短編
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おそくなっまけど、いまからいく。よっぽど急いで打ったのか、誤字とひらがなだけのメッセージ。
しばらくすると彼は終電でやってきて、私がお風呂の用意をしてリビングに戻ってきたときには、スーツも脱がずにベッドに突っ伏していた。
相変わらず目の下の隈は濃いままで、髪もちょっと長くなっていて。
いつ体を壊してもおかしくないから、いつも心配してるんだよ。
もう日付は変わって5月15日。
今日くらいは思いっきり、私に甘えてほしいな。
誕生日おめでとう、独歩。
…
そして朝。
張り切っていつもより豪華な朝ごはんを作ってみた。
「あ、おはよう」
「おはよう、朝メシすごいな」
「だって独歩の誕生日だもん」
「そっか…ありがとな」
「朝ごはん食べたら何する?どこか行く?」
「んー…
今日はずっと、紬に触れてたい」
ふいに後ろから抱きしめられて、そんなことを言われたら、言葉も出なくなって。
「無言の肯定ってことでいいよな?」
耳元から熱が広がっていくのを感じながら、甘く、長い一日を予感した。
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しばらくすると彼は終電でやってきて、私がお風呂の用意をしてリビングに戻ってきたときには、スーツも脱がずにベッドに突っ伏していた。
相変わらず目の下の隈は濃いままで、髪もちょっと長くなっていて。
いつ体を壊してもおかしくないから、いつも心配してるんだよ。
もう日付は変わって5月15日。
今日くらいは思いっきり、私に甘えてほしいな。
誕生日おめでとう、独歩。
…
そして朝。
張り切っていつもより豪華な朝ごはんを作ってみた。
「あ、おはよう」
「おはよう、朝メシすごいな」
「だって独歩の誕生日だもん」
「そっか…ありがとな」
「朝ごはん食べたら何する?どこか行く?」
「んー…
今日はずっと、紬に触れてたい」
ふいに後ろから抱きしめられて、そんなことを言われたら、言葉も出なくなって。
「無言の肯定ってことでいいよな?」
耳元から熱が広がっていくのを感じながら、甘く、長い一日を予感した。
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