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きょうは30日、いやもう31日か。
なんとか仕事を納めて終電で帰宅。
適当につけたテレビをぼんやり眺めながら化粧を落としていると、玄関から物音がした。
独歩も帰ってきたみたい。
「おかえり」
「ただいま…ていうかまだ起きてたのか?遅くなるって連絡したのに」
「え、だって私も帰ってきたのさっきだし…メッセージも見れてない…」
「そっか…お疲れ様」
「ありがとう、独歩もね」
独歩が鞄をどさっと置いて、私の隣に座る。
ネクタイを緩める仕草にはつい視線がいってしまう。
「とりあえず今年も無事に終わってよかった…」
「そうだね、ここ最近は全く余裕なかったけどね」
「ああ…クリスマスくらいは何かしたかったんだけどな」
「年末だからしかたないよ、その気持ちだけで十分」
「その代わりと言ってはなんだけど…」
そう言ってスマホを操作する独歩。
「ここで、年越しできたらと思って…」
独歩が見せてきたのは、絶景に囲まれた温泉の写真。
「ここすごいね…でもこんなとこ、予約してないと無理じゃない?」
「実は前からしてて…紬が良ければ…」
「行くに決まってるじゃん、独歩ありがと」
抱きつくと、独歩は体勢を崩して倒れてしまった。
「え!?ちょっと独歩、大丈夫?」
「はは、いきなりだったからびっくりして…」
「ふふっ、ごめんごめん」
倒れたまま二人で笑い合う。
疲れすぎて変なテンションになってるのかも。
「そうと決まったら、早く寝て早く起きて準備しよ」
「ああ、そうだな」
今年の年末年始は、忘れられない思い出になりそうだ。
.
なんとか仕事を納めて終電で帰宅。
適当につけたテレビをぼんやり眺めながら化粧を落としていると、玄関から物音がした。
独歩も帰ってきたみたい。
「おかえり」
「ただいま…ていうかまだ起きてたのか?遅くなるって連絡したのに」
「え、だって私も帰ってきたのさっきだし…メッセージも見れてない…」
「そっか…お疲れ様」
「ありがとう、独歩もね」
独歩が鞄をどさっと置いて、私の隣に座る。
ネクタイを緩める仕草にはつい視線がいってしまう。
「とりあえず今年も無事に終わってよかった…」
「そうだね、ここ最近は全く余裕なかったけどね」
「ああ…クリスマスくらいは何かしたかったんだけどな」
「年末だからしかたないよ、その気持ちだけで十分」
「その代わりと言ってはなんだけど…」
そう言ってスマホを操作する独歩。
「ここで、年越しできたらと思って…」
独歩が見せてきたのは、絶景に囲まれた温泉の写真。
「ここすごいね…でもこんなとこ、予約してないと無理じゃない?」
「実は前からしてて…紬が良ければ…」
「行くに決まってるじゃん、独歩ありがと」
抱きつくと、独歩は体勢を崩して倒れてしまった。
「え!?ちょっと独歩、大丈夫?」
「はは、いきなりだったからびっくりして…」
「ふふっ、ごめんごめん」
倒れたまま二人で笑い合う。
疲れすぎて変なテンションになってるのかも。
「そうと決まったら、早く寝て早く起きて準備しよ」
「ああ、そうだな」
今年の年末年始は、忘れられない思い出になりそうだ。
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