一章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あれ?食満くんと…あきらさんどうかしましたかぁ?」
「小松田さん伊作は外出してますか?」
留三郎が聞くと、小松田は
「善法寺くん??いえ、外出届は受け取ってませんよー、ほら出門表にサインしてもらってないので外出してる事はないと思います」と答えた。
留三郎は小松田に礼を言い、その場を後にした。
「外出してない…?じゃあ伊作は…?」
混乱する留三郎にあきらは考えた。
「あと、伊作が落ちそうな所はない?」
「いや、だいたい落ちそうな所はもう埋めて……ひょっとしたら…」
「あ!!留三郎!」
「伊作、よりによってここかよ…」
伊作は自分の部屋の手前の落とし穴に落ちてしたのだ。
流石に部屋から一歩先で伊作が落とし穴にハマってるなど予想がつかなかった留三郎は、思わず苦笑いした。
「こんな所に落とし穴に作るやつもやつだが、もう少し用心してくれ……」
「すまない、留三郎……
でも、廊下で滑った先に落とし穴があるなんて予想がつかないじゃないか」
伊作は困ったように言う。
「それもそうだな……」
と言いながら留三郎は伊作を救出しようとしていた。
そのやり取りを見ながらあきらは
(ああやって巻き込まれ不運が発動して留三郎が落とし穴に落ちるんだよね……)
と思いながら、様子を見守っていると
「よし、あと少しだ……ああああああ!!」
何故かロープが千切れてしまい、伊作が留三郎の服を掴み、留三郎も
落ちてしまった。
「いってぇ……」
「すまない留三郎……」と伊作が謝る。
「気にすんな、同室じゃないか……
これくらい平気だ」
「でも、僕らを引き上げる人が居なくなってしまった……どうしよう」
「予備のロープはあるんだがな…そういやあきら連れて来てたんだった、おーい!!!」
(えっっ、天女と一緒??)
伊作の困惑した様子には気付かず留三郎は大声であきらを呼んだ。
「何?」
「誰か作兵衛でもいい、呼んできてくれないか?引っ張り上げてくれるやつがいないと落とし穴から出られないんだ」
留三郎がそうお願いするとあきらは予備のロープがあるのを発見した。
「でも、もう日が暮れるし私が引っ張り上げる」
(はあ!?女のくせに何言ってんだ!?)
留三郎が驚いてる間にあきらは近くの柱にロープをくくりつけて、自分の力だけではないが実際に伊作と留三郎を落とし穴から救出させたのだ。
ちなみにまた落ちるといけないので留三郎が最後に出たのだが、こちらに手を差し伸べるあきらが一瞬誰かと重なった気がした。
(誰かって誰だ?)
「小松田さん伊作は外出してますか?」
留三郎が聞くと、小松田は
「善法寺くん??いえ、外出届は受け取ってませんよー、ほら出門表にサインしてもらってないので外出してる事はないと思います」と答えた。
留三郎は小松田に礼を言い、その場を後にした。
「外出してない…?じゃあ伊作は…?」
混乱する留三郎にあきらは考えた。
「あと、伊作が落ちそうな所はない?」
「いや、だいたい落ちそうな所はもう埋めて……ひょっとしたら…」
「あ!!留三郎!」
「伊作、よりによってここかよ…」
伊作は自分の部屋の手前の落とし穴に落ちてしたのだ。
流石に部屋から一歩先で伊作が落とし穴にハマってるなど予想がつかなかった留三郎は、思わず苦笑いした。
「こんな所に落とし穴に作るやつもやつだが、もう少し用心してくれ……」
「すまない、留三郎……
でも、廊下で滑った先に落とし穴があるなんて予想がつかないじゃないか」
伊作は困ったように言う。
「それもそうだな……」
と言いながら留三郎は伊作を救出しようとしていた。
そのやり取りを見ながらあきらは
(ああやって巻き込まれ不運が発動して留三郎が落とし穴に落ちるんだよね……)
と思いながら、様子を見守っていると
「よし、あと少しだ……ああああああ!!」
何故かロープが千切れてしまい、伊作が留三郎の服を掴み、留三郎も
落ちてしまった。
「いってぇ……」
「すまない留三郎……」と伊作が謝る。
「気にすんな、同室じゃないか……
これくらい平気だ」
「でも、僕らを引き上げる人が居なくなってしまった……どうしよう」
「予備のロープはあるんだがな…そういやあきら連れて来てたんだった、おーい!!!」
(えっっ、天女と一緒??)
伊作の困惑した様子には気付かず留三郎は大声であきらを呼んだ。
「何?」
「誰か作兵衛でもいい、呼んできてくれないか?引っ張り上げてくれるやつがいないと落とし穴から出られないんだ」
留三郎がそうお願いするとあきらは予備のロープがあるのを発見した。
「でも、もう日が暮れるし私が引っ張り上げる」
(はあ!?女のくせに何言ってんだ!?)
留三郎が驚いてる間にあきらは近くの柱にロープをくくりつけて、自分の力だけではないが実際に伊作と留三郎を落とし穴から救出させたのだ。
ちなみにまた落ちるといけないので留三郎が最後に出たのだが、こちらに手を差し伸べるあきらが一瞬誰かと重なった気がした。
(誰かって誰だ?)