カイル達との旅、そして海底洞窟で救ったリオンの友達として彼の前に現れた貴女のお名前は…?
Never Ending Nightmare.ーshort storyー(第一章編)
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皆、シスター姿と言えばどんな服装を思い出すだろうか。
__そう、黒い全身喪服のような服装で………スカートなのだ。
「……。」
鏡の前の自分を見てふぅ、と溜息を吐く。
中性的な服装を好む私からするとこういったスカートは動きづらくて苦手なのだが、シスターをするに辺り、そうも言ってられない。
再び出た溜息に丁度通りかかった神父姿のジューダスが不思議そうな顔をする。
…最早、彼もあの衣装に違和感が無くなってきたのが我ながら驚きである。
鏡越しに挨拶をすれば、彼が近付いて僅かに首を傾げる。
「どうした。」
『溜息吐いてましたね?何かあったんですか?もう流石にあの男性は来ないと思いますけど?』
いつぞやあった事件を思い出したのかシャルティエがそう口にしたのに対し、ジューダスは眉間に皺を寄せ明らかに嫌そうな顔である。
以前、私に気がある男性が私を誘拐しようと画策していた事件があったのだ。
あれには私も驚いたし、彼も驚いたと言っていたな…。
もうそれすら懐かしいと思えるほど、ここの教会に居る気がしていた。
いや、全く気のせいではないのだが…。
「まぁ、ね…。」
「煮え切らないな。」
『悩みなら相談してくださいよ!一人で抱え込むのはスノウの悪い癖ですよ?!』
「そうだな。また以前のようになって後手に回るのは勘弁だ。問題があるなら早急に解決するべきだと思うが?」
「うーん…。じゃあ言うけど……。この格好どうにかならないかな?」
『「へ?/は?」』
予想外な質問だったらしく、二人して素頓狂な声を上げるものだから少しだけ笑ってしまう。
だって、スカートなんだよ?こっちは。
『この格好って……シスター姿ですか?何か問題でもありましたか?』
「普通のシスターに見えるが?」
「いや、スカートっていうのはどうなんだろうと思ってね?」
『「????」』
まぁ、世間一般的にシスターの衣装はスカートなのだから、彼らのその反応は当然と言えば当然だ。
当然なのだが……どうにかならないものかとこっちは大真面目に悩んでいるのだ。
「ほら、君達なら知ってると思うけど。私は往々にして中性的な服装を好んで着ていたんだが…」
「……あぁ、なるほどな。」
『なんだ、そんな悩みですかー?』
私の言葉に呆れた二人に私は苦笑いでそれを見遣る。
君達にはなんてことない悩みかもしれないけど、私にとってはかなりの悩みの種である。
『確かに、スノウのスカート姿って初めて見ますね?』
「今までが特殊だったというか、な…。見慣れてしまっていたな。」
『やっぱり嫌いなんですか?スカートは。』
「嫌い、というか苦手なんだ。動きづらくてね?」
『動きづらい、ですか?スカートって裾がヒラリとしてるから歩幅とかの制限とかなさそうですけど…。』
「……。」
嫌な記憶を思い出したのか、ジューダスの顔が段々と歪んでくるのが分かる。
そういえば、前世の任務でレディは貴族のお嬢様を演じてもらったことがあったね…。
私が前世で男装としてやっていたから、君は私の事を男だと思ってて…
任務でどちらかが女装しなくてはならないとなった時に、国王に無理言ってレディに女装してもらったことがあった。
レディを犯行グループに攫われてしまったけど、取り返せて安堵したのが今や懐かしいよ。
「制限がないから逆に歩きづらいんだよね。下に黒いストッキングを履いてるとはいえ…ねぇ?」
スカートの裾を上げて黒のストッキングがあることを見せるとレディの顔が真っ赤になり、スパンと頭を
シャルティエにも怒られてしまい、渋々謝っておいた。
「馬鹿かっ!!女性が、そ、そんな、はしたない事をするなっ…!!!」
『そうですよ!!?坊ちゃんの前だからいいですけど!!坊ちゃんだから!!いいですけど!!他の男性の前だったら絶対…ってぎゃあああああああ!!』
真っ赤な顔で素早く制裁を入れられ、不貞腐れたシャルティエだったがジューダスの意見には賛成なようだ。
君達は
「ははっ…!ごめんごめん。二人がそんなに
『いや…
「と、とにかく…!人前でそんなことをするな!…分かったな!」
