短編夢
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あきらは石に躓き思いっきり派手にすっこんろだ。
「おいおい、派手に転んだな?
怪我してねぇか……?」
からかいつつ様子を伺った千空はあきら
の異変に気付く。
「っ、ごめん、何か入った?かも?」
手で目を擦ろうとした手を慌てて千空が掴む。
「待て、擦るな!!」
異物が入ったせいかあきらの目からは大粒の玉が溢れている。
「ちょっと顔見せろ」
ぐいっとあきらの顎を持ち上げ顔を近づけて瞳の状態を見る。
(ち、近い、近い)
「…………」
千空は無言のまま目を細く狭めて
瞳を見る。
至近距離で見つめられているせいか
あきらの顔が朱に染まる。
いや、全くいい雰囲気ではないんだけど、
こう……口が触れられそうな距離だと恥ずかしい。
このまま、キスなんてされたらどうしようか。
「まあ、このくらいだったら水で洗い流すとして……」
すっと顎から手を離される。
そして、千空の促されるまま近くの川で目を洗い再び先程と同じように観察される。
「何とか取れたようだが……」
「ったく、眼球は代えが効かねえんだから気を付けやがれ……」
はあ、と溜め息をつかれる。
「ごめん……心配してくれてありがとう」
仲間だもんね、とつけると千空は眉を寄せた。
「…まあな」
そんな、理由ではないのだ。
純粋に心配する気持ちもあるが。
あきらの視界に自分が映らないようになったら嫌だと思った。
もし。
俺だけ見ろ、何て言ったら。
(あいつはどういう顔をするんだろうな)