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窓から差し込んでくる光が眩しく私は目蓋を開けると。
「は?」
そこは見知らぬ部屋だった。
私の部屋は確か和風の部屋だったはず、こんな洋風ではない。
いや、それよりも自らの喉から出た声が気になる。
これではまるで男だ。
自分の体がどうなっているかベッドから身を起こすとすぐそばに姿鏡があった。
そこに写された姿、いや、人物は。
「慎二……??」
私がはまっていたゲームのキャラだったーー
きっとこれは夢だ、夢に違いない。
ギュっと頬をつねると。
「痛っ」
痛覚ははっきりしておりこれが現実だということを思い知らされた。
(まさか……これが噂の転生……成り代わり転生ってやつ?)
なんてこった。
はて、元の私は死んだ記憶はないんだけれどとにかく私は悪役令嬢……ではなく悪役キャラ間桐慎二の体に入ってしまったようだ。
間桐慎二。
型月作品のfateシリーズの原書にして最高傑作のノベルゲー作品fate/staynightのいわば敵キャラクターの内の一人である。
本作品は主人公衛宮士郎が聖杯戦争に巻き込まれるところから始まる。
(……にしても慎二……慎二かあ……)
とんでもないやつに入り込んでしまったと私は頭を抱える。
というのもこの間桐慎二。
敵キャラクターであるものの小物といってもいいだろう。
魔術は使えないわ態度がでかくてサーヴァントからは嫌われてるし果てには妹に……
(待て、これ……何ルート……だ?)
snには全部で三つのルートがある。
ヒロインがセイバーのfateルート。
そして凛ルートのUnlimited Blade Works(略称ubwルート)
最後に桜ルートのHeaven's Feel(略称HFルート)
このうち間桐慎二が生存できるのがubwルートだ。(といっても大変な目には合うが)
その他のルートでは死亡してしまう。
死ぬのは嫌だ、何としても死なないルートのubwルートにしないと……
(それにしてもなんで慎二なんだせっかくなら……)
主人公の士郎に……と言いかけやめた。
いや……この作品どのキャラクターになってもろくな目にあわない。
主人公なんてもってのほかだ。
ヒロインズも……うーーん。
安心できる人なら大河かそれか陸上部な子たちだなとうんうん頷く。
聖杯戦争に近づけば近づくほど死亡率が上がるのだ。
それでいうなら本来慎二はほぼ関係ない側なんだけど……本人が進んで参加してるからなあ。
カレンダーを見れば今日は2004年1月30日。
確かに士郎がセイバーを召還するのはその翌月の2月2日。
……まだどのルートになるかは決定していない……か。
するとドアをノックする音がした。
「兄さん?起きてますか?」
私ははっと振り向いた。
「あ、ああ、起きてるよ」
桜は朝食の準備出来てますよ、と言うので制服に着替え部屋から出ると紫色の髪をした少女がペコリと頭を下げる。
間桐桜。
間桐慎二の妹でありヒロインの内の一人である。
この間桐慎二妹に手を出すとんでもない奴なのだがぶっちゃけていうとHFルートは自分の身の行いのせいで死ぬ、しかも妹の手によって。
とそこまで思考がいったところで私は気づいた。
ここで桜ちゃんに今までの事を謝りそして優しくすればHFルートになったとしても死なないの……では??
それはそれで本編が進行しないことになりそうだけど……
まぁそれはそれとしてともかく好感度を上げておくのは悪いことではない。(桜ちゃんからの好感度がもし仮に0……いやマイナスだとしてもだ)
「やあ、桜おはよう」
「……おはようございます、兄さん」
朝から笑顔の兄に妹は僅かに顔を強ばらせた。
そして私は『今までのすまなかった、これまでにしてきた事を許して貰える……とは思っていない、これからは心を入れ換えてもう桜に酷いこは決してしないよ』と言うつもりで口を開いた。
「………………」
「?」
しかし言おうとした言葉は出てこず代わりに出てきた言葉は。
「そこ邪魔だからどけよ、のろま」
罵倒だった。
それから朝食に向かうも野菜を食べなかったり料理に対しぶつくさ文句を言おうと思っていないのになぜか私は桜ちゃんを苛めていた。
(こ、この体てゆーか慎二!!!!)
