「今日もいい天気だねぇ」
「そーだな」
「うーーん、むにゃむにゃ」

乱太郎、きり丸、しんべえの三人は仲良く木の下で昼寝をしていた。
とうとうとしていたところ乱太郎は見知った人が学園内を歩いているのを発見した。

「ねぇ、きり丸、しんべえ
あれ利吉さんじゃない？」
「おっ、ほんとだ」
「えっ、どこどこ？？」

三人は飛び起きて利吉の方へと走って駆け寄った。

「「「こんにちは！利吉さん！」」」
「ああ、乱太郎、きり丸、しんべえか
こんにちは」

笑顔で挨拶する三人に利吉は足を止めた。
山田利吉。
フリーの売れっ子忍者であり、三人の担任である山田伝蔵の息子でもある。

「利吉さん、お久しぶりです
今日は何かご用ですか？？」
「また山田先生にお届けものっすか？」
「届け物？食べ物！？」

じゅるりとよだれを垂らしたしんべえに乱太郎は、しんべえ違うよ
山田先生の服だよ、とツッコミをいれた。

「まぁ、そんなとこかな
今から行くとこだ」

利吉は事実をはぐらかして答えそろそろ行くからと言い学園長がいる庵に向かって歩いていった。

「ちぇ、もうちょっと話したかったのに」
「しょうがないよ、利吉さん忙しいもん」
「じゃあ、何する？？」

うーーーん、と三人は考えた。
「「「じゃあお昼寝で！！！！」」」

結局やる事が変わらないような気がするが乱太郎は寝転んで微笑んだ。

「うーーん、今日もいい天気」