第三章
夢小説設定
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瓦礫が降り注ぐ寸前あきらは誰かに抱えられすんでのところで危機を回避した。
あきらは自分を助けた相手を見て目を見開く。
「なん、で」
どうして、あの時冷たく突き放したのに。
「あきら怪我ないか?って見りゃ分かるか」
留三郎はあの時の事を全く気にする素振りも見せず助け出せて良かったと笑った。
「よし、応急措置はこれくらいでいいか
伊作ほど上手くやれなくてごめんな
ったく、仙蔵の野郎容赦ねぇー」
「あの、留三郎」
ん?と留三郎がこちらに振り向いた。
「……なんでもない、助けてくれてありがとう」
お礼をいうと留三郎はにかっと笑って大したことしてねぇよと言った。
「おし、ここにあんま長居すんのもあれだからとっとと逃げるぞ、あきな?」
出口はこっちだと案内しようとした留三郎だが。
「留三郎には悪いけど、このまま天守閣に行く」
「はあ!?」
留三郎はすっとんきょうな声を上げたが声の大きさのあまり周囲に気づかれてないか……と焦ったが幸い周りには誰もいないようだ。
「お前な!!怪我してんだろ!」
「痛むけど動けないわけじゃない
それにどこかの誰かさんだってこのくらいの傷なら動くでしょ?」
「お、お前っ、その話は今しなくてもなあ……!
それにお前がする必要はないだろ!
お前が行かなくても忍術学園の誰かが……」
「他の誰かが行くとしても行く」
どうしても分かってくれないのであれば留三郎と戦う…とでも思っているのかあきらは臨戦態勢だ。
そんなあきらに留三郎ははあ……と溜め息をついた。
「ったくしょうがねぇな……
その代わり無茶すんじゃねぇぞ」
「……!ありがとう留三郎」
本当はそんな危険な目にも合わせたくないのだが……
惚れた弱みだな、と思った留三郎だった。
あきらは自分を助けた相手を見て目を見開く。
「なん、で」
どうして、あの時冷たく突き放したのに。
「あきら怪我ないか?って見りゃ分かるか」
留三郎はあの時の事を全く気にする素振りも見せず助け出せて良かったと笑った。
「よし、応急措置はこれくらいでいいか
伊作ほど上手くやれなくてごめんな
ったく、仙蔵の野郎容赦ねぇー」
「あの、留三郎」
ん?と留三郎がこちらに振り向いた。
「……なんでもない、助けてくれてありがとう」
お礼をいうと留三郎はにかっと笑って大したことしてねぇよと言った。
「おし、ここにあんま長居すんのもあれだからとっとと逃げるぞ、あきな?」
出口はこっちだと案内しようとした留三郎だが。
「留三郎には悪いけど、このまま天守閣に行く」
「はあ!?」
留三郎はすっとんきょうな声を上げたが声の大きさのあまり周囲に気づかれてないか……と焦ったが幸い周りには誰もいないようだ。
「お前な!!怪我してんだろ!」
「痛むけど動けないわけじゃない
それにどこかの誰かさんだってこのくらいの傷なら動くでしょ?」
「お、お前っ、その話は今しなくてもなあ……!
それにお前がする必要はないだろ!
お前が行かなくても忍術学園の誰かが……」
「他の誰かが行くとしても行く」
どうしても分かってくれないのであれば留三郎と戦う…とでも思っているのかあきらは臨戦態勢だ。
そんなあきらに留三郎ははあ……と溜め息をついた。
「ったくしょうがねぇな……
その代わり無茶すんじゃねぇぞ」
「……!ありがとう留三郎」
本当はそんな危険な目にも合わせたくないのだが……
惚れた弱みだな、と思った留三郎だった。