだよ」
リボンが解かれたら伝えよう。
ずっとずっと、好きでした。
*end