▽空却

「ったくアイツら…加減を知らなさすぎんだよ」

子供たちにお菓子をあげたのに、なぜかイタズラされた空却くん。

「お前はやらねえのか？トリックオアトリートってよ」

子供じゃないんだし、やらないよと言うと
なぜか壁に追い詰めてきて。

「じゃあ拙僧がやらしてもらうわ。菓子いらねえからイタズラさせろってな…？」


▽十四

「今年はハロウィンにライブするんで、いろいろそれっぽい衣装探してたんすけど、紬さんに似合いそうなのがあって買っちゃって…」

そう言った十四くんが出してきたのは、ゴシック系のワンピース。
ちょっと恥ずかしいけど、せっかくなので着てみることに。

「わあっ…すごく似合ってるっす！かわいい…あの、自分もこのワンピースとリンクコーデみたいな服買ったので、今度それでデートしてほしいっす…！」

目を輝かせてお願いしてくる十四くんに、頷くしかありません（笑）


▽獄

(スカートの丈短すぎたかな…？)

ハロウィンに友達とコスプレをすることになり、
獄さんのいない間に試着。

とそのとき、玄関の鍵が開く音が。
今日は遅くなると言ってたのに、早めに帰ってきたみたいです。
着替える間もなく見つかってしまい。

「…あ？新しい趣味か？似合ってんじゃねえか」

事情を説明すると。

「この格好で遊園地だ…？冗談だよな」

太ももをツー、となぞられながら耳元で。

「…ミニスカート履くのは俺の前だけにしろ。いいな？」



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