居候パロ
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「は???」
父である百夜と電話していた千空はすっとんきょうな声を上げた。
「わりい、知り合いの子を居候させてくれって聞こえたような気がしたんだが
聞き間違いだよな??」
しかし、スマホから聞こえてきた返答は意とは反するものだった。
「すまん、いきなりで悪いが…もうほぼ決まってるんだ」
おい、既に決まってるだと…。
知らないやつと暮らすなどたまったもんじゃあない。
話によると大学時代の旧友の子供が千空の通う高校に現在通っているらしいのだが両親が急に海外転勤となったのだが。
高校を変えるわけにもいかず一人日本に残る選択を取ったらしい。
しかし、このご時世一人暮らしをさせるのがどうにも不安だというので、百夜がうちに居候させてはどうかと提案したのだ。
(つっても宇宙飛行士の訓練中の百夜も海外行ってるから俺も一人暮らしみてーなもんだがな…)
「まあ、名前を聞いたところ男みてーだから気にする事ないだろ?
じゃあ、父さん、訓練あるからまた今度な!!」
急に電話を切られた千空は密かに舌打ちした。
(まあ、女子じゃにだけましか……)
もし女子だとしたら知り合いに知られたらなんと言われるか分からない。
知られたら最後、とことんからかわれるだろう。
電話があってから一時間が経った頃、チャイムが鳴った。
(もうかよ)
恐らく百夜が言っていたやつが来たのだろう。
千空は玄関に出てドアを開けると。
「どうも」
そこにいたのは同じクラスの五十嵐あきらだった。
「??????」
あきらとは確かにクラスメイトだが入学以来一回も話した事はない。
突然話した事もない女子が訪れた事に千空は事態をまだ把握していなかった。
「五十嵐だったか、何のようだ?」
聞かれたあきらは言っている意味が分からないと首を傾げた。
「…てっきり話通ってるもんだと思ってたけどまだ聞いてない?居候の話」
千空は思わずビシッと凍り付いた。
(おい、今、こいつ、何て言った? 居候だと…???)
聞いていたやつは男だったはずだ、そしてあきらはどう見ても女子だ。
(そういや…確かこいつの名前ーーー、あーくそ、そういう事かよ…)
千空は原因が分かった。
百夜は恐らく性別の確認をしていなかったのに違いない。
「あきら」という名前は男でも女でも使われる名前だ。
そこが余計に話をややこしくしたのだろう。
何てこった、自分が女子と暮らす日が来ようとは。
全く予想にもしてなかった事態が起こり千空は確認をしなかった百夜に対し憤りを感じたのだったーーー。
父である百夜と電話していた千空はすっとんきょうな声を上げた。
「わりい、知り合いの子を居候させてくれって聞こえたような気がしたんだが
聞き間違いだよな??」
しかし、スマホから聞こえてきた返答は意とは反するものだった。
「すまん、いきなりで悪いが…もうほぼ決まってるんだ」
おい、既に決まってるだと…。
知らないやつと暮らすなどたまったもんじゃあない。
話によると大学時代の旧友の子供が千空の通う高校に現在通っているらしいのだが両親が急に海外転勤となったのだが。
高校を変えるわけにもいかず一人日本に残る選択を取ったらしい。
しかし、このご時世一人暮らしをさせるのがどうにも不安だというので、百夜がうちに居候させてはどうかと提案したのだ。
(つっても宇宙飛行士の訓練中の百夜も海外行ってるから俺も一人暮らしみてーなもんだがな…)
「まあ、名前を聞いたところ男みてーだから気にする事ないだろ?
じゃあ、父さん、訓練あるからまた今度な!!」
急に電話を切られた千空は密かに舌打ちした。
(まあ、女子じゃにだけましか……)
もし女子だとしたら知り合いに知られたらなんと言われるか分からない。
知られたら最後、とことんからかわれるだろう。
電話があってから一時間が経った頃、チャイムが鳴った。
(もうかよ)
恐らく百夜が言っていたやつが来たのだろう。
千空は玄関に出てドアを開けると。
「どうも」
そこにいたのは同じクラスの五十嵐あきらだった。
「??????」
あきらとは確かにクラスメイトだが入学以来一回も話した事はない。
突然話した事もない女子が訪れた事に千空は事態をまだ把握していなかった。
「五十嵐だったか、何のようだ?」
聞かれたあきらは言っている意味が分からないと首を傾げた。
「…てっきり話通ってるもんだと思ってたけどまだ聞いてない?居候の話」
千空は思わずビシッと凍り付いた。
(おい、今、こいつ、何て言った? 居候だと…???)
聞いていたやつは男だったはずだ、そしてあきらはどう見ても女子だ。
(そういや…確かこいつの名前ーーー、あーくそ、そういう事かよ…)
千空は原因が分かった。
百夜は恐らく性別の確認をしていなかったのに違いない。
「あきら」という名前は男でも女でも使われる名前だ。
そこが余計に話をややこしくしたのだろう。
何てこった、自分が女子と暮らす日が来ようとは。
全く予想にもしてなかった事態が起こり千空は確認をしなかった百夜に対し憤りを感じたのだったーーー。
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