カイル達との旅、そして海底洞窟で救ったリオンの友達として彼の前に現れた貴女のお名前は…?
Never Ending Nightmare.ーshort storyー(第一章編)
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___現行ver.81.0時の小説です。(ver.81.0[無言のシャルティエと“希望”の〈星詠み人〉]の話の頃です)
スキット①
【修羅とスノウ】
修羅「───。」
「───?」
修羅「───!─────?」
……楽しそうに会話中……
「……。」(ムッ…)
カイル「あの二人って仲良いよね!」
ロニ「おい、カイル…。」
カイル「ん?どうしたのさ、ロニ。そんな怖い顔してさ?」
ロニ「(ボソッ)……ジューダスの気持ちも考えてやれよ…。」
カイル「え?ジューダスの?」(チラッ)
「……。」(面白くなさそうな顔)
カイル「????」
ロニ「あー、っと……。お子様なカイル君には、わっかんねぇよなぁー?」
カイル「なんだよ!ロニ!自分だけ分かったフリしてさ!」
ロニ「フリじゃなくて、本当に分かってるから言ってんだよ。バーカ。」
カイル「????」
ロニ「おい、ジューダス!」
「……何だ。」
ロニ「俺様は、お前さんの味方だぜ? ……で?次はいつ告白すんだ?うん? あれなら、この俺様が場をセッティングしてやるぜ?」
「……。」
バゴッ!(ジューダスがロニの頭を叩く)
ロニ「いってえぇぇぇぇえぇ!!?なーにしやがる?!ジューダス!」
ナナリー「あんた…、バカじゃないのかい…?」
スキット②
【スノウとジューダス】
「───?」
「───、───。」
「───!」
(二人で楽しく会話中……)
修羅「……。」
海琉「…?」
修羅「(スノウは…あいつとの時間を何よりも大切にしたがってる…。そんなの、分かってる……。でも、俺は───)」(羨望の眼差し)
海琉「…辛い?」
修羅「ん?」
海琉「顔が辛そう、だった……。」
修羅「……。そうか…。」
ロニ「(あー…。結構、複雑な関係になりそーな予感…。)」
ナナリー「(ジューダス…、スノウ…。頑張りなよ…?)」
スキット③
【左眼の眼帯について】
「……。」(そっと眼帯に触れる)
「……大丈夫か? まだ〈赤のマナ〉の後遺症が…?」
『だ、大丈夫ですか?! 浄化の鈴で鈴鳴しますか?!』
「ううん…、違うんだ。眼帯って初めてやるからまだ慣れなくて、ね?」
「何だ、そんな事か。紛らわしい…。」
「ふふ、君にとってはね? ちょっとだけ未来を憂いていただけさ。ちゃんと戦闘が出来るのか、ってね。」
「……そう言えば。この時代に来た時も左眼の視力だけが合ってなかったな。あの時は、掛けていた眼鏡のせいだと思っていたが……、何かしらその左眼にあるなら視力が合わないのも、左眼だけマナが影響しやすいのも、何ら不思議では無い。」
『それにですよ? もし危なくなったら坊ちゃんが助けてくれますって!その為に坊ちゃんは居るんですから!』
「……うん。怪我しないように援護、頼むよ?レディ。」
「ふん、任せておけ。」
スキット④
【左眼の眼帯について その2】
___戦闘中。
「おっと…。」(ヨロッ)
「…!」
「(あぁ…。やっぱり慣れないなぁ…?左側が全く見えないから───)……ヒートレッド!」
(スノウの技で敵殲滅)
「(やっぱ、左側の敵だけ出遅れてる…。魔物が近くにいたの、気付かなかった…。)」
「(あいつ…。ここに来て、戦闘が荒目立ちしてきたな…。……だが、あれを外したら…。)」
『スノウの戦闘がいつもよりも明らかに雑、というか……。いつもと全然違いますね?やっぱりあの眼帯があるからやりにくいんでしょうか?』
「…じゃなかったら、あいつがあんな敵に遅れを取るなどあり得ない。」
『じゃあやっぱり外した方が───』
「…いや、あれを外せば今度は他のマナをあいつ自身が取り込んでしまう…。そうなったら、またあいつが苦しむ羽目になる…。」
『うーん…。透けっ透けの眼帯とか無いですかね!周りが見えるような!』
「そんなの、着ける意味などないだろう?」
『ですよねー……?』
スキット⑤
【左眼の眼帯について その3】
___朝の稽古中…
ロニ「はぁっ!!」
「(次、彼は左から仕掛けてくるからここは右から敢えてコンタクトを取り、武器を弾く…!)」
ガキンッ!!
