一章
夢小説設定
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一方あきらは保健室で手当てを受けていた。
「あきらちゃん怪我した左手見せて」
伊作が言った通りにあきらは左手を広げて
見せた。
「苦無を握ったせいで裂けちゃってるね……消毒するから痛いと思うけど、ちょっと我慢してね」
伊作は手当てをしながらあきらに苦言を言った。
「さっき、苦無をとっさに掴んだ行為はとても危険な事だと思うんだ」
「………………」
「もちろん、あの時はああするしかなかったっていうのは分かる、でも、僕は、もっと自分の事を大切にしてほしい
まだ知り合ってそんな経たないけど……」
「……分かった、出来る限りそうしてみる」
「それなら良いんだけど……」
伊作は包帯を巻いて、言った。
「よし、これで消毒と固定終わりっと……
完治するまでしばらく動かさないこと、
あ!委員会も禁止だからね」
口を酸っぱくして言う伊作にあきらはハイハイと返事をして、保健室から出ていった。
(あきらが出ていくと屋根裏から仙蔵が出てきた。
「曲者は?どう対処するって?」
「とある城から派遣された忍者だと自ら吐いたぞ、ただ直接上と契約を結んでいないから、
自分にはどうする事も出来ないと言っていたな
曲者にはご丁寧に帰ってもらうとして、より
警備を強める…との事だ」
「警備か…具体的には?」
伊作が聞き返すと、仙蔵は首を横にふった。
「今現時点ではわからんが先生方が対策を
練っているらしい」
「そう……」と返事した伊作だったが、何かを気にしているようだった。
「………あきらのことか」
仙蔵がポツリと言った。
「…うん…、僕は留三郎みたいにあの子に惚れてる…とかではないんだけど………
危険な目には会って欲しくないと思うんだ
でも、仙蔵が思ってる事も理解出来るよ
仙蔵?」
「………すまんが、時間をくれ」
仙蔵も悩み始めているらしい。
それは多分忍術学園全体で広がりつつあった。
そう、今までの天女とは違うかもしれない。
そのような事になっているとは知らないあきらは与えられた自室で月を眺めていた。
(さて、綾部に頼まれたものの、明確に案が浮かばないな………どうしたもんか………)
「あきらちゃん怪我した左手見せて」
伊作が言った通りにあきらは左手を広げて
見せた。
「苦無を握ったせいで裂けちゃってるね……消毒するから痛いと思うけど、ちょっと我慢してね」
伊作は手当てをしながらあきらに苦言を言った。
「さっき、苦無をとっさに掴んだ行為はとても危険な事だと思うんだ」
「………………」
「もちろん、あの時はああするしかなかったっていうのは分かる、でも、僕は、もっと自分の事を大切にしてほしい
まだ知り合ってそんな経たないけど……」
「……分かった、出来る限りそうしてみる」
「それなら良いんだけど……」
伊作は包帯を巻いて、言った。
「よし、これで消毒と固定終わりっと……
完治するまでしばらく動かさないこと、
あ!委員会も禁止だからね」
口を酸っぱくして言う伊作にあきらはハイハイと返事をして、保健室から出ていった。
(あきらが出ていくと屋根裏から仙蔵が出てきた。
「曲者は?どう対処するって?」
「とある城から派遣された忍者だと自ら吐いたぞ、ただ直接上と契約を結んでいないから、
自分にはどうする事も出来ないと言っていたな
曲者にはご丁寧に帰ってもらうとして、より
警備を強める…との事だ」
「警備か…具体的には?」
伊作が聞き返すと、仙蔵は首を横にふった。
「今現時点ではわからんが先生方が対策を
練っているらしい」
「そう……」と返事した伊作だったが、何かを気にしているようだった。
「………あきらのことか」
仙蔵がポツリと言った。
「…うん…、僕は留三郎みたいにあの子に惚れてる…とかではないんだけど………
危険な目には会って欲しくないと思うんだ
でも、仙蔵が思ってる事も理解出来るよ
仙蔵?」
「………すまんが、時間をくれ」
仙蔵も悩み始めているらしい。
それは多分忍術学園全体で広がりつつあった。
そう、今までの天女とは違うかもしれない。
そのような事になっているとは知らないあきらは与えられた自室で月を眺めていた。
(さて、綾部に頼まれたものの、明確に案が浮かばないな………どうしたもんか………)