固くなにも謝罪をしたくないのかお前は。慎二そういうところだぞ。
ああ好感度も上げることが出来ないのなら死を受け入れるしかないじゃないか……と私は途方にくれた。
「は?」
そこは見知らぬ部屋だった。
私の部屋は確か和風の部屋だったはず、こんな洋風ではない。
いや、それよりも自らの喉から出た声が気になる。
これではまるで男だ。
自分の体がどうなっているかベッドから身を起こすとすぐそばに姿鏡があった。
そこに写された姿、いや、人物は。
「慎二……??」
私がはまっていたゲームのキャラだったーー
きっとこれは夢だ、夢に違いない。
ギュっと頬をつねると。
「痛っ」
痛覚ははっきりしておりこれが現実だということを思い知らされた。
(まさか……これが噂の転生……成り代わり転生ってやつ?)
なんてこった。
はて、元の私は死んだ記憶はないんだけれどとにかく私は悪役令嬢……ではなく悪役キャラ間桐慎二の体に入ってしまったようだ。
間桐慎二。
型月作品のfateシリーズの原書にして最高傑作のノベルゲー作品fate/staynightのいわば敵キャラクターの内の一人である。
本作品は主人公衛宮士郎が聖杯戦争に巻き込まれるところから始まる。
(……にしても慎二……慎二かあ……)
とんでもないやつに入り込んでしまったと私は頭を抱える。
というのもこの間桐慎二。
敵キャラクターであるものの小物といってもいいだろう。
魔術は使えないわ態度がでかくてサーヴァントからは嫌われてるし果てには妹に……
(待て、これ……何ルート……だ?)
snには全部で三つのルートがある。
ヒロインがセイバーのfateルート。
そして凛ルートのUnlimited Blade Works(略称ubwルート)
最後に桜ルートのHeaven's Feel(略称HFルート)
このうち間桐慎二が生存できるのがubwルートだ。(といっても大変な目には合うが)
その他のルートでは死亡してしまう。
死ぬのは嫌だ、何としても死なないルートのubwルートにしないと……
(それにしてもなんで慎二なんだせっかくなら……)
主人公の士郎に……と言いかけやめた。
いや……この作品どのキャラクターになってもろくな目にあわない。
主人公なんてもってのほかだ。
ヒロインズも……うーーん。
安心できる人なら大河かそれか陸上部な子たちだなとうんうん頷く。
聖杯戦争に近づけば近づくほど死亡率が上がるのだ。
それでいうなら本来慎二はほぼ関係ない側なんだけど……本人が進んで参加してるからなあ。
カレンダーを見れば今日は2004年1月30日。
確かに士郎がセイバーを召還するのはその翌月の2月2日。
……まだどのルートになるかは決定していない……か。
するとドアをノックする音がした。
「兄さん?起きてますか?」
私ははっと振り向いた。
「あ、ああ、起きてるよ」
桜は朝食の準備出来てますよ、と言うので制服に着替え部屋から出ると紫色の髪をした少女がペコリと頭を下げる。
間桐桜。
間桐慎二の妹でありヒロインの内の一人である。
この間桐慎二妹に手を出すとんでもない奴なのだがぶっちゃけていうとHFルートは自分の身の行いのせいで死ぬ、しかも妹の手によって。
とそこまで思考がいったところで私は気づいた。
ここで桜ちゃんに今までの事を謝りそして優しくすればHFルートになったとしても死なないの……では??
それはそれで本編が進行しないことになりそうだけど……
まぁそれはそれとしてともかく好感度を上げておくのは悪いことではない。(桜ちゃんからの好感度がもし仮に0……いやマイナスだとしてもだ)
「やあ、桜おはよう」
「……おはようございます、兄さん」
朝から笑顔の兄に妹は僅かに顔を強ばらせた。
そして私は『今までのすまなかった、これまでにしてきた事を許して貰える……とは思っていない、これからは心を入れ換えてもう桜に酷いこは決してしないよ』と言うつもりで口を開いた。
「………………」
「?」
しかし言おうとした言葉は出てこず代わりに出てきた言葉は。
「そこ邪魔だからどけよ、のろま」
罵倒だった。
それから朝食に向かうも野菜を食べなかったり料理に対しぶつくさ文句を言おうと思っていないのになぜか私は桜ちゃんを苛めていた。
(こ、この体てゆーか慎二!!!!)
固くなにも謝罪をしたくないのかお前は。慎二そういうところだぞ。
ああ好感度も上げることが出来ないのなら死を受け入れるしかないじゃないか……と私は途方にくれた。