「分かったよ。君の前以外ではやらないさ。」
「いや、頼むから僕の前でも自重してくれ…。」
頭を押さえ狼狽える彼に謝罪を入れ、再び鏡の中の自分を見る。
頭部も黒いベールを被っているから髪もそこまで見えないので、そこはまぁいいとして…。
やはり問題は…下だな…。
「…そんなに気になるなら神父に掛け合ってみたらどうだ?恐らくあの神父の事だから却下されるに決まってるだろうがな。」
「ふむ…。ちょっと言ってくるよ。」
『そこまで気になるんですね…。スノウのスカート姿、僕は良いと思いますよ?嫌だと言ってる女性に失礼かもしれませんが、とても似合ってます。』
「ふふ、ありがとう、シャルティエ。でも、言ってくるよ。」
『いってらっしゃい…。』
私は、こうなった元凶となった壷を未だに直し続けている神父の元へと歩き出す。
それが早く直ってくれたら一番手っ取り早いとは思うが…。
「失礼します。神父様、少しいいでしょうか。」
返事が返ってくる前にガチャリと扉を開けると極めて真剣そうに壷に向き合っている神父様がいて、話すことを躊躇われてしまう。
しかし話すと決めた以上、話さない訳にはいかないと心を奮い立たせ神父様の近くに寄る。
「神父様、よろしいでしょうか。」
「ん?なんでしょうか、スノウさん。」
ようやく私の存在に気付いたようにこちらを向き、神父様はずれ落ちた自身の眼鏡を手のひらで押し上げた。
手には接着剤らしき白いものがついてるのを見て申し訳ないと思いながらも、話を切り出す。
「この衣装なんですが…。」
「?? 似合ってますよ?どこかおかしかったでしょうか?それともサイズ違いでしたか?」
「いえ…、スカートっていうのが少し…」
「あぁ、そういうことですか。なるほど…。」
しかし神父様はニコニコと笑いながらもそれ以上は何も言わない。
再びこちらからハッキリと言った方が良さそうだ。
「ズボンに変えてくださいませんか。」
「却下です。」
「……熟考の余地もない…。」
「逆に何故ズボンがよろしいのですか?スカートでは何か不具合でも?」
「…苦手なんです。動きづらくて。」
「ふむ?」
暫し神父様は私の様相を見て考え込んでいたが、ニコリと笑顔を浮かべると私を見て一言…。
「却下ですね。」
「………。」
「元々シスター用の衣装ですからズボンはありませんし、何より!シスターはスカートがいいんです!!」
熱弁をし始める神父様は自分の手が汚れていることを忘れているのか、グッと自分の手を握り込んだ。
「シスターは極力肌を出してはいけません!それについては確かにズボンの方が良いと言えるでしょう!ですが!スカートだからこそ清楚で儚いイメージが出るのですよ!」
目を輝かせながら子供のようにふんふんと鼻息を荒くして熱弁し始めた神父を見て、スノウは「始まった…」と肩を落とした。
普段は優しく、大人しいイメージの神父だが、たまにこうやって子供のように目を輝かせて話し出すことがあった。
カイルが壷を割った時には表面的には笑顔で言っていたものの、うんたらかんたらとウソ泣きまで演じてみせたこの神父…。
侮れないと思ったのは、その時からだったかな…。
スノウは神父を説得するのは諦めて、熱弁している神父をそのままにそっと扉を潜った。
「いいですか!?スノウさん!シスターは町民の皆さんにうんたらかんたら―――」
ぱたりと閉めた後も扉の向こうからは神父の熱弁が聞こえてくる。
それにはあ…、と溜息を吐いてその場を後にした。
「……終わったか。」
『どうでしたか?』
「見たら分かると思うけど……駄目だったよ…。」
「だろうな。」
ふん、と鼻で笑う彼に困った顔を見せると、少し視線を逸らされた。
仕事で持ち場についていた彼に更に何か話しかけようとしたが、悩める迷い人が来てしまったようだ。
彼がその悩める迷い人と懺悔室に入ってくのを見送り、私は私で仕事に従事することにした。
外に出て天気の良い空を見上げる。
あぁ、今日も憎い位いい天気だ――。
「箒は、っと…。……ん?」
何やら町の方が騒がしい。
箒を持った私はそのまま握りしめながら、町の主要道路まで歩みを進めると道路の向こうの方から何やら煙立ったものがこちらに向かってくるのが見える。
疑問に顔を歪めながらそれを見ていたが、町人が慌てた様子でそれから逃げることから只事ではない様子…。
「ま、魔物だ~!!!」
「っ!!」
何故町の中に魔物が…ってそんなことを言ってる場合ではない!
