第三章
夢小説設定
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「さて、と
そろそろ城に近づいたことだし……ちょっとごめんね」
雑渡は断りを入れてからあきらの目を布で覆い目隠しを施した。
そして両腕を後ろで固定され担ぎ上げられた。
「なっ」
「いくら天女といえどもうちの城の内部とか諸々見られちゃ困るからね」
利害が一致したとはいえあきらは部外者にすぎない。
それを考慮しての対策だろうと思いあきらは抗議するのをやめ黙った。
「へえ、随分聞き分けがいいね?」
「下手に動いても無駄なので
それより変なとこ触らないで下さいね」
「はいはい」
しばらく揺られると襖が開く音が聞こえた。
どこか部屋に着いたのか。
床に下ろされて目隠しの布が外されると視界に映ったのはごく普通の部屋だ。
「今日はここで寝てもらう、いいね?」
「……分かりました」
「明日明朝例のソザナイタケ城に向けて出発だ」
あきらははい、と頷くのに対し雑渡は出会った時の態度と違うなと首を傾げている。
「さっきから敬語だけどどうしたの?」
「そりゃ今はあなたに着いていってるわけですし配慮するのは当然かと
上司の機嫌を損ねたら首が飛ぶのはこっちですし」
「あ~~まぁ、確かに私が直属の上司にはなるね
にしても首が飛ぶって……言い方残酷すぎない??」
「この時代のあなたに言われたくはないんですが……」
「まぁ、いいや、おやすみ」
あきらもお休みなさい、と返したのをみて雑渡は部屋から出ていった。
部屋の外で雑渡と他のタソガレドキ忍者の人が話しているのが聞こえる。
内容は見張りの交代の話だった。
見張りに関しては忍術学園の時にもされていたので特に思うことはない。
あきらは用意されていた布団を敷き寝巻きに着替えて布団に入った。
(皆どうしてるかな)
一人になってふと考えてしまう。
思い浮かべるのは用具委員会の後輩達、同級生の奴ら……そして……
(留三郎……)
手をはね除けられた留三郎の表情が思い出された。
今頃きっとソザナイタケ城に攻めこむ準備をしているはずだ。
私のことをどう対処しているかは分からないけど……
(でも多分次会った時は…………)
きゅっと唇をかみしめる。
出来れば相手したくないとあきらは思った。
(それでも例え相対することになったとしても私は)
あの時忍術学園を元に戻してみせるって誓ったのだから。
そろそろ城に近づいたことだし……ちょっとごめんね」
雑渡は断りを入れてからあきらの目を布で覆い目隠しを施した。
そして両腕を後ろで固定され担ぎ上げられた。
「なっ」
「いくら天女といえどもうちの城の内部とか諸々見られちゃ困るからね」
利害が一致したとはいえあきらは部外者にすぎない。
それを考慮しての対策だろうと思いあきらは抗議するのをやめ黙った。
「へえ、随分聞き分けがいいね?」
「下手に動いても無駄なので
それより変なとこ触らないで下さいね」
「はいはい」
しばらく揺られると襖が開く音が聞こえた。
どこか部屋に着いたのか。
床に下ろされて目隠しの布が外されると視界に映ったのはごく普通の部屋だ。
「今日はここで寝てもらう、いいね?」
「……分かりました」
「明日明朝例のソザナイタケ城に向けて出発だ」
あきらははい、と頷くのに対し雑渡は出会った時の態度と違うなと首を傾げている。
「さっきから敬語だけどどうしたの?」
「そりゃ今はあなたに着いていってるわけですし配慮するのは当然かと
上司の機嫌を損ねたら首が飛ぶのはこっちですし」
「あ~~まぁ、確かに私が直属の上司にはなるね
にしても首が飛ぶって……言い方残酷すぎない??」
「この時代のあなたに言われたくはないんですが……」
「まぁ、いいや、おやすみ」
あきらもお休みなさい、と返したのをみて雑渡は部屋から出ていった。
部屋の外で雑渡と他のタソガレドキ忍者の人が話しているのが聞こえる。
内容は見張りの交代の話だった。
見張りに関しては忍術学園の時にもされていたので特に思うことはない。
あきらは用意されていた布団を敷き寝巻きに着替えて布団に入った。
(皆どうしてるかな)
一人になってふと考えてしまう。
思い浮かべるのは用具委員会の後輩達、同級生の奴ら……そして……
(留三郎……)
手をはね除けられた留三郎の表情が思い出された。
今頃きっとソザナイタケ城に攻めこむ準備をしているはずだ。
私のことをどう対処しているかは分からないけど……
(でも多分次会った時は…………)
きゅっと唇をかみしめる。
出来れば相手したくないとあきらは思った。
(それでも例え相対することになったとしても私は)
あの時忍術学園を元に戻してみせるって誓ったのだから。