第二章
夢小説設定
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利吉に話しかけられたあきらは返事をしようとしたが留三郎に間に入られタイミングを失ってしまった。
「利吉さん!お久しぶりです!!」
目を爛々と輝かせて前のめりの留三郎を見てあきらは前世の時もこうだったなと思い出す。
「あきらこの人は利吉さんっていうプロ忍でー
とにかくすっげぇんだぞ!!」
「へ、へぇ、そうなんだ」
あきらも以前利吉のことは当然知っていたが特に憧れる気持ちはない。
「はじめまして、あきらといいます」
「こちらこそはじめまして
いきなりですまないけど二人で話してもいいかな?」
「えっっ」
突然の言葉にあきらは驚いた。
が、ここで断っても良くないだろうと思い用具委員の皆に少しだけ離れると伝えた。
利吉の後ろを歩きながらあきらは思案した。
話とはなんだろうか。
下手な動きをしたら消されるのではないか……と考えていると利吉が止まった。
なるほど生徒があまり居ない場所が目当てだったらしい。
それはそれで嫌な予感がするが。
「私は今日塀が綺麗になってて驚いたんだ」
「は、はあ」
唐突に忍術学園の塀が綺麗だと誉められあきらははてなマークを浮かべた。
「何故驚いたのか気になるかい?」
「…綺麗じゃなかった時があったんですか?」
「……ああ、それも一時じゃない
しばらく放置されていたことがあった
君が来るしばらく前のことだ」
利吉は以前の学園の様子を話した。
「ひどい物だったよ、忍術学園の荒れようは…
あちこちで揉め事が起きていて委員会どころじゃなかったんだろう」
利吉は話す。
修繕されず放ったらかしになった結果更に荒み具合が酷くなったらしい。
そしてこういった。
忍術学園の精神的な要は用具委員会だと。
用具委員会が正しく機能して正常な日常に戻れるのだ。
「だから正直綺麗な塀を見てちょっとほっとしたよ
君がいても機能してるんだから」
どうやら利吉は危害を加える気はないらしい。
そこで話は終わり利吉は帰っていった。
「利吉さんと何を話したんだ??」
「え、あー……塀が綺麗で安心しただって」
「はあ??それだけ??」
用具委員会は修理だけじゃねぇのに、と溜め息をつく留三郎。
話はそれだけではないけどあの話をぶり返すのもあれだろうとあきらは口に出すのをやめた。
「利吉さん!お久しぶりです!!」
目を爛々と輝かせて前のめりの留三郎を見てあきらは前世の時もこうだったなと思い出す。
「あきらこの人は利吉さんっていうプロ忍でー
とにかくすっげぇんだぞ!!」
「へ、へぇ、そうなんだ」
あきらも以前利吉のことは当然知っていたが特に憧れる気持ちはない。
「はじめまして、あきらといいます」
「こちらこそはじめまして
いきなりですまないけど二人で話してもいいかな?」
「えっっ」
突然の言葉にあきらは驚いた。
が、ここで断っても良くないだろうと思い用具委員の皆に少しだけ離れると伝えた。
利吉の後ろを歩きながらあきらは思案した。
話とはなんだろうか。
下手な動きをしたら消されるのではないか……と考えていると利吉が止まった。
なるほど生徒があまり居ない場所が目当てだったらしい。
それはそれで嫌な予感がするが。
「私は今日塀が綺麗になってて驚いたんだ」
「は、はあ」
唐突に忍術学園の塀が綺麗だと誉められあきらははてなマークを浮かべた。
「何故驚いたのか気になるかい?」
「…綺麗じゃなかった時があったんですか?」
「……ああ、それも一時じゃない
しばらく放置されていたことがあった
君が来るしばらく前のことだ」
利吉は以前の学園の様子を話した。
「ひどい物だったよ、忍術学園の荒れようは…
あちこちで揉め事が起きていて委員会どころじゃなかったんだろう」
利吉は話す。
修繕されず放ったらかしになった結果更に荒み具合が酷くなったらしい。
そしてこういった。
忍術学園の精神的な要は用具委員会だと。
用具委員会が正しく機能して正常な日常に戻れるのだ。
「だから正直綺麗な塀を見てちょっとほっとしたよ
君がいても機能してるんだから」
どうやら利吉は危害を加える気はないらしい。
そこで話は終わり利吉は帰っていった。
「利吉さんと何を話したんだ??」
「え、あー……塀が綺麗で安心しただって」
「はあ??それだけ??」
用具委員会は修理だけじゃねぇのに、と溜め息をつく留三郎。
話はそれだけではないけどあの話をぶり返すのもあれだろうとあきらは口に出すのをやめた。