みやぶる
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「世界は広いんだからオッドアイなんて世界に一人しかいねえわけじゃねえんだし、オシャレでわざわざカラコン作るヤツだっている。希少だからって隠す必要まではねえとは思うんだけどよ。…それとも何か、まだ何か隠し事している、とか?」
『ッ!!!!!!!』
「…フフッ、お前、分かりやすいな。隠し事が苦手なタイプか」
『あ、あの、その、えと…』
「フハハッ!可愛いなあ!」
ひええ頭をワシャワシャしないでえぇ…
『…き、キバナさんは察しがいいんですね。私、生まれつき足が悪い上に目もこんなだから、いわゆる世間様の目が気になっちゃって、せめて目は誤魔化せるから出来るだけ「普通」に近づきたかったんです』
「……………」
『ほら、人間って外見で判断するのがほとんどじゃないですか?だから「弱そう」とか「変な奴」とかって見られるのがやっぱり嫌なんです。それだけじゃなくって「呪われそう」とか「厄が寄ってくる」とか、そんな感じににあんまりよくない風にも見られちゃうこともあったりするから、それで、それで…』
「…バニラ」
『………はぃ』
「…教えてくれないか、お前の秘密。それ聞いてる限りだとお前がそこまで嫌われる理由がいまいち分からねえ。もし、本当に嫌だったら教えてくれなくったって構わねえ」
『…これを聞いたら、キバナさんはきっと私の事、嫌いになっちゃいますよ…?』
試すつもりで脅しをかけてみる。けれどもキバナさんは私の両手を優しく握り言った。
「絶対ならねえ、約束する」
どうして。どうしてそんなに優しくしてくれるんですか?
それは本当なんですか?
…ごめんなさい、キバナさん。臆病な私は今貴方の本当の感情を覗きます。これも全部自分を守るためです。お互いのためなのです。
『…分かりました。じゃあこれから私の問いかけに対する答えを頭の中で思い浮かべてください』
『貴方は、私の事をどう思っていますか?』
「…!………」
一瞬だけキバナさんが目を見開いて驚いていたがすぐに表情を戻し、意識を集中させ始めた。まあいきなりこんな質問されたらそうなりますよね。それをを見て、私も一度目を閉じる。私はこんなにも近くで人の感情をまじまじと「視て」しまうことに罪悪感を覚えながらも、覚悟を決め目を見開いた。
『………え?』
おもわず呟いてしまった。個人的な予想では「疑惑」だとか「恐怖」だとか、そんな多少なりともネガティブな色を魅せるのだろうと思っていた。それが。それが。どうして。
どうして貴方から「恋慕」のピンク色が視えるんですか?
『ッ!!!!!!!』
「…フフッ、お前、分かりやすいな。隠し事が苦手なタイプか」
『あ、あの、その、えと…』
「フハハッ!可愛いなあ!」
ひええ頭をワシャワシャしないでえぇ…
『…き、キバナさんは察しがいいんですね。私、生まれつき足が悪い上に目もこんなだから、いわゆる世間様の目が気になっちゃって、せめて目は誤魔化せるから出来るだけ「普通」に近づきたかったんです』
「……………」
『ほら、人間って外見で判断するのがほとんどじゃないですか?だから「弱そう」とか「変な奴」とかって見られるのがやっぱり嫌なんです。それだけじゃなくって「呪われそう」とか「厄が寄ってくる」とか、そんな感じににあんまりよくない風にも見られちゃうこともあったりするから、それで、それで…』
「…バニラ」
『………はぃ』
「…教えてくれないか、お前の秘密。それ聞いてる限りだとお前がそこまで嫌われる理由がいまいち分からねえ。もし、本当に嫌だったら教えてくれなくったって構わねえ」
『…これを聞いたら、キバナさんはきっと私の事、嫌いになっちゃいますよ…?』
試すつもりで脅しをかけてみる。けれどもキバナさんは私の両手を優しく握り言った。
「絶対ならねえ、約束する」
どうして。どうしてそんなに優しくしてくれるんですか?
それは本当なんですか?
…ごめんなさい、キバナさん。臆病な私は今貴方の本当の感情を覗きます。これも全部自分を守るためです。お互いのためなのです。
『…分かりました。じゃあこれから私の問いかけに対する答えを頭の中で思い浮かべてください』
『貴方は、私の事をどう思っていますか?』
「…!………」
一瞬だけキバナさんが目を見開いて驚いていたがすぐに表情を戻し、意識を集中させ始めた。まあいきなりこんな質問されたらそうなりますよね。それをを見て、私も一度目を閉じる。私はこんなにも近くで人の感情をまじまじと「視て」しまうことに罪悪感を覚えながらも、覚悟を決め目を見開いた。
『………え?』
おもわず呟いてしまった。個人的な予想では「疑惑」だとか「恐怖」だとか、そんな多少なりともネガティブな色を魅せるのだろうと思っていた。それが。それが。どうして。
どうして貴方から「恋慕」のピンク色が視えるんですか?