一章
夢小説設定
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(やられた……!!)
あきらは歯ぎしりをし、しんべえと喜三太を人質している曲者を睨んだ。
(あの時、二人を一瞬でも離れさせていなければ…!!)
「噂を聞いて来たらまぁ、べっぴんさんじゃねぇか」
「おう、事務員がちょろくてラッキーだったな、サインすれば簡単に入れるなんて思わなかったぜ」
「おい!目的は何だ!!」
留三郎が問いかけると曲者の一人が答えた。
「天女様だよ、天女様は特別な力をお持ちの様だからなあ」
曲者二人は小刀をしんべえ、喜三太の喉に当て答えた。
あきらの奪取が目的のようだ。
あきらが動こうとすると、留三郎が止め小声で耳打ちした。
「待て、二人が心配なのは分かるが一般人に何が出来る?既に乱太郎に助けを呼びに行かせたすぐに助けが…」
しかしあきらは留三郎の制止に耳をかさず、曲者に近づいた。
「おい!!なにやってんだ!!」
「助けが来るまで待ってらんない
人質交換してもらえないか交渉してくる」
留三郎はあきらの手を掴んだ。
「お前が人質になってどうする!」
あきらは留三郎を手をふりほどいた。
「…大丈夫、死ぬつもりも敵に捕まるつもりもない、策ならあるから留三郎は他の子をお願い」
「あきら……」
力強い目で訴えられ留三郎は言葉に詰まった。
「っっ、分かった」
(忍具も前世で鍛えた身体能力もない
私に出来るのは……)
「お願いします、私が目的ならそちらに行きますから!二人はどうか離してください!」
あきらが曲者に交渉すると二人は目を合わせて相談した。
「おい、天女自らこっちに来てくれるってよ」
「でもよ、こんな簡単に人質離していいのか?」
「まぁ、天女自ら来てくれるなら手間が省けるしな
天女なんて世間知らずのお嬢様って聞いてるから、今度は天女を人質に取って逃げりゃいい、そう簡単に忍術学園側も手出し出来ねえだろ」
「よし!!その交渉乗ったぜ」
曲者はしんべえと喜三太を離した。
離された二人は慌てて留三郎のいる方に走った。
「さーて、天女様、行こうか」
曲者達はニヤニヤしながらあきらに近づいた。
(忍たまどもからは距離があるから俺らをどうこうするのには間に合わねえ
今回の仕事は以外に楽に終わったな!)
しんべえと喜三太が解放されると同時に他の上級生達が駆けつけた。
「何故、もうしんべえと喜三太が解放されている…!?おい!留三郎!あれでは天女が連れ去られてしまうではないか!」
「俺も待つべきだと言ったんだが、まるで聞かなくてな…それに何やら策があるらしい」
「策……?天女の持つ特別な力の事か」
皆固唾を飲み、あきらが立っている方向を見た。
あきらは歯ぎしりをし、しんべえと喜三太を人質している曲者を睨んだ。
(あの時、二人を一瞬でも離れさせていなければ…!!)
「噂を聞いて来たらまぁ、べっぴんさんじゃねぇか」
「おう、事務員がちょろくてラッキーだったな、サインすれば簡単に入れるなんて思わなかったぜ」
「おい!目的は何だ!!」
留三郎が問いかけると曲者の一人が答えた。
「天女様だよ、天女様は特別な力をお持ちの様だからなあ」
曲者二人は小刀をしんべえ、喜三太の喉に当て答えた。
あきらの奪取が目的のようだ。
あきらが動こうとすると、留三郎が止め小声で耳打ちした。
「待て、二人が心配なのは分かるが一般人に何が出来る?既に乱太郎に助けを呼びに行かせたすぐに助けが…」
しかしあきらは留三郎の制止に耳をかさず、曲者に近づいた。
「おい!!なにやってんだ!!」
「助けが来るまで待ってらんない
人質交換してもらえないか交渉してくる」
留三郎はあきらの手を掴んだ。
「お前が人質になってどうする!」
あきらは留三郎を手をふりほどいた。
「…大丈夫、死ぬつもりも敵に捕まるつもりもない、策ならあるから留三郎は他の子をお願い」
「あきら……」
力強い目で訴えられ留三郎は言葉に詰まった。
「っっ、分かった」
(忍具も前世で鍛えた身体能力もない
私に出来るのは……)
「お願いします、私が目的ならそちらに行きますから!二人はどうか離してください!」
あきらが曲者に交渉すると二人は目を合わせて相談した。
「おい、天女自らこっちに来てくれるってよ」
「でもよ、こんな簡単に人質離していいのか?」
「まぁ、天女自ら来てくれるなら手間が省けるしな
天女なんて世間知らずのお嬢様って聞いてるから、今度は天女を人質に取って逃げりゃいい、そう簡単に忍術学園側も手出し出来ねえだろ」
「よし!!その交渉乗ったぜ」
曲者はしんべえと喜三太を離した。
離された二人は慌てて留三郎のいる方に走った。
「さーて、天女様、行こうか」
曲者達はニヤニヤしながらあきらに近づいた。
(忍たまどもからは距離があるから俺らをどうこうするのには間に合わねえ
今回の仕事は以外に楽に終わったな!)
しんべえと喜三太が解放されると同時に他の上級生達が駆けつけた。
「何故、もうしんべえと喜三太が解放されている…!?おい!留三郎!あれでは天女が連れ去られてしまうではないか!」
「俺も待つべきだと言ったんだが、まるで聞かなくてな…それに何やら策があるらしい」
「策……?天女の持つ特別な力の事か」
皆固唾を飲み、あきらが立っている方向を見た。