第三章
夢小説設定
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行きと同じく目隠しをされあきらはまた担ぎ上げられた。(ちなみに先ほど忍装束に着替えたが目立つので元の服に着替えた)
二度目なので大人しくしていると再び地面へと下ろされたので城の外へ出たのだろう。
目隠しが外されたのでもう目を開けてもいいらしい。
目を開けると既に城は確認出来ずうっそうとした森の中だった。
周囲に危険がない事を確認し予め持たされた握り飯を朝食がてら食べてから目的の城へと一向は出発した。
それからはもうほぼ歩きで(時折休憩はしたが)1日を過ごした。
時折諸泉が気づかってか話題を出したがあまり弾まず午後にはほぼほぼ無言になっていた。
夜営に適してそうな場所を発見したので今日はここで寝るらしい。
「はい」
「…………ありがとうございます」
あきらは雑渡から渡されたものを凝視し眉間に皺を寄せた。
これは兵糧丸といって所謂携帯食なのだが……
これがまぁ不味いのだ。
現代の携帯食とは遥かに違う代物だ。
昔はそういう物として我慢していたがこうも違いを知ってしまうと再び口にするのが怖い。
あまりに嫌な顔をしていたのがバレたのか諸泉は雑渡に耳打ちする。
「だから言ったじゃないですか
兵糧丸はあまりにも苦すぎますって」
「うちに属した以上特別扱いはできない」
「組頭……」
あきらははあ……と溜め息をついた。
もう四の五言ってられる状態でもないしそもそも食料を分け与えてくれるだけましだ。
覚悟を決めて口の中に放り込む。
…………やはりまずい。
「………雑炊飲む?」
「いえ、お気持ちだけで結構です……」
さっきはああ言ったものの気を遣ってか言ってくれたが正直この状態で雑炊飲むのは……
あと水分補給も兼ねるのは分かってるけど雑炊を筒に入れるのはどうかと内心思う。
水で兵糧丸を流し込むと雑渡は懐から紙を出した。
「城の見取り図だ
出来るだけ頭にいれておけ」
「はい」
恐らくこれを見れるのはこの一回きり、あきらは忘れないようの頭に叩き込んだ。
もう大丈夫ですと伝えると雑渡は持ってきた図面を焚き火の中にくべた。
(やっぱり)
二度目なので大人しくしていると再び地面へと下ろされたので城の外へ出たのだろう。
目隠しが外されたのでもう目を開けてもいいらしい。
目を開けると既に城は確認出来ずうっそうとした森の中だった。
周囲に危険がない事を確認し予め持たされた握り飯を朝食がてら食べてから目的の城へと一向は出発した。
それからはもうほぼ歩きで(時折休憩はしたが)1日を過ごした。
時折諸泉が気づかってか話題を出したがあまり弾まず午後にはほぼほぼ無言になっていた。
夜営に適してそうな場所を発見したので今日はここで寝るらしい。
「はい」
「…………ありがとうございます」
あきらは雑渡から渡されたものを凝視し眉間に皺を寄せた。
これは兵糧丸といって所謂携帯食なのだが……
これがまぁ不味いのだ。
現代の携帯食とは遥かに違う代物だ。
昔はそういう物として我慢していたがこうも違いを知ってしまうと再び口にするのが怖い。
あまりに嫌な顔をしていたのがバレたのか諸泉は雑渡に耳打ちする。
「だから言ったじゃないですか
兵糧丸はあまりにも苦すぎますって」
「うちに属した以上特別扱いはできない」
「組頭……」
あきらははあ……と溜め息をついた。
もう四の五言ってられる状態でもないしそもそも食料を分け与えてくれるだけましだ。
覚悟を決めて口の中に放り込む。
…………やはりまずい。
「………雑炊飲む?」
「いえ、お気持ちだけで結構です……」
さっきはああ言ったものの気を遣ってか言ってくれたが正直この状態で雑炊飲むのは……
あと水分補給も兼ねるのは分かってるけど雑炊を筒に入れるのはどうかと内心思う。
水で兵糧丸を流し込むと雑渡は懐から紙を出した。
「城の見取り図だ
出来るだけ頭にいれておけ」
「はい」
恐らくこれを見れるのはこの一回きり、あきらは忘れないようの頭に叩き込んだ。
もう大丈夫ですと伝えると雑渡は持ってきた図面を焚き火の中にくべた。
(やっぱり)