フィオン
「君も当然わかってると思うけど、念のため釘を刺しておく。あの子がどうしても、どーーーしても君を連れて行きたくてしょうがないって言うから仕方なく同行させてやってるけど、僕は君の同行を認めてないし、仲間だと認めたつもりもない。わざわざこうして論じるのも面倒だけど、この先の滞在費とか食費とか諸々君の分は別会計にしてよね。あと、宿の部屋も別室にしてもらう。君と同室なんて絶対に嫌だからね。わかった？」

スペクター
「ああ、いいだろう」

（やはり別行動のほうがよかっただろうか…。しかし、相変わらず饒舌な男だな。よくここまで舌が回るものだ…）

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※スペクターに拒絶反応を示すフィオンと、主人公のためとはいえ同行を申し出てしまったことを早々に後悔し始めるスペクターの図。