一章
夢小説設定
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あきらは、留三郎にもらった髪紐を見ながら前世の時にもらった頃を思い返していた。
あきらは用具倉庫で備品の整理をしていた。
「そろそろ留三郎達が実習から戻ってくる頃かな…」
そう呟くとさっそく戻ってきた留三郎が見えた。
「お疲れさま、実習どうだった?」
あきらが聞くと留三郎は目をそらした。
「あ、あぁ、無事に済んだ」
「そういえば、何の実習か聞いてないけど、何の実習だったの?」
あきらは留三郎に聞いたが留三郎はそれについては話さず、話を変えた。
「いや、まぁ…なんつーか、あれだあれいつものやつだよ」
(………答えになってない……)
「そ、それはそうと実習の帰りについでに町に寄ったんだけどよ、こ、これお前にやる」
留三郎はあきらに綺麗な箱を渡した。
「えーと、何これ?」
「い、いいから早く開けろよ」
物珍しかった事から留三郎の顔が赤くなっていることに、あきらは気付かなかった。
あきらは箱を開けるとそこには髪紐があった。
「と、留三郎、これ髪紐?」
蒼色のきれいな女人用の髪紐だ。
きれいだけど…
「ん、おう。いやたまたま見つけてお前に似合いそうだから買ってきた。べ、別にお前に気があるとかそうゆうじゃねーから
あきらにはいつも世話なってるし、その礼だよ」
「あー、そうゆうことね、別にいいのに…」
(気がない、か…まぁ、そうだよね…)
「ありがとう、留三郎。私ずっと大事にするから」
この思いがかなわぬ事だとしてもこの贈り物は本当に嬉しくて。
ずっと身に付けていようと思ったのだ。いつまでも。
あきらは用具倉庫で備品の整理をしていた。
「そろそろ留三郎達が実習から戻ってくる頃かな…」
そう呟くとさっそく戻ってきた留三郎が見えた。
「お疲れさま、実習どうだった?」
あきらが聞くと留三郎は目をそらした。
「あ、あぁ、無事に済んだ」
「そういえば、何の実習か聞いてないけど、何の実習だったの?」
あきらは留三郎に聞いたが留三郎はそれについては話さず、話を変えた。
「いや、まぁ…なんつーか、あれだあれいつものやつだよ」
(………答えになってない……)
「そ、それはそうと実習の帰りについでに町に寄ったんだけどよ、こ、これお前にやる」
留三郎はあきらに綺麗な箱を渡した。
「えーと、何これ?」
「い、いいから早く開けろよ」
物珍しかった事から留三郎の顔が赤くなっていることに、あきらは気付かなかった。
あきらは箱を開けるとそこには髪紐があった。
「と、留三郎、これ髪紐?」
蒼色のきれいな女人用の髪紐だ。
きれいだけど…
「ん、おう。いやたまたま見つけてお前に似合いそうだから買ってきた。べ、別にお前に気があるとかそうゆうじゃねーから
あきらにはいつも世話なってるし、その礼だよ」
「あー、そうゆうことね、別にいいのに…」
(気がない、か…まぁ、そうだよね…)
「ありがとう、留三郎。私ずっと大事にするから」
この思いがかなわぬ事だとしてもこの贈り物は本当に嬉しくて。
ずっと身に付けていようと思ったのだ。いつまでも。