居候パロ
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このまま玄関で話しこんでもしょうがないと千空はあきらをとりあえず家に上げた。
「あーーそこら辺座っとけ」
促されあきらはテーブル近くの椅子に腰をかける。
「ありがとう」
千空にお茶を出されたあきらは礼を言った。
千空も自分の湯呑みに茶を煎れ飲むのを見てあきらも茶を啜った。
どうしてこうなってしまったのか。
千空は頭を抱えたくなる衝動を無理やり押さえ込んだ。
突然父親から電話が来たと思ったら居候を頼まれ玄関を開いたら
同じクラスメイトの女子が立っているなどとんでもない事になった。
(どこのラノベだ……)
知り合いにでも知られたら質問責めに合うに違いない。
そもそも自分の父親もあきらの両親も何の疑問も抱かなかった事に
異を唱えたい。
「普通自分の娘を男と同居させるか……?」
将来娘が出来るなど想像も出来ないが、流石にそんな事はさせないだろう。
「……何かごめん」
どうやら口に出ていたらしい。
「悪ぃ、つーかてめえも被害者だろ
謝る必要はねぇ」
もう既に荷物も運んで終わってしまったし引っ越しは終了している。
両親も既に海外に飛んでしまっている。
「はあ、どうのこうの言っててもしょうがねぇな、居候以外の選択肢はない以上受け入れろってか……」
「いいの?本当に」
申し訳なさそうなあきらに千空は条件があると言った。
「この居候の件だが……
誰にも知られたくねぇ、いいか」
お馴染みや、クラスメイトなどなど……
こんな事がバレてしまっては大事になるに違いない。
というか、なる、絶対に。
特に琥珀、幻、銀狼当たりは間違いなく、
からかうだろう。
「周囲にバレないように……ね
うん、私も賛成
下手に噂されちゃ敵わないし」
あきらもクラスメイトにバレるのは避けたいらしく条件を素直に呑んだ。
「じゃあ、決まりだな」
「うん、これからよろしく」
あきらからすっと手が出され改めて握手をした。