悪天候の悲劇
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
最初に「ひかりのかべ」と「リフレクター」をシグレが展開。そのあとはポケモンを入れ替えて持久戦に持ち込みつつ、ほのおタイプのコータスやバクガメスは「ロックブラスト」を持ったチラチーノで対応。ヌメルゴンやフライゴンといった火力の高いドラゴンタイプはジジーロンを主力に。削りきれなかった分は私のパーティの主戦力、コグレでカバー。途中まではこの作戦は流れが良かったが、後半のフライゴンが「すなあらし」を繰り出し、流れが少し悪くなってしまった。
「フライゴン!ストーンエッジだ!」『ッ!コグレ、サイコショックで砕いてください!』
いつもより勢いの強いような「すなあらし」で視界が悪くなる中、ギリギリのところで指示を出す。砕かれたストーンエッジはそのまますなあらしに巻き上げられる。
「やるじゃねえか!だがこのすなあらしでいつまで持ちこたえられる!畳みかけるぞ、フライゴン!」
まずい、残りの手持ちは、今場に出ているギリギリの状態のコグレと、もう一度壁を張るように残してあるシグレと、最後に出してくるであろうジュラルドンのために明かしていないカビゴン。そしてそろそろ最初に張った壁の効果が切れそうだ。このままコグレを出しておけば確実にひんしにまで追い込まれる。かといってシグレを出したところで壁を張る隙が出来る前にすなあらしに体を蝕まれてしまうだろう。まだすなあらしはやむ気配がない。…このフライゴンを倒すまで出したくはなかったけど、カビゴンを出して押していくしか…、
非常に勢いの強いすなあらしに思考力を奪われつつ、何とかして考えに考えを重ねる。しかしあまりに耽ってしまっていたため、周りをよく見ることが出来ていなかった。
「ッ!!!りるっ!!!」
突然ボロボロのコグレが私に向かって勢いよく振り向く。
『ど、どうしたのコグ…』 ガッ!!!
『うぁっ…!』
頭に鋭い衝撃。目の前が真っ暗になる。激痛。車椅子がぐらつき、そのまま後ろ向きに倒れこむ。激痛。ガシャーンという音が痛む頭の奥で響くのを感じる。激痛。激痛。起き上がる事の出来ない私は徐々に意識が痛みを忘れようと闇に落ちていく感覚を覚える。激痛。激痛。激痛。ぼやける視界の中、フラフラと駆け寄るコグレの姿が見えたような気がした。
「フライゴン!ストーンエッジだ!」『ッ!コグレ、サイコショックで砕いてください!』
いつもより勢いの強いような「すなあらし」で視界が悪くなる中、ギリギリのところで指示を出す。砕かれたストーンエッジはそのまますなあらしに巻き上げられる。
「やるじゃねえか!だがこのすなあらしでいつまで持ちこたえられる!畳みかけるぞ、フライゴン!」
まずい、残りの手持ちは、今場に出ているギリギリの状態のコグレと、もう一度壁を張るように残してあるシグレと、最後に出してくるであろうジュラルドンのために明かしていないカビゴン。そしてそろそろ最初に張った壁の効果が切れそうだ。このままコグレを出しておけば確実にひんしにまで追い込まれる。かといってシグレを出したところで壁を張る隙が出来る前にすなあらしに体を蝕まれてしまうだろう。まだすなあらしはやむ気配がない。…このフライゴンを倒すまで出したくはなかったけど、カビゴンを出して押していくしか…、
非常に勢いの強いすなあらしに思考力を奪われつつ、何とかして考えに考えを重ねる。しかしあまりに耽ってしまっていたため、周りをよく見ることが出来ていなかった。
「ッ!!!りるっ!!!」
突然ボロボロのコグレが私に向かって勢いよく振り向く。
『ど、どうしたのコグ…』 ガッ!!!
『うぁっ…!』
頭に鋭い衝撃。目の前が真っ暗になる。激痛。車椅子がぐらつき、そのまま後ろ向きに倒れこむ。激痛。ガシャーンという音が痛む頭の奥で響くのを感じる。激痛。激痛。起き上がる事の出来ない私は徐々に意識が痛みを忘れようと闇に落ちていく感覚を覚える。激痛。激痛。激痛。ぼやける視界の中、フラフラと駆け寄るコグレの姿が見えたような気がした。