第二章
夢小説設定
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「あきら、着替え終わったか?」
仙蔵が聞くと襖を開けて着替え終わったあきらが出てきた。
「むっ」
仙蔵は男装したあきらを見て唸った。
(これは女子に人気が出そうな……)
一瞬男装させようと言った事を後悔したが、これ以外の方法がないので仕方ない。
「変装の為にもう一工夫をしようと思っていたが……
これは髪型を変えただけで良さそうだな」
仙蔵はあきらの髪をくしで解かした。
「それにしてもお前髪が傷んでいないか?
仮にも女子だろう」
「……別に竹谷ほど傷んでないしいいじゃん」
苦言されたあきらはふてくされる。
「しかしだな……
私は気にしないが斎藤に何て言われるか分からんぞ」
斎藤と言う名前を聞いたあきらはギクっとした。
前世でもあきらはタカ丸にはいい思い出がない。
「分かった……」
「さて、出来たぞ」
仙蔵はあきらの黒く長い髪を高く結い上げた。
「ありがとう、仙蔵」
「まぁ、このくらいはな
完っ璧だろう?」
誉められた仙蔵は自慢げに誇る。
すると、小平太の声が正門の方から聞こえてきた。
「まーだーーー???」
仙蔵を除く5人は正門で待機していたのだが、小平太はしびれを切らしたらしい。
仙蔵とあきらは顔を見合わせ苦笑した。
「全く小平太はせっかちだな」
「同意、まぁ待たせてるのには違いないしそろそろ行こうか」
「あれ~~~あきらちゃんが男の子の格好してる~」
小松田は目をぱちくりしている。
「これですか、所謂男装というやつです」
「こうでもしないと外出許可が貰えなかったので……」
仙蔵は学園長から貰った外出許可証を出して説明した。
「あ~~なるほど~~
最近曲者が入り込んで危険ですもんね~」
その曲者は誰が入れたんだ!!!とその場にいる全員が突っこみたくなった。
小松田にいってらっしゃーいと手を振られながら一行は町へと出発した。
「今のところ、怪しい人いないよね?」
伊作は小声で仙蔵に聞く。
「ああ、着いてくる者はいないな
とは言え町に着いてからからが本番だが」
「はーー!!!
久しぶりの町だ!!!
ナンパするぞ!!」
小平太はどうやらナンパが目的だったようだ。
「おい、小平太護衛も忘れるなよ」
文次郎が釘を差す。
「分かってるってーー」
「ねぇ、さっきからよ……
何か妙に視線感じねぇか?」
留三郎が声を落として言う。
それはあきらも感じていた。
でも、曲者とは違うことは分かっていた。
何故なら……。
全て女性陣からの視線だったからだ。
男装がバレてるなら、男女関係なく見ているはずだが、こちらを見ているのは女性なのだ。
「これは……!」
「ああ、間違いない」
「もしかして……!!」
伊作、仙蔵、小平太は何かに気付いたようだ。
「ついにモテ期が来たって事だね!!!」
「ついに我々もモテ期が……!!」
「ああ……長かった……!!」
残りの3人は微妙な顔をしている。
「何だその顔は!文次郎!
見ろ!行く先々の女性陣の目がこちらに向いているのを!!
これをモテ期と呼ばずにどうする!」
「いやあ、だから普通にくの一が狙ってるんじゃないかと思って……」
文次郎は困っている。
「あっ!ねえ、若い女子の集団がこっちに向かって来るよ!!」
慌てて全員は身だしなみを整えた。
それをあきらは死んだ目で見ていた。
(身だしなみは整えるのか……)
仙蔵が聞くと襖を開けて着替え終わったあきらが出てきた。
「むっ」
仙蔵は男装したあきらを見て唸った。
(これは女子に人気が出そうな……)
一瞬男装させようと言った事を後悔したが、これ以外の方法がないので仕方ない。
「変装の為にもう一工夫をしようと思っていたが……
これは髪型を変えただけで良さそうだな」
仙蔵はあきらの髪をくしで解かした。
「それにしてもお前髪が傷んでいないか?
仮にも女子だろう」
「……別に竹谷ほど傷んでないしいいじゃん」
苦言されたあきらはふてくされる。
「しかしだな……
私は気にしないが斎藤に何て言われるか分からんぞ」
斎藤と言う名前を聞いたあきらはギクっとした。
前世でもあきらはタカ丸にはいい思い出がない。
「分かった……」
「さて、出来たぞ」
仙蔵はあきらの黒く長い髪を高く結い上げた。
「ありがとう、仙蔵」
「まぁ、このくらいはな
完っ璧だろう?」
誉められた仙蔵は自慢げに誇る。
すると、小平太の声が正門の方から聞こえてきた。
「まーだーーー???」
仙蔵を除く5人は正門で待機していたのだが、小平太はしびれを切らしたらしい。
仙蔵とあきらは顔を見合わせ苦笑した。
「全く小平太はせっかちだな」
「同意、まぁ待たせてるのには違いないしそろそろ行こうか」
「あれ~~~あきらちゃんが男の子の格好してる~」
小松田は目をぱちくりしている。
「これですか、所謂男装というやつです」
「こうでもしないと外出許可が貰えなかったので……」
仙蔵は学園長から貰った外出許可証を出して説明した。
「あ~~なるほど~~
最近曲者が入り込んで危険ですもんね~」
その曲者は誰が入れたんだ!!!とその場にいる全員が突っこみたくなった。
小松田にいってらっしゃーいと手を振られながら一行は町へと出発した。
「今のところ、怪しい人いないよね?」
伊作は小声で仙蔵に聞く。
「ああ、着いてくる者はいないな
とは言え町に着いてからからが本番だが」
「はーー!!!
久しぶりの町だ!!!
ナンパするぞ!!」
小平太はどうやらナンパが目的だったようだ。
「おい、小平太護衛も忘れるなよ」
文次郎が釘を差す。
「分かってるってーー」
「ねぇ、さっきからよ……
何か妙に視線感じねぇか?」
留三郎が声を落として言う。
それはあきらも感じていた。
でも、曲者とは違うことは分かっていた。
何故なら……。
全て女性陣からの視線だったからだ。
男装がバレてるなら、男女関係なく見ているはずだが、こちらを見ているのは女性なのだ。
「これは……!」
「ああ、間違いない」
「もしかして……!!」
伊作、仙蔵、小平太は何かに気付いたようだ。
「ついにモテ期が来たって事だね!!!」
「ついに我々もモテ期が……!!」
「ああ……長かった……!!」
残りの3人は微妙な顔をしている。
「何だその顔は!文次郎!
見ろ!行く先々の女性陣の目がこちらに向いているのを!!
これをモテ期と呼ばずにどうする!」
「いやあ、だから普通にくの一が狙ってるんじゃないかと思って……」
文次郎は困っている。
「あっ!ねえ、若い女子の集団がこっちに向かって来るよ!!」
慌てて全員は身だしなみを整えた。
それをあきらは死んだ目で見ていた。
(身だしなみは整えるのか……)