第二章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
利吉はその後学園長の庵にいた。
和室内には学園長はもちろん、他の先生達が集まり中々に重苦しい空気だ。
「で、利吉調査の結果はじゃが」
はい、と利吉は結果を語った。
「まず、ついこないだ学園を襲った曲者の二人組ですが……
恐らくドクササコによって派遣されたと聞きました
目的ですが曲者と言っていたとおり天女の捕獲で間違いなさそうです」
ふむ……と学園長は顎に手を当てた。
「利吉、敵はドクササコだけか?」
山田先生がそう問うと利吉は否と答えた。
「いいえ、ドクササコのみならずその他の城も天女を狙っているでしょう
タソガレドキも動いてると噂を聞きます」
「やはりそうか……」
「あともう少し探ってみますが、学園長他にご要望は?」
「そうじゃな
利吉、何故この忍術学園に天女が舞い降りるようになったのか調べてみてくれんか」
学園長の突然な申し出に利吉は目を点にした。
「何故天女がやってくるか……をですか?」
「そうじゃ
今の天女とは上手くやれているが現況をどうにかしなければ事態は完璧に改善出来ないじゃろう」
「それは確かにそうですが……」
利吉は困った。
神の思し召しとも思えるようなあの不思議な現象。
空から降ってくる理由を調べろなんてそれこそ雲を掴めと言っているようなものだ。
「……分かりました
出来る限りの事はやってみます
それと……」
利吉はもう一つの要件を話した。
(結局説得うまくいかなかったな……)
利吉は何とか父に帰宅するように説得しようとしたが、願として首を縦に振ることはなかった。
まぁでも、この状況では仕方ないか……と納得せざるをおえないだろう。
天女が空から降り立ち非日常化した忍術学園をほっとくなど、あの父がするはずがない。
(しかし……前訪れた時よりだいぶ変わったな)
利吉は歩きながら忍術学園の生徒達を見て思う。
先ほど乱太郎、きり丸、しんべえに会ったが、呑気にお昼寝をしていた。
以前には見られなかった姿だ。
変わった、というよりも穏やかな学園に戻りつつあると言った方が正しいだろう。
天女によって一変した忍術学園が何故変わったのか。
利吉は委員会活動をしている用具委員会を目にして確信し、近づいた。
用具委員会の中に一人桃色の忍装束を着たくのたまが混じっている。
くのたまが忍術学園にいるのは特におかしなことではない。
が、委員会と共に行動しているのならば、話は別だ。
利吉はそのくのたまに話しかけた。
「やあ、こんにちは
君が、噂の天女様かな??」
利吉は笑顔で話しかけ、思う。
かつて忍術学園を地獄に落とし込んだのが天女なら。
再び地に戻そうとするこの者は果たして、何者か、と。
それは天女か、それとも悪魔か。はたまたーーー。
和室内には学園長はもちろん、他の先生達が集まり中々に重苦しい空気だ。
「で、利吉調査の結果はじゃが」
はい、と利吉は結果を語った。
「まず、ついこないだ学園を襲った曲者の二人組ですが……
恐らくドクササコによって派遣されたと聞きました
目的ですが曲者と言っていたとおり天女の捕獲で間違いなさそうです」
ふむ……と学園長は顎に手を当てた。
「利吉、敵はドクササコだけか?」
山田先生がそう問うと利吉は否と答えた。
「いいえ、ドクササコのみならずその他の城も天女を狙っているでしょう
タソガレドキも動いてると噂を聞きます」
「やはりそうか……」
「あともう少し探ってみますが、学園長他にご要望は?」
「そうじゃな
利吉、何故この忍術学園に天女が舞い降りるようになったのか調べてみてくれんか」
学園長の突然な申し出に利吉は目を点にした。
「何故天女がやってくるか……をですか?」
「そうじゃ
今の天女とは上手くやれているが現況をどうにかしなければ事態は完璧に改善出来ないじゃろう」
「それは確かにそうですが……」
利吉は困った。
神の思し召しとも思えるようなあの不思議な現象。
空から降ってくる理由を調べろなんてそれこそ雲を掴めと言っているようなものだ。
「……分かりました
出来る限りの事はやってみます
それと……」
利吉はもう一つの要件を話した。
(結局説得うまくいかなかったな……)
利吉は何とか父に帰宅するように説得しようとしたが、願として首を縦に振ることはなかった。
まぁでも、この状況では仕方ないか……と納得せざるをおえないだろう。
天女が空から降り立ち非日常化した忍術学園をほっとくなど、あの父がするはずがない。
(しかし……前訪れた時よりだいぶ変わったな)
利吉は歩きながら忍術学園の生徒達を見て思う。
先ほど乱太郎、きり丸、しんべえに会ったが、呑気にお昼寝をしていた。
以前には見られなかった姿だ。
変わった、というよりも穏やかな学園に戻りつつあると言った方が正しいだろう。
天女によって一変した忍術学園が何故変わったのか。
利吉は委員会活動をしている用具委員会を目にして確信し、近づいた。
用具委員会の中に一人桃色の忍装束を着たくのたまが混じっている。
くのたまが忍術学園にいるのは特におかしなことではない。
が、委員会と共に行動しているのならば、話は別だ。
利吉はそのくのたまに話しかけた。
「やあ、こんにちは
君が、噂の天女様かな??」
利吉は笑顔で話しかけ、思う。
かつて忍術学園を地獄に落とし込んだのが天女なら。
再び地に戻そうとするこの者は果たして、何者か、と。
それは天女か、それとも悪魔か。はたまたーーー。