ロニ「チッ…!やっぱ、スノウには次の手がバレちまうよなぁ…?」
「ふふ。素直な君の良い所ではあるけれどもね?」
「……おい、スノウ!」
ロニ「おー、来た来た…。小姑が来たぞ?スノウ。」
「(チラッ)ふふ…、何だい?ジューダス。」
「お前、その戦い方を止めろ。」
「(流石に彼にはバレてるか…。私が今左眼を頼れないから記憶を頼りに動いているだけだ、ってね…。これじゃあ敵に簡単に不意をつかれてしまうだろうしね?)」(眼帯に触れる)
「未知の敵が現れた時に、そのやり方が通ると思うなよ? 記憶を頼りにするなとまでは言わんが、あくまでも、自分の目を頼りにしろ。……そんなんじゃあいつか、殺られるぞ…。」(伏し目)
「……レディ…。」
「だからこその稽古だろうが。左眼が眼帯で隠れてる以上、お前の今までの闘い方を実践しようとするなら別の視点が必要になる。……それこそ、別の目が…な?」
「……! 〈サーチ〉か…!」
「だが、無理はするな。あくまでも補助的要因として考えておけ。」
「ふふ…! 何だかんだ、アドバイスありがとう?レディ。」
「ふん、当然だ。」
スキット⑥
【左眼の眼帯について その4】
___戦闘中…
「ふっ…!(うん…!サーチのお陰で大分戦闘が楽になってきた…!)」
ロニ「いいぜ!スノウ!」
「ふふ…! ありがと、ロニ!」
(戦闘終了)
「大分板についてきたな。」
「君の目から見てもそうなら、大丈夫そうだね。」
『最初は見てられないくらい、危ない戦闘をしてましたからねぇ…?まるで初心者のようでしたよー?』
「ははっ。そんなにかい?」
「同じく、目も当てられなかったな。実力と行動が伴ってない感じがまた…な…。」
『もどかしいと言いますか、見ていて不安にさせられると言いますか。』
「でもこれで、君達のお眼鏡には適うだろう?」
『えぇ!前と同じ……とまではいきませんが、これなら安心して戦闘が任せられますよ!』
「まぁ、まだ荒削りな所はある。直していける部分は直していけ。」
「ふふ…。はーい?」
スキット⑦
【砂漠について】
「(あっつーい……。セルシウスの力を以てしても……暑い……。)」(グッタリ)
「(チラッ)(完全にバテているな…こいつ……。)」
「(眼帯も余計に暑く感じるー……。)」
『大丈夫ですか、スノウ?体調悪そうですけど…。』
「どうせ、暑いだけだろう。」
「流石…ジューダス……。よく、分かってる……。」
『以前、精霊の力で涼しくなってるって聞いてましたけど…。』
「その、セルシウスの力を以ってしても……この暑さ……。……砂漠は、やっぱり……嫌いだ……。」(バタッ)←スノウ、倒れる
「はぁぁあ……。」←何も言わずに持ち上げる
『(溜息ついてますが…、なんだかんだ、坊ちゃんもスノウには優しいですよねー。)』(ニッコリ)
修羅「ん? スノウ、体調悪いのか?」
「(ムッ)何でもないから、早く先を歩け。〈ホロウ〉が出た時、今はお前しか対応出来ないんだからな。」
修羅「はぁ。そんな事は分かってる。もし変わりたくなったら変われよ?」
「……その時が来たらな。」
『(絶対、明け渡さないやつじゃないですか…。)』
修羅「(こいつ、変わる気ないな…?)」
スキット⑦
【砂漠について その2】
カイル「うわっ!? サンドワームだ!!」
ロニ「バカ!カイル! あんまり近付くなよ!」
修羅「……またか。」
「砂漠の旅にはこいつが付き物だ。早く倒してしまうぞ! スノウ、行けるか!?」
「……レディに期待されて……応えない訳には……いかないよね…!」(グッタリ…)
全員「「「「(全然大丈夫そうじゃない……。)」」」」
