短編
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あー、きょうは特に疲れた。
早く帰って紬のメシが食いてえ。
白い息を吐きながら駐車場を歩き、エレベーターを目指す。
自分の家のある階に着き、廊下を進み家のドアを開ける、と。
「ただいま」
声をかければ、奥からぱたぱたとやってきた紬…が…
「おかえりなさい、獄さん…」
「……あ?」
疲れすぎて幻覚でも見てんのかと思った。
あの恥ずかしがり屋の紬が、ミニスカのサンタの衣装を着ている。
きょうはクリスマスだったかとか、そんなことどうでもいい。
ただ目の前の光景が信じられず、紬を凝視していると、紬は恥ずかしそうに俯いた。
「あの、ごめんなさい、疲れてるのにこんなことされて困惑してますよね…なんでもないです、見なかったことにーー」
そう言って部屋の奥へ逃げようとする紬の腕をパシッと掴む。
「あ、ちょっと…っ」
遊園地でよくある耳のついたカチューシャすら付けたことがないと言っていた紬が、自分からコスプレをするとは考えにくい。顔を覗き込むと目を逸らすから、後頭部に手を回してこちらを向かせる。
「誰に仕込まれた」
「……えと、空却くんと、十四くんに」
ぼそぼそと呟く紬。
思わずはあ……とでかいため息が出た。
「あのなあ、あいつらの言うことなんか聞かなくていいんだぞ」
「いえ…タダでということではなくて…獄さんのあんな写真とかこんな写真をくれるかわりに、獄さんの反応を教えて欲しい、と…」
一体どんな写真だよ、どうせ隠し撮りだろうが…
アイツら……今度会ったらタダじゃおかねえ。
「写真は消しますので…」
「いや、もう見られたんなら意味ねえ。そのかわり、お前も撮らせろ」
「へ!?」
「当たり前だろ、これじゃフェアじゃねえからな」
あたふたしている紬を抱きかかえる。
この服地味に露出多いな…これもアイツらの仕業か?
っつーか、紬のこの姿を見てんじゃねえだろうな…
「こんなとこじゃ何だからな…寝室行くぞ」
「え、や、獄さん、下ろしてっ」
離してたまるか。
じたばたと抵抗する紬の口をキスで塞ぐと、おとなしくなる紬。
これだけで顔赤くしてるくせに、よくも俺を煽ってくれたな。
「…空却と十四には、到底教えられねえことしてやるよ」
.
早く帰って紬のメシが食いてえ。
白い息を吐きながら駐車場を歩き、エレベーターを目指す。
自分の家のある階に着き、廊下を進み家のドアを開ける、と。
「ただいま」
声をかければ、奥からぱたぱたとやってきた紬…が…
「おかえりなさい、獄さん…」
「……あ?」
疲れすぎて幻覚でも見てんのかと思った。
あの恥ずかしがり屋の紬が、ミニスカのサンタの衣装を着ている。
きょうはクリスマスだったかとか、そんなことどうでもいい。
ただ目の前の光景が信じられず、紬を凝視していると、紬は恥ずかしそうに俯いた。
「あの、ごめんなさい、疲れてるのにこんなことされて困惑してますよね…なんでもないです、見なかったことにーー」
そう言って部屋の奥へ逃げようとする紬の腕をパシッと掴む。
「あ、ちょっと…っ」
遊園地でよくある耳のついたカチューシャすら付けたことがないと言っていた紬が、自分からコスプレをするとは考えにくい。顔を覗き込むと目を逸らすから、後頭部に手を回してこちらを向かせる。
「誰に仕込まれた」
「……えと、空却くんと、十四くんに」
ぼそぼそと呟く紬。
思わずはあ……とでかいため息が出た。
「あのなあ、あいつらの言うことなんか聞かなくていいんだぞ」
「いえ…タダでということではなくて…獄さんのあんな写真とかこんな写真をくれるかわりに、獄さんの反応を教えて欲しい、と…」
一体どんな写真だよ、どうせ隠し撮りだろうが…
アイツら……今度会ったらタダじゃおかねえ。
「写真は消しますので…」
「いや、もう見られたんなら意味ねえ。そのかわり、お前も撮らせろ」
「へ!?」
「当たり前だろ、これじゃフェアじゃねえからな」
あたふたしている紬を抱きかかえる。
この服地味に露出多いな…これもアイツらの仕業か?
っつーか、紬のこの姿を見てんじゃねえだろうな…
「こんなとこじゃ何だからな…寝室行くぞ」
「え、や、獄さん、下ろしてっ」
離してたまるか。
じたばたと抵抗する紬の口をキスで塞ぐと、おとなしくなる紬。
これだけで顔赤くしてるくせに、よくも俺を煽ってくれたな。
「…空却と十四には、到底教えられねえことしてやるよ」
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