第一章・第1幕【18年後の世界~未来から戻ってきた後の現代まで】
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前世の死に際論争に終止符を取り敢えず打ち、次の店に向かう私は急かすように彼の腕を引いた。
「ふふっ、怒っている君も素敵だけど笑顔になってもらわないと私も困るんでね?」
「誰のせいだと…!」
「ほらほら、ここだよ。ジューダス。」
とある店の前に来て足を止めると、彼は何の店か分からない建物を訝しげに見つめ、そして不審そうな目で私を見た。
看板もボロくて読めやしないここは、前世でよくお世話になった場所で、私みたいな異世界人相手にもかなり理解力のある人が営んでいるお店だ。
「ふふっ、入りたくないって顔に書いてあるけど?」
「……何の店だ、ここは。」
「まぁまぁ、騙されたと思って入ってみなよ。」
カランカランと古鈴の音が鳴り響く店内はとても暗く、やっているのかと普通の人なら諦めてここで帰るだろう。
私は彼の耳に口を近付け小声で話す。
「……ジューダス、この暗い空間に向かって“エニグマは無いか?”と聞いてみて。」
「……。お前が言えば良いだろう?」
「良いからいいから。さ、行っておいで。」
私は彼の背中を押し中へと押し遣った。
それに彼の眉間の皺が増えてしまったが、渋々私の言った言葉を口にした。
「……“エニグマは無いか?”」
「Masquerade」
「??」
「ふふっ、意地悪だね。」
しわがれた女性の声が帰ってきたが、その返しにジューダスは疑問の眼差しを暗い空間に向ける。
しかし何も帰ってこないと分かり、スノウを見遣るとその彼女は先程の言葉の意味が分かっている様な様子をみせ、笑いながら中へと入っていく。
慌てて連れ戻そうとしたが、一寸先は闇で思わず立ち止まってしまう。
「ジューダス、恐れないで。真っ直ぐ、前に進むんだ。」
「……全く、説明してからやってくれ。」
真っ暗で見えなくなってしまったスノウの言葉を信じ、一歩一歩を踏み出すジューダス。こんなに歩いているのに、何にもぶち当たらないのが奇跡というか、奇妙というか…。
『うぅ…、坊ちゃん、よくこの中を平気で歩けますね…!?』
「あいつが言った言葉を信じてやらなくてどうする。僕はあいつを信じる。」
途方もなく歩いた気がしたが、スノウの気配も、下手したら人の気配すら感じなかった。
寧ろこの空間は一体どんな広さを持っている?
歩いているのに一向に壁に当たることがない。
それを不気味だと感じながら相変わらず暗闇を歩いていると、急に誰かに手を引かれる。
しかしその手の持ち主はジューダスには直ぐ分かった。
小さくて、暖かな手をしているそれは…スノウの手だった。
「ふふっ、ジューダス。お疲れ様。」
「……あぁ。いい加減ここがなにか教えてくれ。不気味でたまらない。」
「そうだね。でもその前に……ジューダス、目を閉じてくれないかい?」
「今度は目か……」
「……だめ?」
「っ、わかった…」
小首を傾げたスノウを見て顔を赤くし、慌てて目をつぶったジューダス。
それを見て彼の両手を握りギュッと握りしめたスノウは、ゆっくりと目を閉じた。
「ジューダス、そのまま目を閉じていて?……“エニグマ、星屑をお願い”」
「目を開けなさい」
しわがれた女性の声がそう命じる。
スノウはそのまま目を開けるが、ジューダスは恐る恐ると言ったところだ。
しかし、細めにしていた彼も目の前の光景には目を見張り、その瞳を驚愕に染めた。
《満天の星空》
この光景を表すならば、その言葉がピッタリ合う。
建物の中のはずなのに、まるで外にいるかのように星空が見え、輝いている。
目を閉じるのが惜しくなるほどのその光景にスノウは目を細め笑顔で見遣り、ジューダスも徐々に喜びの感情を表した。
ジューダスが星空に夢中になっている間にそっとスノウは彼の右手の小指に指輪をはめた。
小さな宝石はアレキサンドライト。陽の光で色が変わる特殊な宝石で、この世界では防御の御守りとして使われている。
「(君が私を守ってくれると言うのなら……私はこれを君にあげよう。私なんかの為に怪我なんてしなくていい。だから、この宝石を贈るんだ。)」
輝く宝石は翠色で、星空に夢中の彼は未だにそれに気付いていない。
それに目を伏せた後、彼と同じく天を仰ぐ。
あぁ、綺麗な星空だ。
「綺麗だな。」
「そうだね。綺麗だ。まるで君の瞳のようだよ。君の瞳のように輝いて、目が離せない。」
「なっ…!?…お前はまたそういう事を軽々と…!!」
「ははっ、事実だろう?君の瞳のように深い紫紺のような空、そして星の輝きそのものも君の光る瞳のようだ。」
「……。」
頭を垂れ、沈黙してしまう彼にほくそ笑みながら星空を見上げた。
この繋がれた手はお互い離さないまま、上と下を向いた対称的な私たちは何処か可笑しく見える。
暫く沈黙すると思われたジューダスが漸く顔を上げる頃には、彼の顔の紅さも少しはマシになっていた。