「町人は教会の中へ!!急いでっ!!」
町人の誘導を開始した辺りで、町の警鐘が鳴り響く。
近くにいた男性が剣を持ち、しかし及び腰で震えながら魔物を見ていたので私はその剣を拝借し魔物に立ち向かっていく。
「え?!ちょっとシスター?!!」
「少し拝借しますっ!!」
適当な魔物にその剣を使い、切りつけるが敵の数が数だ。
これでは埒が明かないと、私は剣を盾にしながら詠唱を開始する。
「__此処に降臨し名を示せ。怒りではなく、赦しではなく、それは純粋なる真理!ヴァーチュアスレイ!」
雷・光属性である神聖なる光で直線状の魔物を消し去っていく。
…しかしいつもと違う武器という事もあり、詠唱が長くなってしまった。
これではいつもの彼に怒られてしまうかもしれないな。
それでも歯向かってくる敵にその剣を使っていれば、ようやく彼が事態の異変に気付いて手伝いに来てくれたようだ。
「スノウ!無事か?!」
『大丈夫ですか?!!生きてますか?!!』
「っ!」
一度大きく剣を薙ぎ、飛び上がった私は魔物から遠ざかる様に大きく後退した。
ジューダスの近くで降りると、途端に彼の顔が真っ赤になっていく。
「っ///」
「???」
彼が真っ赤になった理由は分からないが、彼が来てくれたという事で前線は彼に任せ銃杖を持ち詠唱する。
「__意思連なり、怨敵貫け!ディバインセイバー!」
神聖なる雷を敵全体に降り注がせ、対象の周囲を三回落ちた後、中心に巨大になって強力な雷が落ちるという上位魔法。
それを使い敵を掃討していくが、何を考えこんでいるのか彼が一向に動き出さないので私の顔も徐々に怪訝な顔になっていく。
彼を気遣う様に視線を向けたが、顔を手で覆って項垂れている彼の姿。
それを見て何処か怪我したのか、と不安になり瞬時に回復呪文を唱える。
「__ディスペルキュア!!」
『ちょ、坊ちゃん!!気持ちは分かりますけど!!スノウ一人じゃこの敵の多さは捌き切れませんって!!!?スノウが心配のあまり間違えて回復技使ってますよ?』
「っ、分かってる…!!」
漸くシャルティエを手にして敵に向かっていく彼に頷き、こちらも詠唱を唱え援護する。
そこへロニやナナリーが到着し、武器を持って敵に向かっていくので、これでこちらの勝ちは確定した様なものだ。
銃杖を銃として使い、通常攻撃で敵をけん制していく。
近くに来てしまった敵には銃杖で棒術代わりの牽制を行い、近距離用の魔法で仕留める。
「__ヒートレッド!」
自分中心に広がる魔法陣を広げ、そこへ熱き火を上げる初級陣術。
トンと地面に銃杖を突けば魔方陣が広がり、そこから吹き上げる火で敵を攻撃していく。
それでも怯まない相手に牽制がてら杖を支点にして空中蹴りを見舞わせると、今度はナナリーが慌てたような声を出す。
「ちょっと!!待ったー!!!」
「???」
慌てて駆け寄ってきたナナリーは私のスカートの裾を下に引っ張る。
それにハテナを浮かべ見遣ると、首を激しく横に振った。
「アンタ!今の格好分かってるのかい?!!」
「????」
「いや分かってないと思ってたけどっ!!?」
顔を真っ赤にし、必死にスカートの裾を下へ引っ張るナナリー。
「『「……。」』」
気まずい空気が流れる男性陣の元へ今度はカイルとリアラが駆け付ける。
カイルが武器を手にして敵に向かっていくが、その場の空気に若干首を捻った。
リアラもナナリーの様子に首を傾げる。
「どうしたの?ナナリー。」
「ちょっと!リアラからも言ってやってくれないかい?!!この子、スカートで動き回るんだよ!!」
「え、私もスカートだけど…?」
「アンタはスカートだって分かっておしとやかに戦ってるだろ?!この子はその事を忘れて激しく動き回るんだよ!!もうっ!!」
「あぁ、そういうこと。なるほど。」
「分かったなら動き回るんじゃないよ!!?いいね!?」
「でも私は下に黒のストッキング履いてるけど?」
裾を上げようとした私に顔を真っ赤にしたリアラとナナリーがサッとスカートの裾を下げる。
そして二人は私の肩を掴むと何処かへ連れて行こうとする。
「え?!ちょっと、まだ魔物が――」
「「スノウはもうダメ!!」」
二人に連れられ、教会の中に押し込まれた私は中で避難していた町人に囲まれた。
無事を喜ぶ町人や、心配の声を出す町人の対応に追われることになり、シスター姿の時の高めの声を出す。
どうやら町人の多くは私がシスターだから戦えないと思っているようで、男性の町人たちが魔物から遠ざける様に奥へと押し込めていく。
あれよあれよという間に奥の方で待機となった私は、女性たちに囲まれて抱き寄せられた。
「大丈夫だからね!あたしたちがあんたを守ってあげるから!」
「シスターは何にも心配しなくていいから!そこに居な!」
