第一章
夢小説設定
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「センクウーー!!!駄目だそれはー!!
女性に乱暴なんていけないぞ!!!」
「タイジュくんの言う通りだよ!!」
あわあわとテンパる二人にセンクウは溜め息をついた。
「何勘違いしてやがる、誰もんな事言ってねぇわ
肉体労働だよ、肉体労働」
「にく、たい……!?」
あきらが自らを抱きしめてセンクウを畏怖の目で見るとセンクウは呆れて言った。
「だーかーら、違うっつってんだろ
俺が言ってんのはな……」
センクウは現状自分達のギルドの話をした。
「今俺らのギルド内でまともに戦えるやつはいねぇ
もうちょい活動範囲を広げたいところだが……
そこでだ、あきら、テメーにその協力をしてほしい」
センクウは戦力確保の為あきらにギルドの仲間入りをしてほしいと話した。
「それならいいけど……
ほんとに体目的じゃないよね」
じろりと睨むとセンクウは何度言ったら分かるんだと眉間に皺を寄せた。
「あ“~~んな事しねぇから安心しろ
こちとら他にやる事たっくさんで発情する暇もありゃしねぇわ
たとえ隣に寝てたとしても襲わねぇよ」
「そこまで言うなら……」
「んじゃ、決まりだな」
半ば強引な流れであきらはセンクウが率いるギルドに所属する事になった。
「つーことでさっさと街戻んぞ
メンバー追加の申請もしなきゃいけねぇしな」
それなら移動する事数時間、一行は主要都市のランドソルに辿り着いた。
主要都市だけあって町はたくさんの人で賑わっている。
センクウにはぐれるな、と釘をさされあきらは後を着いていくとギルド管理協会が見えてきた。
「よお、カリン」
「あら、こんにちは、センクウさん
何かご用ですか?」
彼女はカリンといってギルドを統括する組織ギルド管理協会の職員である。
ギルドの申請やギルド側にクエストの依頼の手続きなどなど……いえば公的機関の受付人だ。
「ギルドの追加メンバーの申請を頼む」
「はい、承知致しました
では、こちらの書類にサインを」
センクウはサラサラと書類に書いていった。
「はい、書類確認出来ましたので申請認証OKです」
特に滞りもなくあっさりと申請は終わった。
何かテストでもあると思ったが基本ギルドはギルドマスターが齢10以上のしばりはあるものの、追加、移籍等辺りはゆるそうだ。
そして、4人は各々が住むギルドハウスへと移動した。
「そういえばギルドの名前って何て言うの?」
「そういや、教えてなかったな
名前は……『リサーチ』だ」
センクウは不敵に笑った。