第三章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
仙蔵と言葉を交わしながら周りの様子を観察する。
ここは城内の一階に当たる。
仙蔵の得意武器は炮烙火矢だがここで使ったりなんぞしたら爆発で建物が崩れる危険性がある。
それを把握しているのは向こうも同じ。
得意武器は使えない、ならーーー。
(接近戦で片をつける!!)
懐から苦無を取り出し一直線に仙蔵の元に走り苦無を走らせる。
その苦無が仙蔵に刺さる……かと思いきやすぐさま弾かれた。
時間にして一瞬。
苦無を取り出して僅かな時間しか経っていないがどうやら考える事は同じのようだ。
跳躍し仙蔵から距離を取ると仙蔵はふっと笑みをこぼした。
じりじりとお互いに飛びかかるタイミングを見計る。
遠くの方で戦いが始まった音を合図に体を動かすした。
キンキン、と苦無同士が当たる音が部屋内を埋め尽くす。
啖呵をきったもののブランクが大きいあきらは防戦一向だ。
中心にいたはずなのに徐々に奥へ奥へと追い詰められる。
このままでは壁に追い詰められてしまう。
脳裏に自分が血飛沫を上げるイメージが浮かぶ。
それを取っ払い何か状況を変えるべく体術に戦法を変える。
とりあえず足払いでもして仙蔵の体勢を崩せば……と行動したがそれを読んでいたのかあっさりとかわされてしまい逆に自分が体勢を崩すことになってしまった。
それを仙蔵が見逃すはずもない。
腹を蹴られて壁へと叩きつけられる。
叩きつけられた衝撃でカハっと肺内の空気が押し出された。
ずるずると床にずり落ちてあきらは仙蔵を睨む。
今のは堪えた。
(あいつ手加減なしか……!)
まぁでも相手がどうあれ手加減する男ではなかった、と僅かに笑う。
笑ったのを見て仙蔵は追い討ちをかけようとしたところをピタリと足を止める。
「笑うなんて自棄にでもなったか?
実力差は明らかだ、命乞いをするなら見逃してやってもいいぞ?」
「はっ、誰が
それにまだ負けたわけじゃない……!!」
ここは城内の一階に当たる。
仙蔵の得意武器は炮烙火矢だがここで使ったりなんぞしたら爆発で建物が崩れる危険性がある。
それを把握しているのは向こうも同じ。
得意武器は使えない、ならーーー。
(接近戦で片をつける!!)
懐から苦無を取り出し一直線に仙蔵の元に走り苦無を走らせる。
その苦無が仙蔵に刺さる……かと思いきやすぐさま弾かれた。
時間にして一瞬。
苦無を取り出して僅かな時間しか経っていないがどうやら考える事は同じのようだ。
跳躍し仙蔵から距離を取ると仙蔵はふっと笑みをこぼした。
じりじりとお互いに飛びかかるタイミングを見計る。
遠くの方で戦いが始まった音を合図に体を動かすした。
キンキン、と苦無同士が当たる音が部屋内を埋め尽くす。
啖呵をきったもののブランクが大きいあきらは防戦一向だ。
中心にいたはずなのに徐々に奥へ奥へと追い詰められる。
このままでは壁に追い詰められてしまう。
脳裏に自分が血飛沫を上げるイメージが浮かぶ。
それを取っ払い何か状況を変えるべく体術に戦法を変える。
とりあえず足払いでもして仙蔵の体勢を崩せば……と行動したがそれを読んでいたのかあっさりとかわされてしまい逆に自分が体勢を崩すことになってしまった。
それを仙蔵が見逃すはずもない。
腹を蹴られて壁へと叩きつけられる。
叩きつけられた衝撃でカハっと肺内の空気が押し出された。
ずるずると床にずり落ちてあきらは仙蔵を睨む。
今のは堪えた。
(あいつ手加減なしか……!)
まぁでも相手がどうあれ手加減する男ではなかった、と僅かに笑う。
笑ったのを見て仙蔵は追い討ちをかけようとしたところをピタリと足を止める。
「笑うなんて自棄にでもなったか?
実力差は明らかだ、命乞いをするなら見逃してやってもいいぞ?」
「はっ、誰が
それにまだ負けたわけじゃない……!!」