第三章
夢小説設定
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遡ること1日前、あきらは就寝していたところ周りが騒がしく目を覚ました。
「……??」
天井裏に見張りがいるはずなのだがいる気配がない。
いつの間に任務を解いたのかと疑問に思っていると不意に後ろから声がした。
「それはねうちの部下が来てるからだよ」
「……!!!雑渡昆奈門!!!」
枕に隠しておいた苦無を投げるもあっさりとかわされてしまう。
ざっとは応対してきたことに目を細めた。
「へぇ、色々と教わってるようだね」
「……何しにきた」
ぐっと睨むと雑渡は目尻を上げる。
「時間がないから手短に話すけど君を浚いにきた」
「……!!悪いけど浚われるつもりなんて更々ないから」
「ふーん、けどいいのかな?
このままだと君……置いてきぼりになっちゃうよ」
雑渡の言葉にあきらは息を呑んだ。
「どういう事だ」
「そのままの意味だよ
うちの調査隊が元凶を発見したんだけど天女である君が同行できるわけないよね?」
雑渡の言葉に耳を貸しながらあきらは先日聞いた話を思い出した。
学園長の庵の周辺を掃除していた時のことだ。
学園長、先生方それと利吉が庵の中で話しているのが聞こえてきた。
『では……に一連の騒動の元がいると』
『ええ、ですので上級生で……』
『そうなると天女であるあきらは学園に居てもらったほうがいいな』
『私もそう思います
近づけると何が起こるかも分かりませんからね』
未だ天女達による事例が天女自身によるものかそれともそれ以外に理由があるのか分かっていない以上そう考えるのは当然だ。
「だからってあんたに着いていくわけにはいかいない
ここを離れたら皆を裏切ることになる」
「ふーん、じゃあ君は黙って指をくわえて待ってるってことだ
忍術学園の皆が必死に戦っている時でものほほんと待ってるわけだね」
「っっっっ!!!」
ぎり……と歯を食い縛る。
そんなこと決まってる、大人しく黙っていられるわけがない。
でも着いていったら……
脳裏に六人の姿が映る。
きっと再び会った時には相対しなければいけない。
しかし自分の事は自分がよく知っている。
じっとしてるなんて合わないし一人だけ何も知らずにいるなんて嫌だ。
あきらは拳を握りしめて覚悟を決めた。
「その話、本当なんだろうな」
「本当さ、それを聞くってことはうちに来てくれるって捉えていいのかな?」
あきらは頷いた。
「じゃあ行こうか」
「……??」
天井裏に見張りがいるはずなのだがいる気配がない。
いつの間に任務を解いたのかと疑問に思っていると不意に後ろから声がした。
「それはねうちの部下が来てるからだよ」
「……!!!雑渡昆奈門!!!」
枕に隠しておいた苦無を投げるもあっさりとかわされてしまう。
ざっとは応対してきたことに目を細めた。
「へぇ、色々と教わってるようだね」
「……何しにきた」
ぐっと睨むと雑渡は目尻を上げる。
「時間がないから手短に話すけど君を浚いにきた」
「……!!悪いけど浚われるつもりなんて更々ないから」
「ふーん、けどいいのかな?
このままだと君……置いてきぼりになっちゃうよ」
雑渡の言葉にあきらは息を呑んだ。
「どういう事だ」
「そのままの意味だよ
うちの調査隊が元凶を発見したんだけど天女である君が同行できるわけないよね?」
雑渡の言葉に耳を貸しながらあきらは先日聞いた話を思い出した。
学園長の庵の周辺を掃除していた時のことだ。
学園長、先生方それと利吉が庵の中で話しているのが聞こえてきた。
『では……に一連の騒動の元がいると』
『ええ、ですので上級生で……』
『そうなると天女であるあきらは学園に居てもらったほうがいいな』
『私もそう思います
近づけると何が起こるかも分かりませんからね』
未だ天女達による事例が天女自身によるものかそれともそれ以外に理由があるのか分かっていない以上そう考えるのは当然だ。
「だからってあんたに着いていくわけにはいかいない
ここを離れたら皆を裏切ることになる」
「ふーん、じゃあ君は黙って指をくわえて待ってるってことだ
忍術学園の皆が必死に戦っている時でものほほんと待ってるわけだね」
「っっっっ!!!」
ぎり……と歯を食い縛る。
そんなこと決まってる、大人しく黙っていられるわけがない。
でも着いていったら……
脳裏に六人の姿が映る。
きっと再び会った時には相対しなければいけない。
しかし自分の事は自分がよく知っている。
じっとしてるなんて合わないし一人だけ何も知らずにいるなんて嫌だ。
あきらは拳を握りしめて覚悟を決めた。
「その話、本当なんだろうな」
「本当さ、それを聞くってことはうちに来てくれるって捉えていいのかな?」
あきらは頷いた。
「じゃあ行こうか」