短編夢
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「えええ~~~~ジーマーで!?!?」
ないわーと驚愕した幻に杠と琥珀が同意した。
「これはないでしょ」
「あり得ないよね」
「ハッ、男の風上にも置けんな」
3人からことごとく駄目出しをされているが、厳密に言えばその対象は
あきらではない。
あきらの彼氏である千空に向けた言葉だ。
杠と琥珀に付き合いたてのあれこれを聞かれていたのだが、現状を伝えたところあり得ないと絶叫しそれをたまたま廊下で通りかかった幻を二人が捕まえたのが数分前だ。
「もう一回聞くけど……付き合ってるんだよね?」
「うん」
「デート……した?」
ふるふると首を振るあきら。
「まぁ……もしかしたら付き合って1ヶ月!にもなるけど、予定が合わずにデートで出来ないカップルもいるかもしれないよねぇ」
「ちなみにデート出来ない理由とは何だ?」
「実験だってさ」
「………………………………」
4人の間に沈黙が流れた。
「何か今どうしても完成させたいのがあるって言っててまぁ、
いいかなって」
「言い訳なかろう!!」
バンバンと机を叩く琥珀。
琥珀の力で壊れないか心配だ。
「じゃあ、下校は?」
「なくもないけど……
でも、大樹とかと帰ってる日が多いかな」
そもそも部活の時間帯合わない事多いし、とあきらはあまり気にしていない様子だ。
「ちなみに聞くけどさー」
もう聞く前から答えは決まっているようなもんだが、そこは一応聞いとかねばなるまい。
「キスは?」
「ない」
「じゃあ、ハグ」
「なし」
「流石に手……を繋いだ事はあるよね?」
「記憶にない」
全部ないではないか。
いや、もう予想してたけども。
「んーと、もういっかい聞くけど
あきらちゃんと千空ちゃんは……
付き合ってるんだよね?恋人なんだよね?」
「うん」
恋人らしい事を一切していない様な気がするが、それは果たして
付き合っている、と言えるのだろうか。
「えっと、確かあきらちゃんから告白したんだよね?」
約1ヶ月、告白してOKされたとあきらから聞いた時に杠も祝福した事は記憶に新しい。
「あーでも、そういえば……
千空から付き合ってもいいとは聞いたけど、私が好きだとは言われてなかったや」
「はあーーーーー!?!?」
驚きの告白に3人はまたもやすっとんきょうな声を上げたのが教室に響いた。