凶一郎の婚約者さん
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皮下のアジトを襲撃する計画が纏まりつつあった。
予定日時は約2週間後、皮下他タンポポ壊滅に向け作戦名「夜桜前線」がスタートする。
確実に敵を捕らえる為各々英気を養うことになったのだが…………
喫茶ヒナギクにて中学同級生三人で集まっていた凶一郎の元にパタパタと慌てた様子であきらが店に入ってきた。
「ごめん、電車遅れてて……」
というとりんが痺れを切らしていた。
凶一郎、りん、聖司は鋼蜘蛛を編み込んでいて器用に編み込む凶一郎だがりんは手がもっさもっさに糸で埋もれており聖司に至っては大出血している。
「あ、鋼蜘蛛編んでるの?私もやるー」
「お前は駄目だ、触るな」
凶一郎に拒否られ、あきらはしゅん…………と落ち込んだ。
昔から何度お願いしても手伝わせて貰えない。
いつも理由もなしに断られるのがオチだ。
しょぼんと肩を落とすあきらに凶一郎は続ける。
「万が一指が切れたらどうする
お前は刀を持つ手が命だろう」
「ごめんなさい……」
そんな二人にりんと聖司は顔を見合わせやれやれとため息をついた。
(傷つくのが嫌だと素直に言えばいいのにな)
(ったくめんどくせー男だな)
「どうぞ」
「ありがとう、わぁ良い香り……ね、凶一郎もそう思わない?」
「ダークスイートの方が遥かにいい香りだが?」
もみじから紅茶を受け取り飲むと温かい紅茶が体に染み渡る。
「美味しい…………あ、凶一郎もいる?」
「………………いや、やめておこう」
凶一郎は紅茶のカップの淵を見つめ視線を横にずらした。
その理由が分からないあきらはそっかーと言い紅茶を飲み干す。
(いい年して間接キスが恥ずかしいってどう思う?)
(俺に聞かれてもな)
「おい、そこの二人何ヒソヒソ話してる」
「「やべ」」
凶一郎の意識が二人に向き争いをし始めようとしたところ、後ろからあきらがあ、と小さく声をもらし振り向くとあきらが鋼蜘蛛の糸に触っていて指先から血が出ていた。
昔から触らせて貰えないためどう扱えばいいのか分からず突っ走ったところ過って指を切ってしまったらしい。
「!?おい!触るなと言っただろう……!!
血が出てるじゃないか!!」
「ちょ、ちょっと切っただけだよ……」
「ちょっとじゃない!指がとれたらどうするんだ!!!」
「ひぃんっ、ごめんなさい……」
凶一郎はガミガミと怒る。
怒りの矛先が別へと向かい争いは避けられたものの…………
「どーする?仲裁するか?」
「そうだな、怒るのはいいがあいつあきらが泣きそうなの気づいてねぇぞ」
なんとかりんと聖司の宥め(?)により説教は終わったものの凶一郎はまだ怒っている。
帰宅しても凶一郎の部屋に連れてこられたもののそっぽをむいたままこっちを見てくれない。
「その……凶一郎……ごめんなさい」
「…………何がだ?」
「えっと勝手に鋼蜘蛛を触ったこと……」
「お前謝ればいいと思っていないか?」
凶一郎の言葉にぎくりと体を固まらせる。
確かに自分は後先も考えずについ謝ってしまう。
「え、えっと…………そ、そんなことないよ?」
「…………どうやら反省していないみたいだな……?」
凶一郎は目を見据え、あきらは思わず後ずさる
「そんな奴には罰を与えねばな」
「ば、罰…………?」
「指を出せ」
拒否は許さないと凶一郎の目が語っているのでしぶしぶ怪我した方の手を出した。
指先には絆創膏が貼られていて凶一郎はそれを剥がした。
鋭利な鋼蜘蛛で傷ついてしまった傷口は完全には癒えてなく僅かに血が滲んでいる。
「いいか、これからあることをするが
失神したりするなよ、失神したら何がなんでも起こして続けるからな」
「は、はい……」
そう返事をすると凶一郎はよしといい膝をついてあきらの指を舐めた。
「!?!?!?」
あきらの指を凶一郎の舌が這う。
ちゅ、と傷口を吸われて元々痛みはあまり感じないので痛くはないが変な気分になる。
「あ、あの…………!!分かった!!もうしないから!!!」
と訴えかけても凶一郎はやめてくれなかった。
ねっとりと指を舐められ声が出そうになりあきらは口元を押さえる。
凶一郎はあえて羞恥心を増す為にわざと大きなリップ音を立て傷口にキスをする。
顔も体も熱くて気を失ってしまいまいそう…………
ああでも何が何でも起こすと言われたな……とぐるぐる頭が混乱する中あきらは凶一郎の罰が終わるのを必死に待っていた。
「っっ」
幻聴だろうかこころなしか凶一郎の息も荒い気がする。
このまま永遠に辱めが続くのかと思った時ようやく凶一郎が指を離してくれた。
そして唾液のついた指をハンカチで拭き取る。
「…………これでわかったか??」
こくこくこくと頷くと凶一郎はならいいと立ち上がろうとして立ち上がれなかった。
「凶一郎?」
「…………あきら何も聞かずに今すぐ自分の部屋に帰ってくれ、頼む」
「?よく分かんないけど…………分かった」
あきらもまださっきの羞恥が抜けきれず凶一郎を直視出来ない。
そそくさと出ていってくれたあきらに凶一郎は安堵する。
