過去編
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「小平太ああああ!!!!」
また七松先輩が塀を壊した。
何度も見た光景を目の前にして作兵衛は溜め息をついた。
いつもと同じように留三郎が怒り小平太はへらへらとしている。
平謝りしている滝夜叉丸を横目に作兵衛はもういいですから、と言って
修復に当たろうとしたのだが。
その時小平太が周りを見渡した。
「なんか一人足らないなーーと思ったらあきらか」
ふむふむと納得した様子の小平太に対し用具委員会は凍りついた。
「……!!!
こ、この度は塀を壊してしまってすみませんでした!!
ほ、ほら、七松先輩邪魔になりますから!!!」
早く向こうにと滝夜叉丸に急かされ小平太は長屋の奥に追いやられてしまった。
「なんだ、急に」
「七松先輩が名前出すからですよ!!
名前出した途端空気が変わったの気づかなかったんですか!?」
「空気???」
てんで分かっていない小平太に滝夜叉丸は溜め息をついた。
ともかくあそこから引き離して正解だった。
あのままだったら恐らく余計な事を言っただろう。
「滝夜叉丸、私は本心で言っただけだぞ
別に掘り起こそうとしてたわけじゃない
本当にあの面々の中にあきらが居ないのだと思って言っただけだ」
「七松先輩……
悪気がないのは分かってました
ですが……時期というものが」
「まぁ、下級生は酷だろう
だが上級生はそうはいかん」
七松の険しい表情に気付き滝夜叉丸は口をつぐんだ。
「七松先輩は……発破をかけたのですか?」
「あのままでは忍者失格、だ
己を自ら奮い立たせないと意味がない
あとは……留三郎次第だ」
また七松先輩が塀を壊した。
何度も見た光景を目の前にして作兵衛は溜め息をついた。
いつもと同じように留三郎が怒り小平太はへらへらとしている。
平謝りしている滝夜叉丸を横目に作兵衛はもういいですから、と言って
修復に当たろうとしたのだが。
その時小平太が周りを見渡した。
「なんか一人足らないなーーと思ったらあきらか」
ふむふむと納得した様子の小平太に対し用具委員会は凍りついた。
「……!!!
こ、この度は塀を壊してしまってすみませんでした!!
ほ、ほら、七松先輩邪魔になりますから!!!」
早く向こうにと滝夜叉丸に急かされ小平太は長屋の奥に追いやられてしまった。
「なんだ、急に」
「七松先輩が名前出すからですよ!!
名前出した途端空気が変わったの気づかなかったんですか!?」
「空気???」
てんで分かっていない小平太に滝夜叉丸は溜め息をついた。
ともかくあそこから引き離して正解だった。
あのままだったら恐らく余計な事を言っただろう。
「滝夜叉丸、私は本心で言っただけだぞ
別に掘り起こそうとしてたわけじゃない
本当にあの面々の中にあきらが居ないのだと思って言っただけだ」
「七松先輩……
悪気がないのは分かってました
ですが……時期というものが」
「まぁ、下級生は酷だろう
だが上級生はそうはいかん」
七松の険しい表情に気付き滝夜叉丸は口をつぐんだ。
「七松先輩は……発破をかけたのですか?」
「あのままでは忍者失格、だ
己を自ら奮い立たせないと意味がない
あとは……留三郎次第だ」