第一章
夢小説設定
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「もう朝か……」
窓から差し込む光であきらはうう、と呻きベッドから身を起こした。
昨日の一件のせいかあまり眠れず若干寝不足だ。
聞き耳を立てれば下から何やら物音と話し声が聞こえた。
既に三人は起きているのだろう。
そうなればさっさと着替えを済まさなくては、とあきらは身支度をさっさと終わらせた。
階段を降りると、既に朝食の用意が出来ていた。
しまった、と心の中で呟く。
「おはよう、あきらちゃん」
「おはよう、ユズリハ
ごめん、準備手伝えなくて……」
と謝るとユズリハはいいよ、と大して気にしていない様子だったが、これからはもう少し早起きしようとあきらは思った。
朝食を終えると、センクウから話があると言われあきらは少し身を強ばらせた。
もしかして、もうお払い箱…………?と昨日は悪い事しか浮かばなかった。
元々一人で行動してたとは言え急にお払い箱と言われるのは少々抵抗がある。
「あきら、俺たちのギルドの活動内容は覚えてるか?」
「え?うん、薬学の研究……であってたよね」
昨日説明されたばかりだ。
センクウは薬草など用いて主に回復用途のポーションを作る薬の研究をしていて、その素材を求めに時折遠くの地まで赴く……と言っていた。
「あーーありゃあ嘘だ」
「嘘!?!?」
「やってる事は嘘じゃねぇんだが、目的は別にある」
センクウが言うには薬学の研究は隠れ蓑らしい。(隠れ蓑とはいえ真剣に取り組んでいるらしいが)
「その目的は……無くした欠片を探しだす事だ」
あきらは昨日センクウと会話した内容を思い出す。
「欠片って……何か分かんないんでしょ?
どうやって探すの?」
「それが難点だな、それを発見出来たとして俺自身が無くした欠片、だと認識出来るかどうかだが……
まぁ、なにもしないよりはマシだろ
何かを探すつーよりは世界を旅して回って、この目で見て引っ掛かる部分はねぇか探してるって言った方がいいかもな」
「そうなの……
タイジュとユズリハもこの事知ってるの?」
「ん、ああ!!もちろんだ」
「私も同じく分かってるよ」
それもそうか、と納得する。
タイジュとユズリハはギルドを設立メンバーだ。
って、こんな大事な事知っといていいのだろうか……
予め隠していたということは隠さねばならない事情があったはず。
とセンクウに聞くと。
「あ”ーーー
まぁ、何となくな
隠しといた方が良いだろ
あくまで勘……っていうのは言いたかねぇんだが……
ギルドメンバー以外には誰にも言うなよ」
そう言うセンクウの声は重たくあきらは頷いた。
その理由は分からないが、あまり良くはないのだろう。
「いやーー、まさかこんなに早く言うとは思ってなかったからびっくりしたな!」
「センクウから朝いきなり話すって言われた時は心臓出るかと思っちゃった」
「あきらも似たような理由持ってるから共有したくに早いことはねぇ」
と楽しく談笑する三人を見てあきらは仲がいいのだなあとふふ、笑った。
「そういえば、三人ってどういう知り合いなの?」
「ん?ああ、俺とセンクウは幼馴染みで……
ユズリハとは……とは……
ええと、学院で出会って……たんだよな?」
「え、う、うん……?
うん、そうだよね
センクウくんの実験で代わりに乗せる何かが必要で……」
「あ”ーーまぁ、そんな感じだったな」
仲の良い三人は出会ったころの思い出話に花を咲かせあきらはその話に耳を傾けた。
その思い出話がチグハグな事には気づかずに。
窓から差し込む光であきらはうう、と呻きベッドから身を起こした。
昨日の一件のせいかあまり眠れず若干寝不足だ。
聞き耳を立てれば下から何やら物音と話し声が聞こえた。
既に三人は起きているのだろう。
そうなればさっさと着替えを済まさなくては、とあきらは身支度をさっさと終わらせた。
階段を降りると、既に朝食の用意が出来ていた。
しまった、と心の中で呟く。
「おはよう、あきらちゃん」
「おはよう、ユズリハ
ごめん、準備手伝えなくて……」
と謝るとユズリハはいいよ、と大して気にしていない様子だったが、これからはもう少し早起きしようとあきらは思った。
朝食を終えると、センクウから話があると言われあきらは少し身を強ばらせた。
もしかして、もうお払い箱…………?と昨日は悪い事しか浮かばなかった。
元々一人で行動してたとは言え急にお払い箱と言われるのは少々抵抗がある。
「あきら、俺たちのギルドの活動内容は覚えてるか?」
「え?うん、薬学の研究……であってたよね」
昨日説明されたばかりだ。
センクウは薬草など用いて主に回復用途のポーションを作る薬の研究をしていて、その素材を求めに時折遠くの地まで赴く……と言っていた。
「あーーありゃあ嘘だ」
「嘘!?!?」
「やってる事は嘘じゃねぇんだが、目的は別にある」
センクウが言うには薬学の研究は隠れ蓑らしい。(隠れ蓑とはいえ真剣に取り組んでいるらしいが)
「その目的は……無くした欠片を探しだす事だ」
あきらは昨日センクウと会話した内容を思い出す。
「欠片って……何か分かんないんでしょ?
どうやって探すの?」
「それが難点だな、それを発見出来たとして俺自身が無くした欠片、だと認識出来るかどうかだが……
まぁ、なにもしないよりはマシだろ
何かを探すつーよりは世界を旅して回って、この目で見て引っ掛かる部分はねぇか探してるって言った方がいいかもな」
「そうなの……
タイジュとユズリハもこの事知ってるの?」
「ん、ああ!!もちろんだ」
「私も同じく分かってるよ」
それもそうか、と納得する。
タイジュとユズリハはギルドを設立メンバーだ。
って、こんな大事な事知っといていいのだろうか……
予め隠していたということは隠さねばならない事情があったはず。
とセンクウに聞くと。
「あ”ーーー
まぁ、何となくな
隠しといた方が良いだろ
あくまで勘……っていうのは言いたかねぇんだが……
ギルドメンバー以外には誰にも言うなよ」
そう言うセンクウの声は重たくあきらは頷いた。
その理由は分からないが、あまり良くはないのだろう。
「いやーー、まさかこんなに早く言うとは思ってなかったからびっくりしたな!」
「センクウから朝いきなり話すって言われた時は心臓出るかと思っちゃった」
「あきらも似たような理由持ってるから共有したくに早いことはねぇ」
と楽しく談笑する三人を見てあきらは仲がいいのだなあとふふ、笑った。
「そういえば、三人ってどういう知り合いなの?」
「ん?ああ、俺とセンクウは幼馴染みで……
ユズリハとは……とは……
ええと、学院で出会って……たんだよな?」
「え、う、うん……?
うん、そうだよね
センクウくんの実験で代わりに乗せる何かが必要で……」
「あ”ーーまぁ、そんな感じだったな」
仲の良い三人は出会ったころの思い出話に花を咲かせあきらはその話に耳を傾けた。
その思い出話がチグハグな事には気づかずに。