お砂糖とS
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「痛っ……」
ふわん、と頭に何かが刺さった。
鋭利ではないんだけど、刺さった。
「なに…?」
なんだか変な夢を見てたようで、ちょっとだけ感傷的になってたのに。
髪を押さえながら辺りを見回してみると、
紙飛行機が一つ。
誰かのテスト用紙のようだった。
「沖田……総司?」
知らない名前だ。
ともかくテスト用紙なんていう面倒なものを拾ってしまったわたしは、一応持ち主の姿を探して振り返る。
「―――ねえ」
声は、降ってきた。
「それ、取ってよ」
逆光でよく見えない。
見えないけれど、
わたしは駆け出していた。
*end