「……ふふ、ふふふ……」
全員「「「「(あぁ…、スノウが壊れた……。)」」」」
「暑いから駄目なんだ…。……そうだ、そうに違いない……。___ディフュージョナルドライヴ…!!」
(癒やしのシャワーが全員に降りかかる)
リアラ「とっても気持ちいいわ……?」
カイル「あー、涼しい~。」
「お前ら!悠長に癒やされてる場合か!!早く構えろ!来るぞ!!」
修羅「スノウがいるなら状態異常も怖くないよな、お前ら?!」
全員「「「「おーーー!!!」」」」
「(元気だなぁ……皆……。私も頑張らないと、ね…?)」
(戦闘終了)
「終わったぁ……。」←目を回して倒れる
カイル「わわっ?! スノウ、大丈夫?!」
修羅「おいおい…、本当に大丈夫なのかよ?___キュアコンディション!」
海琉「……目、覚まさない……」
「こいつは暑さにとことん弱い。放っておけ。」
海琉「……でも、このままじゃ進めないから…。おれが背負う……」 ガバッ←スノウを背負う
「……。」←不本意な顔
修羅「よし、そうと決まれば早いところ砂漠を抜けてしまおうぜ?」
全員「「「「賛成ー!」」」」
「…。」
『坊ちゃん?早く行かないと、置いていかれますよ?』
「…あぁ。」
『(多分、坊ちゃんが背負いたかったんだろうなぁ…?スノウに関しては、独占欲強めですから…。)……坊ちゃん、僕は坊ちゃんの味方ですからね!』
「…?」
スキット⑧
【〈赤のマナ〉に囚われてる際の記憶について】
「…。」(ジィーー)
『どうしたんですか?坊ちゃん。スノウをこんな遠くから見つめて…。気になる事があるなら話しかけてみればいいじゃないですか。』
「…まぁ、そうだな。……おい、スノウ!」
「ん? 何だい、レディ?」(首傾げ)
「お前に聞きたいことがある。……その、お前自身、どこまで記憶があるんだ?」
『(あぁー。それは確かに気になります…。)』
「記憶…?……あぁ、あの狂気の神に体を奪われていた時の事?」
「そうだ。」
「どこまで…って言われてもなぁ…? そうだね…。君に"殺してくれ"って頼んだことや、君を……傷つけたのは、私自身だと……神から聞いた話だとか…。」←落ちこむ
「あれについては不可抗力だろう?…それに、あれは僕が悪かった…。本当にすまなかった…。」
「ううん、違うよ?私がマナの管理をちゃんと出来ていれば、こんな事には…。って、今はそんな暗い話じゃないもんね?…記憶、……記憶かぁ…。………あ。」
『(え、どれ思い出したんだろう…?坊ちゃんの告白とか…?)』
「ふふ…。後は、私が苦しんでるときに…君がずっと手を握っててくれたこと。……遠い…記憶の片隅に…君が……ううん、何でもないよ。」(伏し目気味)
「そこまで言ったなら言ってしまえばいいだろう?…気になるじゃないか。」
「ううん、本当に何でもないんだ。後は…私が黒い何かに捕まってるときに君が助けてくれたこと…かな?」
「…。(…やはり、肝心なところは覚えてなかったか…。)」
「(遠い…記憶の片隅に……君が…あの歌の歌詞を私に言ってくれたことが……あった、気がしたんだ…。でも、あまりにも…それは朧気で……、自信がない…。……"この手は愛する人の手を温めるためにあるのだから"……。そう…言ってくれた……気がしたんだ…。でもそれって……私の事…じゃないよね…?だって君は……あの人が好きだから……。)」
『…。(なーんか、嫌な予感がします…。ビンビンとします…。)』
スキット⑨
【〈赤のマナ〉に囚われてる際の記憶について その2】
「他に覚えてることは無いのか?」