逞しい女性たちに囲まれ、頷くしか出来ない私は一応祈る様に両手を組むポーズをする。
仮にも私はシスター…。
それらしく振る舞わなくては…。
そう、例え戦えるとしても…だ……。
それくらい今囲んでいる女性たちが有無を言わなさそうである。
大人しく従うのが良さそうだと、今まで培ってきた勘で何となく私は分かったのだった。
「…おい!あのがきんちょどもが魔物を全部倒してくれたようだぞ!!?」
「「「「おおおーーー!!!」」」」
「良かったね、シスター!ここも無事だし、町人も無事だし、あの子たちも無事で!」
「はい…。良かったです…。」
「あんたも町人を避難させるために魔物が居る町中を駆け回ってくれていたんだろう?最後までよく頑張ったね!」
「(え、そんなことしたか…?)私、そんなこと…」
「良いんだよ!隠さなくても!!」
「は、はい…。」
うん。逆らわない方が良さそうだ。
私は次から次へ撫でられる頭に笑いを浮かべ、皆が返ってくるのをひたすら待つことにした。
そして神父姿のジューダスが私の近くに来ると、周りにいた女性たちが私の背中を思いっきり押し彼の方へと突き出した。
女性にしてはあまりにも強い力だったので足が絡んでしまい、彼の胸へと飛び込んでしまう形になり目を見張る。
すぐにそのままそっと抱き寄せられ、無意識に私の心は温かくなった。
「神父様もシスターを大事にしてあげなよ!」
「シスターはか弱いんだからね!あんたがしっかり守ってあげな!」
「……当然だ。」
ぼそりと呟かれたその言葉に女性たちがニヤリと笑って去っていく。
少しだけ強く抱き寄せられ、どうしたのかと彼の顔を覗こうとしたが失敗に終わる。
彼が私の頭を自分の胸へと押さえつけたからだ。
「…はぁ。どこも怪我はないか?」
「それはこっちの台詞なんだけどね…?君は大丈夫なのかい?」
「問題ない。あれくらいの魔物なら多少のハンデがあっても負けることは無い。」
「…そっか。」
流石ジューダス。
敵の数の多さをもろともしない様だ。
彼の体の温かさで一瞬微睡んでしまいそうになるのを必死に止める。
抱き締められているから余計に暖かさを感じるのだが、彼は一向に私を離す気はないようだ。
『やっぱり、スノウはスカートやめた方がいいですって。』
やはり話題はそこに行くらしい。
私は苦笑いをしながら、シャルティエに話しかける。
「そんなに激しく動いていた気はないんだけどね。」
『いや、女性にこういうのもなんですが…かなりスカート広がってましたよ?』
「そうみたいだね。」
『ナナリーとリアラが来て、スノウを連行したのは正解でしたよ!あれじゃあ、坊ちゃんたちが気が散って戦えなかったんですから!!』
瞬間。ジューダスはシャルティエのコアクリスタルに手を伸ばし、爪を立てた。
そして響く悲鳴に思わず笑ってしまうとシャルティエが不貞腐れてしまった。
「今度から気を付けるよ。」
「絶対に忘れているだろう…。」
「ふふ、その時は遠慮なく注意してくれ。」
ようやく離された腕を名残惜しく感じながら、少し離れる。
少しだけ見上げるようになってしまったその紫水晶の瞳を見て、笑う。
彼の頬に手を当てながら私は労いの言葉を選ぶ。
「お疲れ様。」
「あぁ。」
お互いに笑いあい、ゆっくりと手を離す。
そして漸く私たちが日常に戻ろうとしたところにまたしても町の警鐘が鳴り響き、二人して顔を見合わせる。
…また魔物か。
「さて、今度は気を付けなくちゃね。もうさっきの奥様方に捕まるのは勘弁なんでね?」
「いや、お前はここで待っていろ。色々面倒だ。」
さっさと踵を返したジューダスはシャルティエを持ち、教会の扉を潜ろうとする。
その後を付いてきた私に彼は眉間に皺を寄せた。
「魔法だけなら、付いていってもいいだろう?」
「……。本当か?もう動き回るなよ?」
「善処しますって。」
「お前の善処するは信頼に値せん。やはりお前はここで待っていろ。」
「ええ?」
くすりと笑った私だったが、教会に押し寄せた奥様方に捕まり奥の方へと連れて行かれる。
それを嘲笑うかのようにほくそ笑んだ彼を少しだけ私は恨めしそうに見つめた。
ほくそ笑んだそのままの顔で彼が遂に扉を潜り抜けてしまったので、もうどうしようもない。
私はまた逞しい奥様方に守られる形で、皆が魔物をせん滅するのを待つしかなかった。
【神父とシスターは突如来た魔物とスカートに翻弄された】
__「やっぱりもう一回掛け合ってみようかな…。じゃないと本気で戦いに出させてもらえそうにない…。」
__「(あいつのスカートの中を見てしまった…。 綺麗な足だったな…って!? 思い出したくなくても思い出すじゃないか…!/// くそっ…!)」