そして、はたとその動きを止め一点を見つめる。
漸く気付いたか、とクスリの笑うと指輪と私を交互に見て不思議そうな顔をする。
「これは…?」
「今日の贈り物だよ。デートに付き合ってくれたお礼。」
本当は君への贖罪や、恩返しの意味もあるのだけど……君にそう言ってしまうと受け取らないだろうから伏せておくよ。
それに私とのデートに付き合って貰う度になにか贈り物が出来るなんて素敵なことじゃないか。
「いつの間にこんなもの買っていたんだ?」
「君達が喧嘩で剣を混じえていた時さ。その間に武器屋と防具屋に行ってきたんだ。……あの時はまさか、君達がまだ喧嘩しているとは思わなかったけどね。」
「あれは…!」
「ふふっ、良いよ。楽しそうで何よりだった。」
「(楽しくなどない…)」
不貞腐れていく彼はそれでも指輪から視線を外さなかった。
暫くはそれを見つめていたかと思うと、突然私の方を見たので首を傾げておく。
「どうしたんだい?…あぁ、お気に召さなかったかな?」
「いや違う。…毎度こうして贈り物を貰って申し訳ないというか…」
私を見ているジューダスは次第に目を細めると私の耳に触れる。
それが擽ったくて身を捻じれば少し困った顔をされる。
「そういえば、お前は装飾品の類いをつけていないな…。嫌いなのか?」
「嫌いではないけど、持っていても宝の持ち腐れだ。どうせすぐに死ぬ、と思っていたからね。折角の職人モノに悪いなと思ったんだ。」
「……またお前は…」
「ふふっ。今までの話さ。これからは君が私を守ってくれるのだろう?……だが死ぬ事はなくなったとしても…誰かに物を贈られた事も無いし、このままで良いんだ。」
思えば今までの人生で誰かに物を贈られた事は無かった。
前世は先程の理由で嫌煙していたし、その前の時もインドアな私に物を贈ってくれる人などいなかったに等しい。
今世でも必要ないと思っていただけに、それらを特に意識した事はなかった。
勿論、誰かにそういった物を贈る時は意識はすれど自分に買おうという気にはならなかった気がする。
……それに、私は貰うよりあげる派だからね。
その人に合ったプレゼントを考える時間も私には愛おしく感じる。その上贈った相手がどんな反応するのかというのも、あげる派の楽しみである。
だから断然、貰うよりあげる派だ。
私の耳に触れていたジューダスが手を下ろすのが分かり、我に返ると先程まで綺麗だった満天の星空はすっかり消えていた。
思考の沼にハマり過ぎたか、と僅かに後悔しここの店主へお礼を伝える。
「“エニグマ、イルカ”だ。」
「……memento mori.いや、それは言ってはいけないか、ねぇ…?そこの坊ちゃんのためにもねぇ…?」
その口調としわがれた声の所為で、余計に年寄りくさい物に感じ、スノウは思わず笑っていた。
ジューダスはと言うと、どこから声が聞こえているか分からないのが気に食わないのか、辺りをずっと警戒している。
「そこの坊ちゃんの為に新たな挨拶が必要だ。」
「貴女も変わらないようで、安心しましたよ。」
「……」
その新たな挨拶とやらを考えているのか黙り込んでしまった店主に苦笑を零していると、目の前の彼から不貞腐れた視線を感じた。
……どうやら解説してほしそうだ。
『何かの合言葉かなんかですか?難しそうな言葉を使っていますよね?』
「君達には馴染みのない言葉達だからね。奇妙に思うのは仕方ないさ。」
「……ここの店主は〈赤眼の蜘蛛〉…〈星詠み人〉か?」
「いや、違うよ。ここの店主はこの世界の人間だが少し変わっている御仁でね。こうした合言葉を使わないと話せないのさ。」
『うーん、難しそうな性格の人そうですね。』
「ふふっ、そうでも無いさ。慣れると楽しい。」
「解説頼めるか?」
「分かったよ。」
“エニグマは無いか?”というのは、挨拶の事さ。この店を利用する際の合言葉だと思ってもらえればいい。
彼女がその後、Masqueradeと答えたね。
マスカレード……つまり虚構という意味なんだが、それは彼女が君を揶揄ったんだ。
虚構は《事実でない事を事実らしく作り上げること》という意味があるんだが、彼女は初めてここに来たのにその合言葉のような挨拶をした君に対して皮肉や、挑戦状の意味も込めてそう返したんだ。
普通ならそう返されたら分からなくて困った挙句帰ってしまうか、不快な想いをして帰る筈なんだが君は帰ることなくその場で踏みとどまった。
それが彼女の信頼を勝ち取る行動だったんだ。
「……初めから言えばいいものを。」
「ふふっ、すまないね?彼女との約束なんだ。どうしても私はここに来たかったし、丁度いいから君を紹介したかったんだ。君なら私が中に入ったら仕方なく着いてくると信じていたよ。」
「……他は?」
“エニグマ、イルカ”だ。
これはお礼の意味を込めているんだ。
最初にも言ったエニグマというのは…まぁ、早くいえば“謎”という意味だ。
彼女のことを人はエニグマと呼ぶんだ。謎に包まれているからだろうけどね?