「え? あの時…そんなに重要なことがあったかなぁ…?…う~ん?」
『ほ、ほら!坊ちゃんがさ、何か言ってなかった?!』
「(シャルめ…、言葉が過ぎるぞ…。)」
「レディが? 私に? ……う~ん?」
『あ…。(これはダメそうかも…。)』
「……あ。…ふふ。」
『「??」』
「ふふ…。思い出したら嬉しい事があってね…。」
『え?! それって…?』
「"私が、私だから一緒に居る"って言ってくれたこと。……本当に嬉しかったんだ。だから傷つけるのが怖いからと言って、離れなくてもいい……。君は…私にそう言ってくれたんだよ?覚えてる?」
「…あぁ。勿論だ。…何度でも言おう。お前がモネで、スノウ・エルピスだから僕は一緒に居る。これが違うやつだったら、とっくに見捨てている。」
「…正直、あの時は離れて欲しかった…。あの時、自分は破壊衝動がいつ起きてもおかしくは無い状態だった…。なのに、近くに君が居たら………壊してしまうんじゃないかって…。…っ、」(ブルッ)←身震いする
「…。」
『スノウ…。』
「大切なんだよ……君の事…。前世で自分の身を賭すくらいには、君の事が大事だ…。なのにっ…!」←左腕に右手の爪を食い込ませ、震えている
「……っ、」←スノウを抱きしめる
「……だから、嬉しい反面……怖くもあった…。君を…とある人から借りてる身だというのに…。」
『え?(誰の、こと…?借りてる…?坊ちゃんを借りてるって何のこと…?)』
「……。(やはり、あの告白はどちらも覚えてなかったか…。こいつの事だ…。どうせ"マリアン"の名前が出てくるんだろうな…。あれほど"違う"と……僕自身が言っているのに、な…。………あぁ、もどかしい…。)」
スキット⑩
【〈赤のマナ〉に囚われてる際の記憶について その3】
『さっきのスノウの言葉って…。坊ちゃん、分かりました?』
「何のことだ。」
『坊ちゃんを誰かから借りてるって話ですよ。』(チラッ)←今は仲間と話しているスノウを見ている
「その事なら、凡その見当ならついている。」
『え、誰なんですか?僕が知ってる人ですか?』
「………マリアンだ。」
『あ…。(そういうことか~…。なるほど…、〈星詠み人〉の共通点は"同じ未来を知っている事"。そして、その〈星詠み人〉の中でも知られている真実が……坊ちゃんがマリアンの事を愛しているって事…。だから、スノウは勘違いをしてるんでしたね…。忘れてましたよ…。)』
「……あれほど、僕が言っているのに…あいつは…。」
『坊ちゃん…。 げ、元気出しましょう!? ほ、ほら!もしかしたらその内、スノウの記憶も戻るかもしれませんよ?!』
「…だと、良いがな…。(恐らくは戻らないだろう…。あの時、神に体を奪われていた上に、体力も気力もマナも……底を突きかけていて死にそうだったんだからな…。)」
『折角坊ちゃんが告白したのに…。』
「まぁ、そう簡単にあいつに想いが伝わるとは思っていない。…まだ、時間はたくさんある。」
『坊ちゃん…! はい!そうですよね!!』
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スキット3つ目でしたね。
〈赤のマナ〉や〈碧のマナ〉を経てからのスキットでした。
本当ならば、シャルティエは不調の段階なのですが、それまでのお話でもありますので登場いたしました。
皆さんの想像していた通りになったかは不明ですが…。
まぁ…、スノウは告白を覚えていませんでしたね。
歌の歌詞を言ってくれたのも、告白の前だったんですが……すっかり抜け落ちているようです。
頑張れ、坊ちゃん!!
管理人・エア