第二章
夢小説設定
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3年ろ組の富松作兵衛は非常に困っていた。
理由は留三郎とあきらが今現在仲違いしているからである。
当初あきらは留三郎に謝ったのだがそれでも留三郎が無視するので小さく舌打ちしたところ、留三郎に聞こえてしまいそこから口喧嘩に発展して、この有り様である。
(やっと通常の委員会活動が戻ってきたと
す思ってたら……
食満先輩も名前先輩も最低限しか喋らないし、常にギスギスしてる……気まずい…………)
作兵衛は胃が痛くなった。
(どうにか、二人の関係を元にしないと……!
ああ……でも、どうしたらいいんだろう……)
「……べえ……作兵衛!」
うんうん悩んでいた作兵衛は留三郎の一喝によりはっと気が付いた。
「すすす、すみません!食満先輩!
少しボーっとしていました……」
留三郎はしっかりしろよと言うと、手裏剣が入った箱を渡した。
「作兵衛、手裏剣の点検も含めて整備頼む……
そこにいるあいつにも声をかけといてくれ」
じゃ、俺は穴埋めしてくるからと留三郎は長屋の方に向かっていった。
作兵衛は1年と一緒に壁の修補をしていた
あきらに声をかけた。
「名前先輩、そこはもう1年にも任せていいんで、こっちやりましょう」
あきらは頷きしんべえたちに気を付けてねと声をかけた。
作兵衛は作業をしながらあきらに聞いた。
「あきら先輩、食満先輩の事このままでいいんですか?」
そう問うと、あきらの作業している手がピタリと止まった。
確かにこのまま同じ状況が続くのは嫌だと
思った。留三郎からあんな表情を向けられると思うと、心が軋む。
だけど……。
あんなに嫌われてしまったらもう何をしても
同じではないかと思ってしまうのだ。
「そりゃ、前みたいに話せたらなって思う
けど……
もう軽蔑されてるんじゃないかな」
顔を暗くしたあきらの手を作兵衛がそっと
握った。
「そんなことはありません
俺、分かるんです、食満先輩は決してあきら
先輩の事が嫌いになったわけではないと思うんです
ただ、どこかタイミングを逃しただけで……」
「作兵衛……ありがとう
元気付けてくれて
作兵衛はいつだって優しいね」
あきらは作兵衛の頭を撫でるとたちまち作兵衛の顔が赤くなった。
「い、いえっ!これくらい!
用具委員として当たり前の事をしただけです!」
さっ、続きをしましょう!と促した。
一方、六年長屋で作業していた留三郎は伊作に呼び止められた。
「何だ?伊作?」
伊作は決心してあることを伝えた。
「あきらちゃんの事なんだけど」
あきらの文字が出ると留三郎は踵を返そうとするのを伊作は慌ててひき止めた。
「留三郎、このままでいいの??
こんなギクシャクしたままで
話すタイミングを逃しちゃったから、
話せないだけだよね?
それだったら僕が協力するから……」
伊作は協力しようとしたが、留三郎に遮られた。
「別にいいだろ!!
何だよ、仲良くしたら天女にほだされてるとか言ってた癖に!!
俺がどう接しようが関係ねえだろ!!」
留三郎はそのまま吐き捨てると逃げてしまった。
理由は留三郎とあきらが今現在仲違いしているからである。
当初あきらは留三郎に謝ったのだがそれでも留三郎が無視するので小さく舌打ちしたところ、留三郎に聞こえてしまいそこから口喧嘩に発展して、この有り様である。
(やっと通常の委員会活動が戻ってきたと
す思ってたら……
食満先輩も名前先輩も最低限しか喋らないし、常にギスギスしてる……気まずい…………)
作兵衛は胃が痛くなった。
(どうにか、二人の関係を元にしないと……!
ああ……でも、どうしたらいいんだろう……)
「……べえ……作兵衛!」
うんうん悩んでいた作兵衛は留三郎の一喝によりはっと気が付いた。
「すすす、すみません!食満先輩!
少しボーっとしていました……」
留三郎はしっかりしろよと言うと、手裏剣が入った箱を渡した。
「作兵衛、手裏剣の点検も含めて整備頼む……
そこにいるあいつにも声をかけといてくれ」
じゃ、俺は穴埋めしてくるからと留三郎は長屋の方に向かっていった。
作兵衛は1年と一緒に壁の修補をしていた
あきらに声をかけた。
「名前先輩、そこはもう1年にも任せていいんで、こっちやりましょう」
あきらは頷きしんべえたちに気を付けてねと声をかけた。
作兵衛は作業をしながらあきらに聞いた。
「あきら先輩、食満先輩の事このままでいいんですか?」
そう問うと、あきらの作業している手がピタリと止まった。
確かにこのまま同じ状況が続くのは嫌だと
思った。留三郎からあんな表情を向けられると思うと、心が軋む。
だけど……。
あんなに嫌われてしまったらもう何をしても
同じではないかと思ってしまうのだ。
「そりゃ、前みたいに話せたらなって思う
けど……
もう軽蔑されてるんじゃないかな」
顔を暗くしたあきらの手を作兵衛がそっと
握った。
「そんなことはありません
俺、分かるんです、食満先輩は決してあきら
先輩の事が嫌いになったわけではないと思うんです
ただ、どこかタイミングを逃しただけで……」
「作兵衛……ありがとう
元気付けてくれて
作兵衛はいつだって優しいね」
あきらは作兵衛の頭を撫でるとたちまち作兵衛の顔が赤くなった。
「い、いえっ!これくらい!
用具委員として当たり前の事をしただけです!」
さっ、続きをしましょう!と促した。
一方、六年長屋で作業していた留三郎は伊作に呼び止められた。
「何だ?伊作?」
伊作は決心してあることを伝えた。
「あきらちゃんの事なんだけど」
あきらの文字が出ると留三郎は踵を返そうとするのを伊作は慌ててひき止めた。
「留三郎、このままでいいの??
こんなギクシャクしたままで
話すタイミングを逃しちゃったから、
話せないだけだよね?
それだったら僕が協力するから……」
伊作は協力しようとしたが、留三郎に遮られた。
「別にいいだろ!!
何だよ、仲良くしたら天女にほだされてるとか言ってた癖に!!
俺がどう接しようが関係ねえだろ!!」
留三郎はそのまま吐き捨てると逃げてしまった。