カラスバ夢
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「あわわわわ」
「ごちゃごちゃ言わんではよ登ってこい!!!!」
連なる人間タワーに私は顔を真っ青にして上を見上げた。
上からはサビ組のカラスバからの怒号が降りかかってくる。
もたもたせんとさっさとせぇ!と再度発破がかかり私はハシゴとなったサビ組の一番下に立っている人の服を掴んだ。
せっかくのご厚意なのだ、配慮に習いさっさと登らないと……と思うも私には一つの懸念点があった。
それは私が高所恐怖症ということだ。
今まではしごというはしごから極力さけてきたのに人間ハシゴなんて物に登らないとなんて…………!
想像するだけで手足が震えてしまうが、ミアレの未来がかかっている以上何としても登らなければならない。
覚悟して登り始めたのだが………………
「あっ」
つるっと手が滑った。
「……………………しゃあない、さっきのはうっかりミスとして目瞑ったるわ」
私が滑って落ちたことで人間ハシゴは作り直しということになった。
なんせ積み上がってる人間の数が段違いだ、積み上がれば積み上がるほど下の人間に負荷がいく。
組体操の用に負荷が分散されているわけでもない、時間をかければかけるほど、回数を重ねるほどに耐久時間が減っていくのは目に見えていた。
ならば体力が持つ間にさっさと登ってほしいのがカラスバとしての願いだが思惑とは真逆になるとはカラスバ自身も想像していなかった――――
「お前何度目やねん!!!何度落ちたら気が済むんや!!!ええかげんにせぇ!!!」
「だ、だってぇ!!!!怖いんです!!登れば登るほど!!地面が遠くなって!震えが止まらなくなるんです!!」
「歯でも唇でも食いしばりながらきりきり登らんかい!!!こっちはごっつ重いのに耐えながら我慢してるんやぞ!!!!!この気持ちお前に分かるんか!?!?」
「え、でもカラスバさんって一番上ですよね??
一番苦労してるみたいな顔ですけど…………皆さんの中で一番楽なんじゃ?」
「こっちにはこっちの苦労があるんじゃ!黙らっしゃい!」
「ひいいいい!!!!」
「泡吹くな!!!!はぁーーー何で俺はこんな奴なんかに………………(ブツブツ)」
負けたのがそんなに気に食わないのだろうか、カラスバは顔を真っ赤にしてこっちを睨んでくる。
睨まないでほしい、ただでさえ怖いのが増幅されてしまうではないか。
カラスバはなおも怒号を聞かせてくる、私は怖い顔の人がなおかつ声が大きい人が大の苦手なのだ。
怖くて怖くて堪らなくて………………目にじわりと涙が浮かびふっと全てが暗闇の中に落ちた。
目が覚めると私はソファに横たわっていた。
起き上がると罰が悪そうにしているカラスバがソファに背を向けて立っていた。
ずっと見守ってくれていたのだろうか、この不器用な行動が私を狂わせる。
苦手なはずなのに、そうなのかそうじゃないのかよく分からなくなってくる。
「あーーーー、なんや、余計怖がらせてすまん……
会った時からビビりなのは承知しとるんやけどつい頭がかーーっとなってしまって…………」
「カラスバさん…………」
「さっきは悪かった、お前しかおらへんのや
ここを登ってもらう以外にないんやろ、せやからもうちょい頑張ってくれ、俺も頑張るからな」
「…………」
コクリと頷いて決意を抱くとカラスバはほっと胸を撫で下ろした。
ようやく本気で取り組んでくれるらしいと思った矢先。
「カラスバさんは何を頑張るんですか?」
「お前もっぺんしばいたろか」
「ごちゃごちゃ言わんではよ登ってこい!!!!」
連なる人間タワーに私は顔を真っ青にして上を見上げた。
上からはサビ組のカラスバからの怒号が降りかかってくる。
もたもたせんとさっさとせぇ!と再度発破がかかり私はハシゴとなったサビ組の一番下に立っている人の服を掴んだ。
せっかくのご厚意なのだ、配慮に習いさっさと登らないと……と思うも私には一つの懸念点があった。
それは私が高所恐怖症ということだ。
今まではしごというはしごから極力さけてきたのに人間ハシゴなんて物に登らないとなんて…………!
想像するだけで手足が震えてしまうが、ミアレの未来がかかっている以上何としても登らなければならない。
覚悟して登り始めたのだが………………
「あっ」
つるっと手が滑った。
「……………………しゃあない、さっきのはうっかりミスとして目瞑ったるわ」
私が滑って落ちたことで人間ハシゴは作り直しということになった。
なんせ積み上がってる人間の数が段違いだ、積み上がれば積み上がるほど下の人間に負荷がいく。
組体操の用に負荷が分散されているわけでもない、時間をかければかけるほど、回数を重ねるほどに耐久時間が減っていくのは目に見えていた。
ならば体力が持つ間にさっさと登ってほしいのがカラスバとしての願いだが思惑とは真逆になるとはカラスバ自身も想像していなかった――――
「お前何度目やねん!!!何度落ちたら気が済むんや!!!ええかげんにせぇ!!!」
「だ、だってぇ!!!!怖いんです!!登れば登るほど!!地面が遠くなって!震えが止まらなくなるんです!!」
「歯でも唇でも食いしばりながらきりきり登らんかい!!!こっちはごっつ重いのに耐えながら我慢してるんやぞ!!!!!この気持ちお前に分かるんか!?!?」
「え、でもカラスバさんって一番上ですよね??
一番苦労してるみたいな顔ですけど…………皆さんの中で一番楽なんじゃ?」
「こっちにはこっちの苦労があるんじゃ!黙らっしゃい!」
「ひいいいい!!!!」
「泡吹くな!!!!はぁーーー何で俺はこんな奴なんかに………………(ブツブツ)」
負けたのがそんなに気に食わないのだろうか、カラスバは顔を真っ赤にしてこっちを睨んでくる。
睨まないでほしい、ただでさえ怖いのが増幅されてしまうではないか。
カラスバはなおも怒号を聞かせてくる、私は怖い顔の人がなおかつ声が大きい人が大の苦手なのだ。
怖くて怖くて堪らなくて………………目にじわりと涙が浮かびふっと全てが暗闇の中に落ちた。
目が覚めると私はソファに横たわっていた。
起き上がると罰が悪そうにしているカラスバがソファに背を向けて立っていた。
ずっと見守ってくれていたのだろうか、この不器用な行動が私を狂わせる。
苦手なはずなのに、そうなのかそうじゃないのかよく分からなくなってくる。
「あーーーー、なんや、余計怖がらせてすまん……
会った時からビビりなのは承知しとるんやけどつい頭がかーーっとなってしまって…………」
「カラスバさん…………」
「さっきは悪かった、お前しかおらへんのや
ここを登ってもらう以外にないんやろ、せやからもうちょい頑張ってくれ、俺も頑張るからな」
「…………」
コクリと頷いて決意を抱くとカラスバはほっと胸を撫で下ろした。
ようやく本気で取り組んでくれるらしいと思った矢先。
「カラスバさんは何を頑張るんですか?」
「お前もっぺんしばいたろか」
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