第一章・第3幕【天地戦争時代後の現代~原作最期まで】
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未来へ続くお話し。(夢主ver.)
カイル達の前から姿を消した後、スノウは世界の神の元へと飛ばされていた。
目を開ければそこには、何故か花束を持った世界の神がいた。
世界の神はそれをスノウに渡して、ニッコリと微笑む。
「お疲れ様でした。スノウさん。ようやくこれで私の元に帰ってきた、と言う感じですね。」
「まぁ、今世はエルレインによって生き返っていたしね。それもそうか…。」
綺麗な花達を見て、うっとりとするスノウを見て、神も嬉しそうにウンウンと頷く。
「では、改めてお聞きしましょう。────貴女は、またあの世界に行って、世界を救う役目を果たして下さいますか?」
「……。」
改めて聞かれて、少しだけ目を丸くさせたスノウだったが、その瞬間クスリと笑って神を見た。
その回答は、神にとっても想定内の答えだった。
「勿論、YESだよ。まだ〈赤眼の蜘蛛〉との一件が終わったわけじゃない。それに新たな勢力〈アタラクシア〉とも何とかしないといけなくなったし…。やることは沢山あるよね。」
「彼らはまだ動きを見せていません。くれぐれも気を付けてください。〈アタラクシア〉はあの新人……〈無の神〉の御使いが率いる団体ですから、貴女を見てどういった行動をするか分かりません。彼らはこの世からマナを消し去りたいのですから…。」
「マナを世界にもたらすはずの私とは正反対の存在、という事だよね?分かってるよ。重々承知しているよ?」
「えぇ。ですから気を抜かずに相手してあげてください。……マナが無くなってしまえば貴女は死ぬ。そしてここへ戻ってきてはまたあの世界に行かなくてはいけないのですから。……と、いうより、何度も何度も死なれては私が困ります!」
プンプンと可愛らしく怒っている神に、クスクスと笑うスノウ。
一方、神は笑い事じゃないと、また怒る始末。
それでもその怒りはわざとだったので、すぐに止んではスノウを優しい瞳で見つめる。
その優しい瞳を見つめ返したスノウは、大きく頷く。
ここに居ても埒が明かない。
早く行くべき場所へ行かなければならないと分かっているからだ。
「今度こそ、長生きしてくださいね?スノウさん。そして幸せを見つけてきてください。」
「うん。ありがとう、私の神様。」
「えぇ。お役目もどうか、よろしくお願いしますね。色んな事を言いますが、あの世界をどうかよろしくお願いします。」
「勿論。ここまで来たからにはちゃんとやり通すよ。絶対に。」
「では、改めて転生させます。────あの世界へ。」
この言葉を皮切りに、視界が真っ白に染まって行った。
あぁ、早く“彼”に会いたいな…?
【未来へ続くお話し。】
今度こそ、生をまっとうして、お役目も果たしてみせる。
きっと全てが上手くいく、そう信じて。
カイル達の前から姿を消した後、スノウは世界の神の元へと飛ばされていた。
目を開ければそこには、何故か花束を持った世界の神がいた。
世界の神はそれをスノウに渡して、ニッコリと微笑む。
「お疲れ様でした。スノウさん。ようやくこれで私の元に帰ってきた、と言う感じですね。」
「まぁ、今世はエルレインによって生き返っていたしね。それもそうか…。」
綺麗な花達を見て、うっとりとするスノウを見て、神も嬉しそうにウンウンと頷く。
「では、改めてお聞きしましょう。────貴女は、またあの世界に行って、世界を救う役目を果たして下さいますか?」
「……。」
改めて聞かれて、少しだけ目を丸くさせたスノウだったが、その瞬間クスリと笑って神を見た。
その回答は、神にとっても想定内の答えだった。
「勿論、YESだよ。まだ〈赤眼の蜘蛛〉との一件が終わったわけじゃない。それに新たな勢力〈アタラクシア〉とも何とかしないといけなくなったし…。やることは沢山あるよね。」
「彼らはまだ動きを見せていません。くれぐれも気を付けてください。〈アタラクシア〉はあの新人……〈無の神〉の御使いが率いる団体ですから、貴女を見てどういった行動をするか分かりません。彼らはこの世からマナを消し去りたいのですから…。」
「マナを世界にもたらすはずの私とは正反対の存在、という事だよね?分かってるよ。重々承知しているよ?」
「えぇ。ですから気を抜かずに相手してあげてください。……マナが無くなってしまえば貴女は死ぬ。そしてここへ戻ってきてはまたあの世界に行かなくてはいけないのですから。……と、いうより、何度も何度も死なれては私が困ります!」
プンプンと可愛らしく怒っている神に、クスクスと笑うスノウ。
一方、神は笑い事じゃないと、また怒る始末。
それでもその怒りはわざとだったので、すぐに止んではスノウを優しい瞳で見つめる。
その優しい瞳を見つめ返したスノウは、大きく頷く。
ここに居ても埒が明かない。
早く行くべき場所へ行かなければならないと分かっているからだ。
「今度こそ、長生きしてくださいね?スノウさん。そして幸せを見つけてきてください。」
「うん。ありがとう、私の神様。」
「えぇ。お役目もどうか、よろしくお願いしますね。色んな事を言いますが、あの世界をどうかよろしくお願いします。」
「勿論。ここまで来たからにはちゃんとやり通すよ。絶対に。」
「では、改めて転生させます。────あの世界へ。」
この言葉を皮切りに、視界が真っ白に染まって行った。
あぁ、早く“彼”に会いたいな…?
【未来へ続くお話し。】
今度こそ、生をまっとうして、お役目も果たしてみせる。
きっと全てが上手くいく、そう信じて。