“イルカ”というのは彼女の好きな物なんだ。だから彼女へ感謝を伝える言葉はそれになるんだが…。
「……どうだい?着いてこれているかい?」
『うーん、本当に難しいですね?スノウは全部覚えているんですか?』
「勿論さ。彼女との対話が出来なければここは利用出来ないからね。」
「というより、ここはどういう店なんだ?」
「ここは彼女の気まぐれにより出来た店で、……そうだね、願いを叶えてくれる店、とでも言っておこうか。」
「……願いを?」
『そ、そんな神のような諸行が可能なんですか?』
「ふふっ。勿論全ての願い事を叶えてくれるわけじゃない。言っただろう?彼女の気まぐれにより出来た店だって。」
「……胡散臭い店だな。」
『ホントですよ……。スノウがこの店を利用する強者というのは分かりましたが…、僕ならこんな店に入りませんね…。』
彼女に聞こえたら怒られると思うけど、今は彼女も考え事をしているのが唯一の救いかな。
「……どうしても君にあの景色を見せたかったんだ。これから大変な事に巻き込まれていく君へのせめてもの手向けだ。」
「……その言い方はやめろ。まるでここで別れるみたいな…」
「それもそうだね。元より私は君の前から消えるつもりだったから、その前にここに来たかったんだけど……今は君にその贈り物のサプライズをしたくて来たんだ。これで許してくれるかな?レディ?」
「……ふん。」
完全にとまではいかないが、不貞腐れる彼に口元に手を当てクスクスと笑ってしまう。
その後、シャルティエが聞きたかったことがあるのか私に話し掛けてくる。
『話の途中で切れちゃいましたが、最後の……えっと、めめんと?なんとかってなんだったんですか?』
「……あぁ、シャルティエ。それを聞いちゃうかい?聞かない方がいいと思うけど?今よりもっとジューダスの機嫌が降下しちゃうからね。」
「……なんだ?」
眉間の皺を深くした彼がこちらを睨むようにして見ており、それに再び苦笑を滲ませる。
うーん、本当に言いたくはないんだけど…。
『そんな言いづらいことですか?それも坊ちゃんの機嫌が降下するって…、想像つきませんね。』
「…早く言え。」
「あー…、うーん、そうだね…。」
『へぇ、スノウがそんなに言い淀んだのは初めてですね。いつもなら上手く交わすのに。』
「からかわないでくれ。これでも一生懸命どう伝えようか考えているんだから。」
「そのままを言えばいいだろう?」
「うーん…、分かったよ。でも一つだけ約束をしてくれ。絶対に意味を聞いて怒ってはいけないよ?それは彼女に対しても失礼だ。…守れるかい?」
「分かった。」
即決する彼に困った顔になる。
彼は絶対に怒ると思うけど、取り敢えず約束を取り付けたし大丈夫だと信じたい。
「Memento mori.……それは“死を意識しなさい、死を忘れるな、自分が必ず死ぬということを忘れるな”という意味なんだ。彼女の別れの挨拶だよ。」
「っ!?」
『そ、そんな……!そんな挨拶…』
途端に拳を握った彼に、私は困った顔でその手をゆっくりと解かせる。
だから言ったじゃないか。君なら怒るだろう、と。
さっきの今でまさかこの言葉を話す事になろうとは思わなかったが、それでも彼女は君のための新たな挨拶を考えている。
だからそれで許して欲しい。
前世の私はそれを心に刻んで生きてきたから、何とも思わないけど君は……とても優しいから辛いだろうね。
「彼女は言っていただろう?そこの坊ちゃんの為に新たな挨拶が必要だ、と。君の言葉を聞いて挨拶を変えようと言ってくれるんだ。かなり寛大な処置だと思うけど?」
「……それでも、お前はあの言葉を聞いて前世を…生きていたのだろう…?」
流石ジューダスだな。
優しい心を持つ彼だから、そこに気付いてしまったのか。
「どうして…!」
「ジューダス。」
「っ」
顔を伏せ再び拳を握った彼に私はゆっくりと抱き締める事で彼を落ち着かせようとした。
すると意外と効果は絶大だったようで、力を入れていたことによる体の強ばりが徐々に解けていく。
最終的に彼は私を抱き締め返してくれたので笑顔を零した。