彼女が照れ屋で助かった、もし万が一視線がこっちに向かってたらバレてしたであろう…………と固くなった下半身を見てそう思ったのだった。
予定日時は約2週間後、皮下他タンポポ壊滅に向け作戦名「夜桜前線」がスタートする。
確実に敵を捕らえる為各々英気を養うことになったのだが…………
喫茶ヒナギクにて中学同級生三人で集まっていた凶一郎の元にパタパタと慌てた様子であきらが店に入ってきた。
「ごめん、電車遅れてて……」
というとりんが痺れを切らしていた。
凶一郎、りん、聖司は鋼蜘蛛を編み込んでいて器用に編み込む凶一郎だがりんは手がもっさもっさに糸で埋もれており聖司に至っては大出血している。
「あ、鋼蜘蛛編んでるの?私もやるー」
「お前は駄目だ、触るな」
凶一郎に拒否られ、あきらはしゅん…………と落ち込んだ。
昔から何度お願いしても手伝わせて貰えない。
いつも理由もなしに断られるのがオチだ。
しょぼんと肩を落とすあきらに凶一郎は続ける。
「万が一指が切れたらどうする
お前は刀を持つ手が命だろう」
「ごめんなさい……」
そんな二人にりんと聖司は顔を見合わせやれやれとため息をついた。
(傷つくのが嫌だと素直に言えばいいのにな)
(ったくめんどくせー男だな)
「どうぞ」
「ありがとう、わぁ良い香り……ね、凶一郎もそう思わない?」
「ダークスイートの方が遥かにいい香りだが?」
もみじから紅茶を受け取り飲むと温かい紅茶が体に染み渡る。
「美味しい…………あ、凶一郎もいる?」
「………………いや、やめておこう」
凶一郎は紅茶のカップの淵を見つめ視線を横にずらした。
その理由が分からないあきらはそっかーと言い紅茶を飲み干す。
(いい年して間接キスが恥ずかしいってどう思う?)
(俺に聞かれてもな)
「おい、そこの二人何ヒソヒソ話してる」
「「やべ」」
凶一郎の意識が二人に向き争いをし始めようとしたところ、後ろからあきらがあ、と小さく声をもらし振り向くとあきらが鋼蜘蛛の糸に触っていて指先から血が出ていた。
昔から触らせて貰えないためどう扱えばいいのか分からず突っ走ったところ過って指を切ってしまったらしい。
「!?おい!触るなと言っただろう……!!
血が出てるじゃないか!!」
「ちょ、ちょっと切っただけだよ……」
「ちょっとじゃない!指がとれたらどうするんだ!!!」
「ひぃんっ、ごめんなさい……」
凶一郎はガミガミと怒る。
怒りの矛先が別へと向かい争いは避けられたものの…………
「どーする?仲裁するか?」
「そうだな、怒るのはいいがあいつあきらが泣きそうなの気づいてねぇぞ」
なんとかりんと聖司の宥め(?)により説教は終わったものの凶一郎はまだ怒っている。
帰宅しても凶一郎の部屋に連れてこられたもののそっぽをむいたままこっちを見てくれない。
「その……凶一郎……ごめんなさい」
「…………何がだ?」
「えっと勝手に鋼蜘蛛を触ったこと……」
「お前謝ればいいと思っていないか?」
凶一郎の言葉にぎくりと体を固まらせる。
確かに自分は後先も考えずについ謝ってしまう。
「え、えっと…………そ、そんなことないよ?」
「…………どうやら反省していないみたいだな……?」
凶一郎は目を見据え、あきらは思わず後ずさる
「そんな奴には罰を与えねばな」
「ば、罰…………?」
「指を出せ」
拒否は許さないと凶一郎の目が語っているのでしぶしぶ怪我した方の手を出した。
指先には絆創膏が貼られていて凶一郎はそれを剥がした。
鋭利な鋼蜘蛛で傷ついてしまった傷口は完全には癒えてなく僅かに血が滲んでいる。
「いいか、これからあることをするが
失神したりするなよ、失神したら何がなんでも起こして続けるからな」
「は、はい……」
そう返事をすると凶一郎はよしといい膝をついてあきらの指を舐めた。
「!?!?!?」
あきらの指を凶一郎の舌が這う。
ちゅ、と傷口を吸われて元々痛みはあまり感じないので痛くはないが変な気分になる。
「あ、あの…………!!分かった!!もうしないから!!!」
と訴えかけても凶一郎はやめてくれなかった。
ねっとりと指を舐められ声が出そうになりあきらは口元を押さえる。
凶一郎はあえて羞恥心を増す為にわざと大きなリップ音を立て傷口にキスをする。
顔も体も熱くて気を失ってしまいまいそう…………
ああでも何が何でも起こすと言われたな……とぐるぐる頭が混乱する中あきらは凶一郎の罰が終わるのを必死に待っていた。
「っっ」
幻聴だろうかこころなしか凶一郎の息も荒い気がする。
このまま永遠に辱めが続くのかと思った時ようやく凶一郎が指を離してくれた。
そして唾液のついた指をハンカチで拭き取る。
「…………これでわかったか??」
こくこくこくと頷くと凶一郎はならいいと立ち上がろうとして立ち上がれなかった。
「凶一郎?」
「…………あきら何も聞かずに今すぐ自分の部屋に帰ってくれ、頼む」
「?よく分かんないけど…………分かった」
あきらもまださっきの羞恥が抜けきれず凶一郎を直視出来ない。
そそくさと出ていってくれたあきらに凶一郎は安堵する。
彼女が照れ屋で助かった、もし万が一視線がこっちに向かってたらバレてしたであろう…………と固くなった下半身を見てそう思ったのだった。