「前世の私にはその言葉は大事だった。心に刻み込まなければならない事だった。彼女はそれを見抜いてくれていたんだ。私の決意が鈍らないように応援してくれていた。そんな彼女を怒るなんてことは彼女に対して失礼だ。……でも、怒ってくれてありがとう。ジューダス。」
「っすまない、スノウ…。予想外な言葉だったんだ……!」
「ふふっ、反省出来ているのはいい事だ。さて、そろそろ彼女も新たな挨拶を思い浮かんだんじゃないかな?そうだろう?エニグマ」
「……前回とは違う瞳の輝き。何か吹っ切れた、……そう捉える。」
「あぁ、そうだね。彼のおかげだよ。生きるという事を意識するように言われたんだ。前世とは正反対だね。」
「 If it can be imagined, it can be created. 」
「!!」
「あんたはもう昔のあんたじゃないよ。幸せになりたいのなら、なりなさい。あんたはそれが出来る力がある。」
「『???』」
……言ってくれるね。
前世からお世話になった彼女の言葉だから…、全てを見通す彼女の言葉だから余計に響くのかもしれないけど、まさか正反対の挨拶になるなんて。
前世での想いが……今世での想いが心に溢れてくる。
「 If it can be imagined, it can be created. ……。ありがとう、エニグマ…。今回はそれを心に刻むよ。」
「……」
黙り込んだ店主に私は笑って彼の手を思いっきり引いた。
私の決意の瞳を見て彼は驚いた顔をしたが、すぐに微笑んでその手を握り返してくれた。
そのまま店の外に出た私たちはどちらともなく笑う。
『スノウ、さっきの言葉の意味は?』
「ふふっ、なんだろうね?」
『ええ!?教えてくださいよ!!!?』
「でも、良い言葉だったんだろう?良い顔になっている。」
彼は私の顔を見て嬉しそうに口元を緩ませる。
私はその彼の手をもう一度しっかりと握った。
「……ジューダス。私はここに誓う。君の隣で…、君達の旅を見守る。そして最期の時まで君の隣に居ると誓う。友として、君の隣を歩かせて欲しいんだ。これは君に言われたからじゃない……私が望んだことだ!」
『「!!」』
「前世で叶わなかった君との時間。大切にしたいんだ。」
前世の最期、海底洞窟で気絶した君を抱きしめた時心の奥底に仕舞った想い…。
「“ごめんね。この先、君と私。一緒になれる未来なんて無いんだ”……。違う…、今度こそ君の隣で私は生きる!生きてみせる!だから、私に生きる道標をくれないか?」
「……悔しいな。」
「??」
『ははっ!そうですね!!ほんと、悔しいですよ!!でも、スノウがそんな事を口にしてくれる日が…っ来るなんて…!うぅっ…!!!』
嗚咽を零し泣き出したシャルティエに対し、ジューダスは心の底から嬉しそうに笑った。
……少しの悔しさを滲ませて。
「よく知りもしない女の言葉でお前がここまで変わるなんて…。それが僕じゃないことが悔しくて仕方ない。…でもそれ以上に、お前の聞かせてくれたその意志が嬉しくて仕方がないんだ。漸く、お前は僕にその心の内を見せてくれた……。僕がどんなにそれを願ったことか…!!」
『うわぁぁん!!スノウーーー!!!!』
ただただシャルティエは煩いだけだが、ジューダスは彼に制裁を加えることなくそれを聞いていた。
「……願いが叶う店、か……。あながち間違いでも無いかもしれないな…。」
「ははっ、君も利用したいなら教えよう。あの店の素敵な言葉たちを。」
「ふっ、それなら少しは覚えておかないでもない。」
『本当にっ、願いが叶うんですから、もう毎日通いたいくらいですよーーー!!』
未だに号泣のシャルティエの声を聞きながら、お互いの意志を確かめるように私たちは強くお互いの手を握りあった。
皆と一緒に旅がしたい。
死にたい訳じゃない……、でも君達が幸せならそれでいいんだ。
それらの想いが私の胸を熱くさせた。
君達が幸せで在れるなら、確かに何でもしたい。でも、そこには彼らと一緒に笑い合う私も見てみたいから。
《 If it can be imagined, it can be created. 》
未来を思い描いて、私はまた彼らと共に旅に出る。
それはきっと幸せへの第一歩だと、信じてるから。